Harmless Weblog

2025年08月

受験記 第一級陸上無線技術士(一陸技) 後編

前編からの続き

法規勉強開始までのインターバル

さすがに7月期の試験まで6ヶ月あるので、すぐに法規の勉強を始めるには早すぎる。あまり早めに仕上げてしまうと本番までに忘れそうだし。一方で勉強の習慣が途切れてしまうと、再開時に苦労することが予想されるので、ちょうどかんなさんが勉強していた情報処理技術者(IPA)の試験を軽く勉強して、ゴールデンウィーク頃から法規の試験を再開する計画。

法規の勉強開始と7月期受験申込

IPAの試験を受けた2025年4月22日から法規の過去問を開始。購入してあった過去問集の法規は解説がないため、なぜその選択肢が適合・不適合なのかがぱっと見わからない。最初はいちいちネットで条文を検索したりしてチェックしていたけれど、何回分か進めていくうちに、他の試験回次で同じような問題で適合・不適合の組合せが変えてあるものがあり、比較してみるとどの部分が違っているのかがわかってくる。

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過去問の1周目、5-6回分の問題を見ていくと、それ以降はなんとなく回答できる問題も出てきて、このペースだと5月中には仕上がってしまい、7月の本番までに忘れてしまいそう。ペース調整を考えながら勉強しないと、と思い始める。

5月1日に7月期の試験を申し込み。工学Bの科目免除は1月期の受験番号を入力する。

試験1ヶ月前には過去問を3周まで完了。毎回80から100%の正答率だけど、苦手な問題は毎回間違ってしまう。工学と違って意味なく暗記しなくてはいけないので、覚えられないものはなかなか覚えられない。できれば過去問は100%近くまで正答率を上げて新問が出ても余裕を持って合格点としたいところ。繰り返し間違えるところはメモして覚えるようにする。

過去問を解くペースも上がってきた試験2週間前。過去問は4周まで完了。90〜99%。そろそろ仕上げの時期ということで、ここで初見の問題を追加。電波受験界のサイトから過去問と解答がダウンロードできるので、過去問集にない令和5年1月から令和7年1月の7回分。

初見の過去問の結果は82〜94%。さすがに未見の問題でわからないものもあるけれど、今まで解いてきた過去問集の知識で充分余裕を持って合格点が取れることが確認できた。

試験1週間前には過去問集は5周まで(95〜100%)、試験前日までには追加した過去問も3周回してほぼ100%まで仕上げた。やり込むほど回答に要する時間も短縮するので、勉強時間は平日30分、休日1時間ほど。

ここまでやると知識が飽和してきて、深読みして間違えてみたり、不安になってくるのでほどほどでやめておくのが良いかも。

試験前日から当日

今回も前日夕方から仙台に移動して前泊。法規の試験は13時からなので、会場近くのレイトチェックアウトのプランがあるホテル(ドーミーインExpress仙台広瀬通)を素泊まりで予約。

試験前日の晩ごはんは利休で牛タン定食を頂いた。夜は過去問の最近の回を解いて確認。

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試験当日は7時に近くのカフェヴェローチェでモーニングを食べて1時間ほど過去問。コンビニでお昼も買って、ホテルの部屋でギリギリまでノートに書いたメモを見たり、飽きてくるので仕事をしたりゴロゴロして過ごした。

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お昼は部屋でおにぎりとカップそばを食べて、12:30にチェックアウト。会場のハーネル仙台まで徒歩5分ほど。

法規試験当日(2025年7月期)

前回と同じ部屋で、受験番号は99番まで。空席が目立って、実際には30〜40人かな。私も前回はサボったので同様の人が多いのかも。女性は3人ほどだったと思う。

13時から試験開始。途中退室は13:45以降で可能。

まったくの初見問題はA問題で2問。真空管と偏波面の問題で、これはなんとなくこれかな、という選択肢を選んだ。A問題であと2問自信がないものがあり、B問題は小問で5つほど自信がない問題があったけれど、これらが全部不正解でも75%は取れるということで、まずは一安心。2回ほどマークミスなどを確認して13:45に退室。けっこう残っている人もいた。

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帰りの電車までは前回同様クリスロードのエクセルシオールカフェにお世話になった。仙台駅の周りはカフェが多くてそれぞれ席数も多くゆったりしていて快適。

