ミステリ読了 警視庁地下割烹
「警視庁地下割烹」(田中啓文)を読了。Kindle版。
田中氏の本はたまに読みたくなる。ただホラーやグロいのは苦手。本書は警視庁の地下にある割烹課というすごい設定で楽しい。
「ドジ坊」だからしょうがないんだけど、主人公の空気読めなさ加減がすごくて、作品としては面白いけれど、キャラとして好きにはなれないタイプかも。
「警視庁地下割烹」(田中啓文)を読了。Kindle版。
田中氏の本はたまに読みたくなる。ただホラーやグロいのは苦手。本書は警視庁の地下にある割烹課というすごい設定で楽しい。
「ドジ坊」だからしょうがないんだけど、主人公の空気読めなさ加減がすごくて、作品としては面白いけれど、キャラとして好きにはなれないタイプかも。
「ツインスター・ サイクロン・ランナウェイ4」(小川一水)を読了。Kindle版。
天冥シリーズ後の小川氏の新しいシリーズも完結。天冥シリーズと比べるとハードさはあまりなくて、軽め(イラストの割にはヘヴィだと思ったけれど)。
個人的には「粘土」とはなんなのか、というあたりにもう少しハードSF的な設定を与えて欲しかったかな。作中だと超光速航法すら可能な異性生命、という説明だけど、結局何でも可能な便利な魔法アイテム(の暴走でいろいろトラブルが起きる)みたいに感じた。
作品のテーマはあくまでも違うところにあるということなんだろうけれど、同性パートナーの件にしても、最終的に目指すところは結局「孕ませる」ことなんだ、というのはちょっと気になったかな。
クセの強いパンダだけど、1000kmほど乗ったらクセというにはちょっと心配になる症状が出始めた。オドメーターは5.2万キロ。購入時の記事にシフトの入りづらさについてはちょっと書いているけれど、最近はシフトが抜けづらい、入りづらい、バックギアに入れるときにギア鳴きが酷い、などの症状が頻繁に出るようになった。
シフトが抜けづらいのは特に1速で、2速も入りづらいために、1速で発進してクラッチを切っている時間に失速し後続車に追突されるんじゃないかと心配になるレベル。バックギアに入れるときのギア鳴きも、最初はちゃんと車が停止してからバックに入れれば鳴かなかったのが、最近は停車した状態からバックするときでも鳴るようになってしまった。これはさすがに診てもらいたいかな、と思い始めた。
そんな状態でゴールデンウィークに突入し、不安を抱えつつもパンダで新潟まで帰省。250kmほど高速道路を走って、区間燃費計は18km/Lまで伸びた。満タン法で16.5km/Lくらい。燃費については街乗りでも12km/Lくらいなので、ハイオクでもこのくらい走ってくれれば満足。あとはクラッチまわりの不安が解消できればいい感じになりそうだけど。
と、帰省先の新潟で書いていたんだけど、帰路でいよいよクラッチ不調が顕著になってきた。1速が何度か入れ直さないと入らない・抜けない、2速も入りづらい、3速はゴリっと嫌な感触で入ったりギア鳴りしたり。バックはもうどうやってもギア鳴りするので、無視してギャーギャー鳴かせながら無理やり入れる感じ。
高速道路は乗ってしまえば6速固定で走れるのでなんとか大丈夫だった。追い越し加速とか上り坂も基本6速固定でOKなのは良かった。もちろんロードスターみたいにどこまででも加速していけそうなパワーではないけれど、必要充分。ただ、6速3000回転とかで巡航していてもずっとエンジンの振動が伝わってくる。前からこんな感じだったかなぁ。これもクラッチ不調と関係あるのかどうかは不明。
高速を降りて自宅まではもう騙し騙し走らせている、という感じで、基本2速発進でそれでも不穏な異音や振動がしている。なんとか自宅まで帰り着いて、すぐに車屋さんに連絡。ゴールデンウィークはお店は休みだけど、代車を用意してピックアップしてくれるとのこと。助かる。
というわけで、購入後3ヶ月で入院となったパンダである。さすがイタ車というべきか。
修理中の代車は走行26万キロのプロボックス(4AT)。たばこ臭くて集中ドアロックもパワーウィンドウもないけれど、連休中の緊急対応だったことを思えば代車を出してもらえるだけでもありがたい。快適装備はエアコンくらいだけど、素直な挙動で乗りやすい。MTにしてタコメータ、キーレスくらい付けてくれたらこれで充分かも。だけど愛着が湧くかどうかで言ったら、やっぱりパンダかなぁ。あとバネットバンもそうだったけれど、古いプロボックスでおしゃれカフェとかレストランにはなんとなく入りづらい気がする。
部品の入荷に思いのほか時間がかかり、代車生活は1ヶ月を超えて40日ほどに及んだ。プロボックスで大荷物を運んだり高速道路も走ったけれど、良い意味で「普通に乗れる車」だった。こういう車はトガったところがなく挙動が自然でまったく違和感がないので、乗っている時は特別なんとも思わないんだけど、別な変な挙動の車に乗った時に、「ああ、あの車はいい車だったんだな」と気付く。最近だとポロもそんな車だった。
