最新の記事
2025.10.04
「ウは宇宙ヤバイのウ![新版]」(宮澤伊織)を読了。Kindle版。
元は2013年に他出版社から出たラノベだそうで、ハヤカワで復刊を機に電書化、続編も出たという経緯とのこと。
面白かった。しばらく前から書いていることだけど、若い頃は「ラノベなんて」という気持ちがあって、ハードSFばかり探して読んでいたものだけど、不思議なもので歳と共に小説でもアニメでもライトなものが楽しめるようになってきた。
2025.09.28
アマチュア無線(XPO記念と愛・地球博記念コンテスト2025)
今年も電信クラブで参加。メジャーコンテストで上位入賞常連のコンテストクラブの方と会話する機会があって、XPOコンテストは出ますか?と聞いたら、ローカルコンテストに自分たちが出ると確実に優勝してしまい、他の人が楽しめなくなってしまう。だから出ない、とのこと。カッコいい...。
XPO記念コンテスト
開始時間の6時から師匠が3.5MHzを少し。私とかんなさんは8時頃から準備を開始。かんなさんが手首の不調でパドルをあまり叩けないので、USBIF4CWでPCキーイングの設定。クラブ常置場所でお借りしているパソコンがなぜかUSBIF4CWを認識せず、しばらくいろいろやってみたけれどつながらないため、持参した新しい(中古の)レッツノートを初実戦投入。
かんなさんはPCキーイングでハイバンドを担当。私はメモリキーヤー+パドル手打ちで7MHzを担当。どちらもコンディションはあまり上がらず、7MHzもそこそこ呼ばれるもののピークで30局/時間くらいのペース。
お昼に焼きそばとぶどうをごちそうになって、他の用事もあったので14時頃に早めに撤収。トップコンテスターには程遠いし、なんとなくそういうのを目指したいわけでもない。おしゃべりしながら楽しく電信を楽しめれば充分という気がしている。ただ、CQを出しながらおしゃべりして、呼ばれたら一発コピーするにはそれなりのスキルが必要なので、それを身に着けるのが楽しいとも言える。
XPOコンテストに参加しました
— かんな JH1CFW (@p_delta_v) September 15, 2025
TNX FB QSO!#ham#radio#xpoContest pic.twitter.com/e2bzACVqhU
愛・地球博記念コンテスト
早いもので愛知万博から20年。パビリオンの仕事は大変だったけれど、開幕前の会場に入ったり、出張で万博に行けたのは良い思い出。
夜中はローバンドを師匠にやってもらって、私はまた8時から7MHz。かんなさんは仕事。
XPOよりはコンディションも良く、軽くパイルになったりもした。重なって呼ばれた時も、何回かは聞き返さずに1局だけ選別してコピーすることに成功。これができると呼んでいる方も取る方も気分が良い。
ただ局数がそこまで多くないので、1時間半ほどで落ち着いてきて、あとはぽつぽつ。
12時までのコンテストなので、終了後は半年ぶりくらいにバイクでプチツーリング。師匠の改造ゴリラ(黄色ナンバー)をお借りして、今回はほとんどこれに乗らせてもらった。振動がすごいし、4速しかないし上り坂もちょっと苦しいけれど、何より足つきべったりだし、めちゃくちゃ軽いので取り回しの不安感がなくて最高だった。GSX-R125はやはり私だとちょっと足つきが悪いし、取り回しも重い。これでも軽いバイクだとは思うんだけど、もっとシートが低くて軽いバイクが良いなぁ。
コンテストの後は半年ぶりくらいにバイクに乗りました。今日は師匠のゴリラ(黄色ナンバー)を借りて走りましたが、足ベッタリ着いてめちゃくちゃ軽いのが最高でした。 pic.twitter.com/mhrjjVncWM
— ソウヘイ JH1CFV (@hsohei) September 23, 2025
2025.09.20
「時間移民」(劉慈欣)を読了。Kindle版。
円、流浪地球、老神介護に続く(日本での)第3短編集。古き良きSFショートショート的なお話があるかと思えば、ガッツリ惨たらしい描写の戦争モノがあったりと、いろいろ楽しめた。
好みとしては思索者、朝に道を聞かば、共存できない二つの祝日、天使時代、鏡、あたりかな。フィールズ・オブ・ゴールドは一番新しい作品とのことだけど、確かに良かった。
【収録作品】
- 時間移民
- 思索者
- 夢の海
- 歓喜の歌
- ミクロの果て
- 宇宙収縮
- 朝(あした)に道を聞かば
- 共存できない二つの祝日
- 全帯域電波妨害
- 天使時代
- 運命
- 鏡
- フィールズ・オブ・ゴールド
2025.09.13
中古Let's Noteその後(3年経過)とWindows10 EOL対応
中古のLet's Note(CF-SZ5)を購入して3年経った。Windows10のEOLまであと1か月ほどかな。
先日バッテリーの膨張に耐えかねて、メインPCのMacBookPro(2015)をMacBookAirに買い替えたばかり。MacBookAirは15インチだけど薄型軽量で、意外と持ち歩きできてしまうため、レッツノートを持ち歩く機会が減った。画面の広さ、キーボード、タッチパッドなどいずれもMBAの方が快適なので。
とはいえどうしてもWindows/MS Officeが必要な場面はあるし、アマチュア無線関係はすべてレッツノートでやっているので、なくすわけにはいかない。となるとEOL対応が必須になる。