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公式解答の結果で自己採点した結果は、97点(100点満点、60点以上で合格)と合格点。初見のA問題2問も正解で、B問題の小問を3問間違えた。この辺はどうしても苦手だったところなのでしょうがない。計画通り余裕を持って合格点が取れたので良かった。

合格発表

8月1日の朝7:40頃にメールで試験結果の通知が来ていて、無事に合格。必要事項に記入済み、写真貼り付け済みの免許申請用紙のExcelファイルがダウンロードできて、それを印刷して収入印紙1750円分を貼ってSASEと共に送った。

8月26日に免許証が到着。無線従事者免許は3枚目(3アマ、1アマ、一陸技)。

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一陸技受験を終えて

2024年9月から無線工学Bの勉強を開始して、1月期に工学Bのみ受験して科目合格、インターバルを開けて法規の勉強を2ヶ月やって7月に法規を受験して無事に合格することができた。無線工学の基礎と無線工学Aは保有資格(電気通信主任技術者(伝送交換))により免除された。

私はたまたま一陸技を意識しないままに伝送交換を事前に取っていたので2科目だけの受験で済んだ。最終的に一陸技を狙っている場合、伝送交換を取ってから一陸技に行くのか、いきなり一陸技の4科目に挑戦するのかは意見の分かれるところだと思う。伝送交換の受験記を読み返すと、新問の多さ(過去問比率の低さ)に驚いていて、そういう意味では一陸技の工学B、法規は過去問対策のみで合格できたので、基礎と工学Aも同様と考えれば、一陸技の一発受験でも良いかもしれない(実際にかんなさんはそのパターン)。ただ、一陸技試験は平日2日間なので、休みが取りづらい場合は私のように先に(週末試験の)伝送交換を取って、仕事を抜ける時間を最小化するという選択肢もアリかもしれない。

免除の効かない無線工学Bは結果的に過去問比率が高くて余裕だったけれど、覚える計算式や解法が多く、かなり時間をかけて対策が必要と感じた。それに対して法規は技術的に意味のない暗記がメインで、そういう意味での苦労はあるけれど、工学Bに比べれば出題パターンも決まっているし楽かな。人によっては一週間くらい過去問を回せば合格点というレベルかも。

Tips

最後に参考になりそうなコツなどを書いておきたい。

【無線工学B】

  • 最低限計算問題「以外」の過去問は確実に解答できるまで覚えること。時間のかかる計算問題も、図を見ただけで一瞬で解答できる問題も配点は同じなので、これを落とすのはもったいない。
  • 平行二線式給電線のインピーダンスを求める問題は、終端が短絡の場合がtan、開放の場合がcotと計算式が異なる。
  • 送信電力と伝送損の問題は、Pt = Pr - Gt - Gr + Γ[dB]のどこが穴埋めになっても答えられるようにする。

と、書いてみたけれど、語呂合わせなどで覚えられる項目は意外となく、地道に解き方を覚えた方が確実かも。

【法規】

  • B問題の適合・非適合問題は、適合の数が2or3個。例外が出る可能性もあるけれど、取り組んだ過去問の範囲、および今回の本番ではこの法則は守られていた。
  • B問題の穴埋めは2択問題・・・選択肢が1〜10まであるけれど、各小問には順番通りに2つの選択肢から選べば良い。例えばアの穴埋めには、選択肢①or②が必ず入り、イには③or④、という感じ。アに⑧が入るような問題は出ない。

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ブログ   2025/08/29   gena
タグ:資格

受験記 第一級陸上無線技術士(一陸技) 前編

令和7年1月期 結果【科目合格】
無線工学B 112点/125点

令和7年7月期 結果【合格】
法規 97点/100点

※無線工学の基礎、無線工学Aは保有資格により免除

受験のきっかけ

かんなさん(奥様)が一陸技を勉強・取得したのが2015年から2016年。私も同時期に電験3種を取得したけれど、一陸技は試験が平日2日間4科目ということで、休みの調整がしづらい職場に異動したこともあって、特に受験する予定はなかった。

そんなとき、久しぶりに会ったアマチュア無線関係の知り合いから、電気通信主任技術者(伝送交換)を持っていれば一陸技は2科目免除になりますからね〜、という話を聞いて、「え?そうなの?」とびっくり。知っている人には信じられないかもしれないけれど、かんなさんの付き合いで電気通信主任技術者(とオマケで工事担任者)を取ったものの、そんなメリット(一陸技の科目免除)があることは全然認識していなかった。

