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2024.11.09
「地球儀のスライス」(森博嗣)を再読了。Kindle版。
Vシリーズの重要な短編が含まれていることもあって、再読したいと思っていたもの。Kindle版を追加購入した。
シリーズの短編はもちろん良いんだけど、シリーズ外のお話だと、小鳥の恩返し、僕は秋子に借りがある、あたりが好み。
そして2007年の初読時にはうかつにも気付かなかったけれど、「僕に似た人」はS&Mでしたね。
【収録作品】
- 小鳥の恩返し
- 片方のピアス
- 素敵な日記
- 僕に似た人
- 石塔の屋根飾り
- マン島の蒸気鉄道
- 有限要素魔法
- 河童
- 気さくなお人形、19歳
- 僕は秋子に借りがある
2024.11.01
「七十四秒の旋律と孤独」(久永実木彦)を読了。Kindle版。
デビュー作品集とのことだけど、面白かったし、好みの展開。
長い長い年月を経て語られる物語というのが自分の好みなのかも。順列都市やディアスポラも、森博嗣さんの一連の作品もそう。
2024.10.19
地域クラブのCWオペレータで参加。隠岐島出張から帰ってきたのがコンテスト初日の土曜日で、さすがに疲れたので初日は他のメンバーに任せて休養。
日曜日の朝8時頃から14MHzと7MHz、夕方からは3.5MHzを担当。今年はかんなさんが親戚対応のため不参加で、私も12時から15時までその親戚会食のため抜けさせていただいた。
CWクラブのいつものメンバーがフル参加できないということで、SSBのメンバーや、CWビギナーの局が練習がてら頑張ってくれて、これはこれでクラブとしては良かったと思う。どうせガチ参加しているクラブ局には勝てないわけだし。
ピークは朝10時代の7MHzかな。3局くらいのパイルが何度もあってかなりのハイペース。何度も書いているけれど、呼んでもパイルで他局をピックアップされてしまってなかなか取ってもらえないことが多い、という場合は、リグのオートゼロインをやめて、フィルタで切れない範囲で周波数をズラして呼んでくれると取りやすい。呼ぶのがうまい局は絶妙にズラして呼んできて、QRMがあっても一発コピーできる。
14MHzもちょこちょこやって、夕方復帰して以降は7MHzを続けながら3.5MHzの様子を伺う。16時半頃からは3.5MHzに移動してラストまで。いまいちコンディションは上がらなかった感じ。
今回は参加時間も短く、事前の調整時間も取れなかったためPCキーイングは設定できず。パドルも常置場所備え付けのシングルレバー(バイブロプレックス)、ダブルレバー(ベンチャー)を使った。ヘッドフォンだけは自分のを使ったけれど、マルチオペでCQを途切れさせないためには誰のパドルでも使えるようにしておかないといけない。
交信局数は昨年の70%止まり。ただ上に書いたように他のメンバーの経験値アップができたことで、クラブ局としては良かったと思う。
2024.10.14
「白亜紀往事」(劉慈欣)を読了。Kindle版。
老神介護で読んだ同名短編の長編版。ストーリーとしては同じで、ディテールが豊かになった。ちょっとした寓話的な短編だったのが、少し豊かな表現になった感じ。
「恐竜絶滅のナゾ解きもの」というSFジャンルもけっこうな作品数がありそうだけどどうなんだろう。
2024.10.05
「歌う船[完全版]」(A.マキャフリイ)を読了。Kindle版。
昨年アンソロジーでシリーズの一編「還る船」を読んで、シリーズが気になっているけれど電書化されていない、と書いたけれど、タイミングよくKindle版が出た。しかも後に追加された2編を加えた完全版。これはありがたい。
面白かったし、かなり好みの展開。いわゆるサイボーグものだけれど、初版1969年ということを考えると、現在いろいろとあるサイボーグもののほとんどに影響を及ぼした聖典みたいな位置付けかもしれない。
シリーズの続編だと思っていた「〜船」の作品群は、マキャフリイではなく共作者による同一世界の物語ということみたい。ただこれらも2024年現在まだ電書化はされていない。読んでみたい気はする。