後継機種の要件としては、やはりレッツノートの信頼性は絶大なので、レッツノートであることは必須かな。移動運用やカフェに持っていくことを考えると12インチで光学ドライブ無し、USB-C充電ができると便利かも。あとはWindows11がかなり重そうなのでメモリ16GBは欲しい。ストレージはアマチュア無線に使う分にはそれほど必要なくて、今どきは標準でも256GBは付いてきそうなので充分。あとはMS Officeが使えること、くらいかな。
というようなスペックをかんなさん(奥様)に伝えて中古を見繕ってもらおうとしたら、かんなさんは既に動いてくれていて、値引きされたタイミングで購入してくれていた。ありがたい。
購入したのはCF-SV8という12インチ光学ドライブなしの2019年モデルで、調べたら法人向けのWin10proプリインストールのもので、中古業者がWindows11proにアップデートして売っているみたい。CPUは第8世代のCore i5、メモリ16GB、ストレージ512GB、USB-CにMS Office付きと、要件以上の性能だった。これで値引き後4.2万円だそうなので素晴らしいコスパ。
アマチュア無線で使うアプリなどをインストールして、CTESTWINでUSBIF4CWも使えることを確認。最初デバイスマネージャーでCOMポートが出てこないので困ったけれど、CTESTWINのCWパラメータでUSBIF4CWを選択して、「USBIF4CWが接続されていないか〜」とメッセージは出ているけれど気にせずに「USBIF4CWのバージョン取得およびWPM設定をしない」をチェックしたら、何事もなくCW送出できた。
さくらVPS(AlmaLinux8)にログインするため、PowerShellでssh-keygenしてキーペアを作って、公開鍵を(すでにログイン可能なMacから)VPSに登録して、新レッツノートからもVPSにログイン可能になった。あとはRemote.itを入れて自宅ラズパイのメンテもできるようにする。ここまでやれば充分に無線+モバイル用途で実用になる。
Win11を公式にサポートするCPUとしては初期のものなので、何年実用になるかはわからないけれど、とりあえずWin10をEOL後に使い続ける後ろめたさがなくなっただけでも精神衛生上良い。相変わらず1kg切りで軽いしバッテリーの持ちを確認するためにも、しばらくは休日の持ち歩き用に使ってみたい。
2025.09.07
イベント参加についてはブログにほとんど書いていなかったけれど、ハムフェアへの参加は4回目。
初回(2019年)は一般参加で、かんなさんが一総通の対策音源の頒布目当てで行った。2023年からは県支部ブースのお手伝いとして出展者側でかんなさんと2人で参加するようになった。ただし土曜日の朝から15時頃までのスポットで。
今年は初めて2日間通して開会前から閉会後の片付けまで参加できた。
Xで参加していることを呟いたところ、日替わり通信術練習(モールス受信)ユーザーの方が何人かブースに来てくださり、アプリのおかげで一総通や国内電信級特殊無線技士に合格できましたとご挨拶を頂いたり、現在進行形で使っているとご報告を頂いた。ユーザから直接フィードバックを頂けるのはありがたいし、過分にお礼を言われて恐縮してしまった。
支部のご厚意で自作Scratchアプリの「モールス信号聞き取りゲーム」を展示して、来場者に遊んでもらうということを3年やっていて、今年も小学生からベテランOMさんまで遊んで頂くことができた。
自作系の展示や販売をされている方は同じだと思うけれど、ハムフェア会場で遊んでもらって、不具合や改善点が見えてきて、また改良したりアプリを作ろうというモチベーションに繋がる効果がある。
今回得た知見から次回までに改良したいのは以下の点。
- 見た目のとっつきやすさはそのままに、JavaScriptベースのWebアプリとして作り直したい。
- 関連して、欧文と和文の切り替えを簡単にできるようにする。
- 数字の追加
- ハイスコアランキング機能をつける。
- 長めのUSBケーブルまたはテーブルタップを持参する。
scratchのモールスアプリとしては世界一の完成度を誇ると自負しているけれど、scratchは原理的にネット接続が必須で、ハムフェア会場だとWiFiがなく、iPhoneのテザリングでつなぐんだけど、ブースから離れられないし、読込みに時間もかかる。お子様にも受け入れられやすい見た目は素晴らしいけれど、イベントで遊んでもらうならもっと軽い普通のWebアプリとして実装し直したいと思った。今なら生成AIのサポートを受けて移植もなんとかなるのでは、と考えている。
ブースの店番の合間に少し会場内を歩いたけれど、人気のブースは人だかりだし、メーカーのリグはそれほど興味がないので、何も買わなかった。もう少しいろいろなブースでお話をできたら良いと思うんだけど、無線でも電話はほとんどやらずに電信ばかりなので、何を話したら良いかよくわからない。もしかしたら自作アプリのチラシでも作ってCW関係のブースに営業して回れば良いのかもしれないけれど。
早速ChatGPTに協力してもらって、モールスききとりゲームのWebアプリ版を作ってみた。来年参加できそうならこれを遊んでもらおうかな。ChatGPTをはじめ生成AIはこの1年くらいでものすごく賢く使えるものになってきていて、もうコードをゼロからググりながら作るなんて時代には戻れない気がする。もちろんアプリの複雑さやプロンプトの書き方しだいで、一発で使えるアプリにはならないんだけど、「ここを直して」とか、「こう改良して」とかお願いすると根気よく直してくれる。2025年9月現在だと、無料プランでも長考モードが使えるようになっていて、これだとかなり「使える」と思う。