改めて調べると、一陸技の4科目のうち、無線工学の基礎と無線工学Aが免除になり、残りは無線工学Bと法規の2科目だけ受験すれば良いみたい。それなら試験は半年毎にあるし、1回に1科目ずつ受けるなら、休みも1日だけで済むしなんとかなるのでは、と考えた。タイミングの良い(?)ことに、バイクで転倒して休日バイクに乗るモチベーションも低下していたし、勉強を始めるには良い機会だと思って、過去問集を注文して勉強を開始。

無線工学Bの勉強開始から受験前まで

とりあえず難しそうな無線工学Bを先に受験して片付けてしまいたい。それにしても勉強が面倒そうな無線工学の基礎と無線工学Aが免除になるのは助かる。基礎の勉強って範囲が広くて過去問だけでは苦労しそうなので。

過去問集は令和2年11月期から令和4年7月期の10回分。コロナ禍の特別措置で11月期、7月期ともに2回ずつ試験があったようで、3年で10回分ということらしい。

一陸技 無線従事者国家試験問題解答集(令和2年11月期〜令和4年7月期) 単行本(ソフトカバー) – 2023/1/1 一般財団法人情報通信振興会 (編集)

まずはいつものように過去問を科目別に分冊、コンパクトにして持ち歩くところから。2025年1月の試験に向けて、9月中旬から勉強を開始。基本的な作戦はいつもと同じで、「過去問を完璧に解けるようにする。新問が4割出ても、過去問と類題が6割あれば合格点が取れる」。

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かんなさんは最初の一周目はとりあえず模範解答を見ながら一通り読み通すと仰っていたけれど、私は最初から自分で解いてみて、わからなければ解説を読んでメモしていくスタイル。この辺は人それぞれかと思う。

予想はしていたけれど、最初からまったくチンプンカンプンな問題が続く。得意分野の電力設備関係や情報系の問題がほとんど(まったく?)ないため、これは苦戦しそうだぞ、という雰囲気。とりあえずメモしながら過去問10回分を通してやるのに11月初旬までかかった。1ヶ月半くらい。

A問題の冒頭でいきなりマクスウェル方程式って、完全に初学者を追い返す気満々という感じ。ただ、我慢して過去問を回していくと、パターンが決まっていて暗記で割と簡単に答えられるようになる。

過去問2周目から解答を見ずにまずは解いてみて、解答解説を見て答え合わせをする。3週間ちょっとで10回分をクリア。平均点は80点/125点満点くらい。合格点は75点(60%)なので、ボーダーくらいか。2周目にしてはまあまあなのでは。

とにかく覚える必要のあるアンテナ関係の公式が多い。これも最初のうちはぜんぜん覚えられず苦戦したけれど、過去問を3周回す頃には、最低限必要な公式がだいたい絞られてきて、「この問題ならこの公式」というのがわかってくる。この辺りで暗記必須項目のメモを作成。メモは徐々に拡充していく。

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過去問3周目も3週間、平均85〜105点くらい。苦手な回次は点が伸びない。ここまでの勉強は、平日は会社の始業前や昼休みに30分〜40分くらい。土日は朝スタバで1時間、昼はかんなさんと一緒に快活クラブで2-3時間。快活クラブのオープンシート(カフェ席)は今回の一陸技受験から多用するようになった。これまではできるだけ長居できそうなカフェとか図書館を渡り歩いていた(2人とも自宅では気が散って勉強できないので)けれど、快活クラブは(お金を払えば)堂々と長居できるし、地域性もあるのかもしれないけれど、他のお客さんも黙々と漫画を読んだり作業したり勉強したりで、気が散らず集中できる。ドリンクバーの質はまあそれなりなんだけど、持ち込み可なので、途中から好きなティーパックやらおやつを持ち込むようになってさらに快適になった。

過去問を3周終わったところで年末年始。実力試しに初見問題にチャレンジ。令和5年、6年の最新の過去問をダウンロード・印刷して解いてみる。90〜100点くらいは取れるような感じ。試験まで1ヶ月を切っているので、あとは精度を上げていく。90点くらいの実力だと、A問題を追加で3問落とすと厳しくなってしまうため、余裕を持って臨むためにはもう少し。