パンダの具体的な故障箇所はインプットシャフトのベアリングとのことなので、つまりネットで検索するとたくさん出てくるデュアルマスフライホイール中心のベアリング破損。修理見積もりがいくらになるかちょっとビビっていたけれど、購入後間もない重要部品の故障ということで、保証扱いで無償でやってくれるとのこと。安い中古車なのに店側が赤字になってしまうんじゃないかと申し訳ない気持ちだけど、助かった。
修理後はまずクラッチが軽い!そして2速3000min-1のジャダーも皆無。そして引っ張って繋いでもスムーズに入る!これが本来のフィーリングだったんだと驚き。購入時は違和感があっても「そういうものなのかな?」と乗っていたので、やっぱり中古の怖さはこういうところなんだと改めて思った。これならMT車としての楽しさが充分に味わえそう。
ネットの情報だとまた同じくらいの距離で再発するという人もいて、やや不安ではあるけれど、症状としては割と気付きやすいものなので、またおかしくなったら次は有償で修理してもらおう。
「応信せよ尊勝寺」(八島游舷)を読了。Kindle版。
面白かったし、やはりこの世界観は好み。長編というにはちょっと短かかったのでは(Kindle版は厚みがわかりづらい)。
発売からしばらく経つけれど、タイトルが「天駆せよ法勝寺[長編版]」だと、短編と同じ内容でディテールを膨らませて長編化した作品なのかと思ってなかなか手が出なかった(実際そういう作品もあるし)。
本作は法勝寺の前日譚である別ストーリーであると、もう少しわかるようなタイトルなり装丁にして頂ければありがたかったかな。
いずれにせよ魅力的な世界観なので、(書くのはものすごく大変とのことだけど)法勝寺シリーズの継続を期待したい。合掌。
天駆せよ法勝寺[長編版]序章 応信せよ尊勝寺-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2022- 創元日本SFアンソロジー2022 Kindle版
「天駆せよ法勝寺」(八島游舷)を再読了。Kindle版。
長編版を買ったので、思い出しがてら再読。仏教はSFと親和性が高いというか、好みなものが多い気がする。一方でキリスト教SFってあんまり無いし、以前読んだイエスの遺伝子もイマイチだった。マンガのバスタードが頑張っていた感じだけど、あれはどうなったんだっけ。
天駆せよ法勝寺 -Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元SF短編賞受賞作 Kindle版
Apple Watch Series7を買って3年経った。
おかげさまで購入のきっかけになった不整脈の方は落ち着いていて、たまにウォッチで心電図を計測できるので安心できる。
ベルトは昨年買ったエレコムのものを使っていて、金属部分がちょっと錆びてきたので買い換えたいところ。ただ純正は高いのでなかなかポチれないでいる。
特別なアプリは使っていないけれど、睡眠トラッカーやモバイルSUICAはやはり便利。通話が受けられる機能も、iPhoneを手元に置いていないときにはけっこう使っている。あとは(目覚まし)アラームは周りに音が聞こえずに自分だけ気付くことができるのでこれも便利。
という感じで、すでに「あって当たり前」の生活になってしまっていて、手放せない。今のところバッテリー最大容量は86%で昨年より微減。昨年は出張が多く、純正の充電ケーブルをいちいち外して持っていくのが面倒なので、サードパーティ製の充電器を購入した。充電速度は遅いけれど、まあ使える。
今後のアップデートで期待するのは、年齢的にやはりヘルスケア機能の充実かな。血圧、体温、あとは例えば手洗いに行った回数とかもトラッキング可能ではないか。ウォッチというよりはgoogleマップのタイムラインの方だけど、タイムラインの情報をAPIで取得して日記に自動入力するとかできればライフログがさらに充実しそう。一部そういう機能をもつ機種もすでにありそうだけど、ウォッチのマイクで拾った会話をすべて文字起こしして記録するとか、残したくない場合もあるだろうけれど、例えば特定のキーワードをつぶやけばそれを検出して残してくれるとかなら便利では。Siriでも可能なのかもしれないけれど、イマイチ思い通りに動いてくれない感じだし、Hey Siriで起動するのが面倒。
長期的にはiPhoneとウォッチの機能のうち表示・音系はメガネ(スマートグラス)に移して電脳コイルみたいな生活になったらいいな。