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2025.05.17

ノンフィクション読了 フェルマーの最終定理

「フェルマーの最終定理」(S.シン)を読了。Kindle版。

暗号解読を読んだ流れでこちらも読んでみたけれど、面白かった。

過去から現代までの数学をめぐる物語がまず面白いし、ワイルズによる証明も突然現れた天才が思いつきで証明を完成させた、というような単純な話ではなく、谷山・志村予想をはじめとするフェルマー以後の数学者の積み上げた理論や定理を駆使したもので、実はフェルマーは本当の証明を持ってはいなかったのではないか、というような話。

フェルマーの最終定理(新潮文庫) Kindle版


2025.05.01

SF本読了 ミネルヴァ計画

「ミネルヴァ計画」(J.P.ホーガン)を読了。Kindle版。

巨人たちの星シリーズ3部作+内なる宇宙で完結したシリーズに、まさかの続編ということで、星を継ぐものから久々にシリーズを通して再読。本書も楽しむことができた。ホーガンのデビュー作がシリーズ1作目で、最晩年にそれを完結させるという素晴らしさ。

晩年のホーガンは陰謀論とかトンデモに傾倒してしまったという話で心配していたものの、本書はあまりそういう部分は目立たず、うまくハントたちの物語を完結させてくれて感謝。マルチヴァースのいろいろは強引なところもあるけれど、それを言ったらシリーズ全体がかなりご都合主義でもあるので、純粋に楽しめばいいと思う。

ゾラックのファンとしては、最後に最大の見せ場があったので喜ばしい。あまり悲壮感なく描いてくれて良かったかな。詳しく描かれたら泣いてしまうと思う。

ミネルヴァ計画 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫) Kindle版


2025.04.30

Webアプリ日替わり通信術(公開後4年)

Webアプリ日替わり通信術練習(モールス受信)を公開して4年になる。

2024年9月期、および2025年3月期の総通試験ではアプリユーザーからの合格の報告は頂いていない(2025年4月末時点)。一方でドネーションは頂くことがあり、ありがたい限り。

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Webアプリのアクセスログによる推定利用者数は昨年度より微増という感じ。「一総通 モールス受信 アプリ」などのキーワードで検索すると、当アプリ、または当アプリユーザーの合格受験記が上位に表示される状態なので、受験を考えている方には漏らさずリーチできていると思うんだけど、それでもこの程度の利用者数にとどまっている状況が、この資格の特殊性を物語っている。

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この1年のアップデートはバグフィックスのみで、機能の追加などはしていない。今となってはヤボったいUIも、機能としては必要十分だと考えていて、開発当初の思想「ページを開いて最短・最小限の手間で受信練習を開始できること」を重視している。

過去の日替わり問題もすでに3年半分(1200日分以上)の蓄積があり、これから利用を始めるユーザーは過去問題のランダムボタンを押すことで、和文・欧文平文、欧文暗文それぞれ1200×2通=各2400通以上の電文を練習可能となっている。これはぶっ続けで流しても600時間に相当する量。何事も継続しているといつの間にかすごいところに到達するものだ。

今後の予定としては、機能に影響のない範囲で、欧文暗文を使った暗号解読コンテストなんて面白いかも、と思っている。ただまあ受験者はそんなもの求めていないと思うので、卒業生向けのお遊び機能にはなるかな。


2025.04.29

アマチュア無線(ALL JAコンテスト2025)

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地域クラブのCWオペレータで参加。私は日曜日の朝8時から、かんなさんは12時頃から合流。結局今回もCWクラブのメンバーのみで、電信2波かな。

夜中の1.9、3.5MHzはOMさんにお任せしたけれど、局数はあまり伸びず。一人で夜通しやるのはさすがに無理がある。私は8時に到着して、CTESTWINのPCキーイングの設定作業から。パソコンが前回から変わっているため、インターフェース(SCU-17)の仮想comポートドライバのインストールから。設定はメモってあったのでどうにかなったけれど、時間がかかってしまった。本当にスコアを狙うつもりならコンテスト開始前に設定しておくべき。電信クラブの場合はローカルコンテストが多いので手打ち+メモリーキーヤーで頑張っているけれど、メジャーコンテストで手打ちのみは正直集中力が厳しい。

30分ほど7MHzの呼び回りで耳慣らしをしてから、空いている場所を見つけてCQ。最初の1時間ほどは良いペースで呼ばれて80局/時間ペース。ただすぐにコンディションが落ちてしまって、あとは1エリアの局か、たまにコンディションが上がって他のエリアがポツポツという感じ。

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かんなさんが合流してからは交代でCQを出し続けたけれど、15時頃まで結局コンディションが再度上がることはなかったように思う。

休憩を挟みつつ、16時頃からは3.5MHz。オープンしたのは18時頃からで、かんなさんが混信に苦しみながら頑張っていた。300Hzのルーフィングフィルターでも切れないくらいの近接でCQが被ってきて、ナローフィルタで100Hzまで絞ってなんとか、という感じ。踏ん張ってCQを出し続けて、なんとか被ってきた局があきらめてくれた。かんなさんの場合、この過密バンドで一度周波数を手放してしまうとCQを出すスキマを見つけることができなくなってしまうので、この辺の駆け引きが難しい。

コンディションがイマイチだったことで、局数としては伸びなかったし、地域クラブとして新規のコンテスト参加メンバーの啓発もできなかったけれど、まあ電信メンバーとしてはそれなりに楽しめたかな。

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2025.04.26

映画鑑賞 劇場版名探偵コナン 隻眼の残像

公開3日後の月曜日午後の上映で、386席のスクリーンが空席80%ほどとガラガラ。平日ならこんなものかな。人間ドックで会社を休んだのでその休みを活用して観ることができた。

最近続いている実在地(長野)舞台のストーリー。今後はこのパターンが多いのかな。ガルパンのようにウチの施設も壊してくれ、みたいな感じになっていくんだろうか。

そして珍しい小五郎さんマジメ活躍回。普段の描かれ方がダメおやじすぎて不憫なので、たまには今回のように活躍させてあげてほしい。ただ今回本当に活躍したのは長野県警の刑事さんたちで、コナンくんもあまり推理らしい推理ってしなかったのでは。

テレビ版をぜんぜん観られていないので、安室さんの声優交代後の声は初めて聞いた。ベテランの方が引き継いでくれたのは良かったと思うけれど、ガンダム回的な掛け合いが見られなくなるのはやっぱり残念かな。

参考リンク:劇場版名探偵コナン公式サイト


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