年末年始は老猫介護の合間に朝スタバと快活クラブに皆勤賞で通って毎日4−5時間勉強。受験生みたい。集中して取り組んだおかげで、4周目には安定して105点くらいになってきて、今まで式展開が面倒で飛ばしていた整合回路のインダクタンス・キャパシタンスを求める問題も克服。

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年明けから試験直前の過去問集10回分の5周目、R5年〜R6年の3周目にはだいたいうっかりミスで1問落とすくらいの成績まで仕上げた。

勉強期間を通して苦しめられたのが筆算のケアレスミス。計算問題の中にはうまく約分したりπを消さずに残しておくことで楽に計算できるものもあるけれど、多くは3ケタ同士の乗除算をガッツリ解かなくてはいけない。情けないことにこれを間違えてしまう。だいたいは答えが選択肢になくて間違っていることに気付くんだけど、どこを間違えたか探すのが大変だし、たまに間違って出た答えが選択肢に近い値があったりすると気付かず落としてしまう。桁が多くなる場合はデシベルの変換も注意が必要。

また、結局最後まで解き方がわからない問題が1個あって、減衰量ネーパ[Np]が出てくる問題(下記R6年7月期A-6)。解答を見ても二項定理を適用するための式展開が自分で納得いくように理解できず、この問題がもし出たら捨てることにして諦めた。頻出問題ではないし、この問題にかける時間で他の解ける問題の精度を上げた方が確実だと考えて。

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無線工学B受験当日(2025年1月期)

受験地は伝送交換でだいたい勝手がわかったので、仙台をチョイス。東京よりも移動時間はかかるけれど、JR一本で行けるので気が楽だし、ホテルも東京よりは安い。受験申込みをしてすぐに前泊のホテルも予約。最近インバウンド需要でホテルが取りづらくなっている実感があるので。あとレイトチェックアウトのオプションも午後の試験なら必須。

やはりというべきか、この試験の最大の難関は仕事の調整だった。別に休みが取れないわけではないけれど、それは「その日も仕事をしてくれれば休んでも良いよ」という、それは休みと言えないんじゃないかという休みしか取れない。一応試験前日は電車移動しながら仕事をして、当日も朝と試験後の夕方はiPadで仕事をすることにすればなんとか行けそう。まだ顧客の指定で当日現地出張になったりしなかっただけヨシとしなくてはいけない。ホント、年2回の試験のうちどっちかだけでも土日実施にしてくれたら良いのに。

前日は17時頃には仙台に着いて、ホテル(JALシティ仙台)にチェックインして仕事をしてから牛タン屋さんで孤独のグルメごっこ。夜はやり込みが不足していた令和5年の過去問を1回分やって就寝。

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当日、無線工学Bの試験は13時からなので、朝はアーケード街(クリスロード)にあるスタバで朝食がてら過去問の復習。この段階になるとやればやるほど不安になる(もっと過去の問題まで遡って見ておいた方が良かったのでは?とか)ので、軽く頭を起こす程度で。

ホテルに戻って仕事の指示を出して、チェックアウトまで軽く復習。ここもガッツリ計算問題を解いたりすると疲れてしまうのでほどほどに。お昼はコンビニで買っておいたおにぎり、魚肉ソーセージ、カップ味噌汁。体調を崩したくない出先ではこの組合せにすることが多い。

12時にホテルをチェックアウトして、歩いて10分ほどで会場のハーネル仙台に到着。まだ試験室には入れないようで、多くの受験者が待っている。私は隣の錦町公園を散歩して時間調整。12時半には試験室に入った。

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一陸技の会場は何ヶ所あるのか知らないけれど、ハーネル仙台では2部屋かな。私が受験した部屋は130席ほど。番号は置いてあるけど人が来ない席が15%くらい。私も前日の法規の試験はサボったので同じような人が多いのかも。女性は10%くらい。全体的に若い人が多い印象。そして会社の同僚や上司と部下といった感じの知り合い同士で挨拶をしている人も多く、なるほど仕事で必要な資格だから試験日が平日(業務として受けることが可能な人が多い)なのか、とちょっと納得。

12:45が集合時間で、注意事項の説明や答案用紙に名前・受験番号・生年月日の記入、問題用紙の配布と落丁乱調の確認をして13時から試験開始。1時間で途中退室可能。試験は2.5時間。

始まってみたら過去問と類題ばかりでちょっと拍子抜け。明らかな新問は無かったと思う。記憶があやふやで自信のない問題がA問題で2問、B問題で2問ほど。途中退室可能な14時には全問解き終わって、計算問題はすべて選択肢にある答えだったので、見直しはマークの転記ミスのチェックくらい。

14時で途中退室したのは20%くらいだったかな。私は少し遅れて14:05頃に退室。過去問で初期の頃は1回分を解くのに2時間くらいかかっていたけれど、図と設問を見ただけで答えられる問題も多く、計算以外の問題はほとんど時間がかからなかった。

今回は1人で受験なので、試験後の答え合わせはできず。ただまあこの手応えなら科目合格はほぼ確実かな、という感じ。帰りの電車まで4時間近くあるので、またアーケード街のカフェに入ってこの受験記を書き始めた。Xや5chの感想を検索すると、今回の無線工学Bは簡単回だったようで、自分の印象とも一致。

後日正当発表があって、結果は112点(90%)。科目合格のハガキも届いた。100点(80%)前後を狙っていたけれど、やはり受験時の印象通り簡単だったかも。ただ、そうすると合格率調整のために次回が難化する可能性があり悩ましい。

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後編に続く

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ブログ   2025/08/17   gena
タグ:資格

アマチュア無線(フィールドデーコンテスト2025)

今年もエアコンの効いた電信クラブの常置場所から係数1で参加。

夜中の3.5MHzと朝の7MHzの呼び回りはOMさんにお任せして、私は2日目8時頃から7MHzのCQ。かんなさんはハイバンドの呼び回りとCQで2波運用。

7MHzはあまりコンディションが良くなくて、CQを出す場所には困らないけれど、あまり呼ばれず。

ハイバンドの方は28MHzなどが開けていたみたいで、かんなさんが頑張っていた。

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お昼は休憩してお蕎麦とゴーヤチャンプルーをごちそうになって、15時までひたすらCQを出した。

電信クラブでは電信技能の維持向上も目的なので、毎回PCキーイングは封印して、メモリキーヤーとパドル手打ちを併用。今回はあまりパイルになったりもしなかったので、落ち着いて運用できたかな。打鍵ミスも少なかったと思う。

コンディションは良くない気がしていたけれど、終わってみたら昨年より良いスコアだった。

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アマチュア無線   2025/08/16   gena
タグ:CW , コンテスト

プジョー2008その後(3回目車検)

9Nポロの後継で買った中古のプジョー2008(2014年式、購入記)も購入後6年経って3回目の車検。オドメーターは6.4万キロ。

この2年間のトラブルとしては、走行中にオイル警告が出て、警告音とメーターの点滅でかんなさんがびっくりしたとのこと。原因はオイル不足で、ちょっとずつオイルが減っているらしい。オイルを適量まで補充してもらったら治った。見てわかるようなオイル漏れはないのでオイル下がりかオイル上がりなんだろうけど、定期的なエンジンオイル量確認が必要とのこと。国産車は最近こういうの全然意識しなくなったけれど、輸入車はオイルが減りやすいという話もある。車屋さんによると半年ごとにオイル交換していれば多分出ないとのこと。今回は都合が合わずに半年点検が遅れているタイミングだった。

あとは右リアドア窓枠のガラスランチャンネル切れで交換してもらった。部品は出たけれどけっこう高かった(3万)。スタッドレスタイヤは前回の車検後に新品を買った。

車検ではハイマウントストップランプのLEDが一部不点灯になっているものの修理(これも放置だと車検が通らない)、消耗品の交換(ブレーキパッドとプラグ)くらいかな。たまにウィンカーの音が鳴らないけれど、これは放置(ウィンカー自体は点く)。

車検費用は諸費用別で13万ほど(税金などの諸費用込みで17.5万くらい)だった。

代車は走行14万キロの2代目タント。助手席側センターピラーレスのミラクルスライドドアやスマートキーなど、ママさん御用達仕様だけれど、かんなさんはお気に召さなかったみたい。私も同様だけど、車に求める価値観というのは本当に人それぞれなんだなと思った。かんなさんは相変わらずプジョー2008のクセ強フィーリングを気に入っていて、まだまだ乗りそう。

後継車を探すとしても、かんなさんが気に入っている小径ステアリングはプジョー以外には皆無なので、またプジョーになるんだろうか。クラシックビートルが好きだそうだけど、さすがに旧車の維持は大変そうなので、ザ・ビートルの高年式モデルを探してもらうとかはアリかもしれない。

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  2025/08/14   gena

SF本読了 AIとSF2

「AIとSF 2」(日本SF作家クラブ編)を読了。Kindle版。

懲りずにまたアンソロジーに手を出してしまった。けれど、これはなかなか読み応えもあり面白い作品が多かったかな。

X-7329と魔の王が見るについてはちょっと好みではなかったというか正直意味が汲み取れなかったかな(生成AIに書かせた小説?)。残りはけっこう好きかも。

このテーマも数年で陳腐化しそうというか、現実の生成AIが急速に進歩することで、問題の捉え方とか社会のありようが変わってしまって、ズレた議論になってしまいそうな予感がする。

【収録作品】

  1. 竜を殺す 長谷敏司
  2. 烙印の名はヒト 第一章 ラブ:夢看る介護肢 人間六度
  3. I traviati 最後の女優 池澤春菜
  4. 生前葬と予言獣 津久井五月
  5. 幸せなアポトーシス 茜灯里
  6. 看取りプロトコル 揚羽はな
  7. 月面における 人間性回復運動の失敗 海猫沢めろん
  8. 意識の繭 黒石迩守
  9. X-7329 樋口恭介
  10. 魔の王が見る 円城塔
  11. ベニィ 塩崎ツトム

AIとSF2 (ハヤカワ文庫JA) Kindle版

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読書   2025/08/10   gena
タグ:Kindle , SF

フィアットパンダその後(購入後半年経過、外気温センサー故障)

中古のパンダ4x4を購入して半年経った(購入記)。オドメータは5.4万キロ。デュアルマスフライホイールの故障が直って調子が良かったけれど、今度は外気温センサーの値がおかしいことに気づいた。

梅雨明け直後で日差しが強く暑いのに、なぜか14℃と冬のような気温を表示している。表示だけの問題なら気にしなければ良いんだけど、どうやらオートエアコンの制御と連動しているようで、外気温が低い表示になると(実際には暑くても)エアコンの風量が絞られてしまう。オートを切ってマニュアルで温度を低く、風量を強くすればエアコンは効くので、やはりセンサーの問題のように思う。

しばらく観察して、一見それっぽい温度を表示しているように見える時もあれば、明らかにデタラメな温度を表示している時もあり、おかしい時は1分くらいで35℃から14℃まで変化して、オートエアコンの風量が最強から弱まで変わるとか、法則も何もなさそうで気まぐれな感じ。

購入したショップで早速見てもらったところ、外気温センサーは左ドアミラーの下部にあって、ヒートガンで温めたりスポットクーラーで冷やしてみても、表示は変化せず、むしろ温めると下がったりして、やはり故障ということで確定。

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ただ、外気温センサー単体では部品が出ないそうで、左ドアミラーASSYとして交換(5万円〜)になってしまうとのこと。車屋さんもさすがにそれはどうかと思うので、ヤフオクでセンサー単体が3000円くらいで出ているのでこれを買って持ってきてくれれば取り付けてみますよ、とアドバイスをくれた。最悪試してみてダメならミラーASSY交換することにして、早速ヤフオクで注文。品名は「外気温センサー フィアット アバルト プント グランデプント パンダ 71741017 735603615 温度計」。

ヤフオクを使ったのは何年ぶりだろう。業者が運営しているアカウントで、発送も迅速、個人情報のやり取りもヤフーがやってくれるということで、出品者に住所などを知られることもなく割と安心して取引できるものなんだと知った。個人出品だとまた違うんだろうけど。

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半年点検とオイル交換を兼ねてセンサーの取り付けをしてもらって様子見することに。これで治ればセンサー3000円、工賃7500円で済むのでラッキー。それにしてもイタ車は期待を裏切らずに壊れてくれて楽しい。

一週間ほど様子を見てみたけれど、センサー交換後は外気温が異常な値になることもなく、オートエアコンも正常に動いている感じ。

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  2025/08/02   gena