ノラ猫出身のデルタは15歳になった。
この1年は猫を飼い始めてから最大の試練だった。昨年末からのデルタの尿路結石である(年末の記事)。
症状としては典型的で、頻繁にトイレに行くけど排尿しない。慌てて受診したときには尿路閉塞で、膀胱や腎臓にもダメージがある状態。結石がシュウ酸カルシウムで食事療法で溶かせないタイプのものだった。救急処置があと一日遅かったら命がなかったという状況。
救急処置としてカテーテルで結石を膀胱に押し戻して、一週間入院してカテーテルをつなぎっぱなしにして様子を見てから退院。あとは排尿時に石を排出できるかどうか、という感じでしばらく見守った。少し排出してはまた尿路閉塞になって救急処置というのを繰り返しながら、腎臓のダメージが少しでも回復して、手術適合となるのを待つ感じ。急いで手術するには輸血が必要だけど、血液提供の当てがないと難しいとのことだった。これが年末年始。正月どころではなかった感じ。
投薬がまた大変で、錠剤は嫌がって吐き出してしまうためぜんぜんダメ。試行錯誤の結果、ピルクラッシャですり潰して1〜2ccのぬるま湯で溶かしてシリンジで与える方法が一番マシだった。それでも毎回嫌がって可哀想だし切なかった。
年が明けて、血液の数値が手術に耐えられる程度には回復したので、意を決して手術。膀胱の結石を除去してもらった。これはとても自力では排出できないよね、というような大きな結石がザラザラと出てきた。回復するかどうかは五分五分と言われていたけれど、幸い予後は良好で、だいたい半年経過したけれど今のところ元気にしている。
度重なる救急処置と入院と投薬と手術で、中古車が買えるくらいの出費だったし、ずっと結石が出来にくいタイプの療法食(ロイヤルカナン ユリナリーS/Oライト)を食べさせているのでこれも高額。ペット保険は入っていなかった。おそらく入るつもりがあっても、ノラ猫だったし、そもそも14歳ともなると入れたとしても保険料も相当高額だろう。ペットを飼うということは経済的負担も含めて責任を持つということ。
病気で生死をさまよった状態に比べたら何程のこともないけれど、デルタが病気になって以降、ピートがデルタを攻撃するようになってしまい困った。デルタに付きっきりで看病していてヤキモチを焼いたのかもしれないし、弱ったライバルにマウントを取ろうとしているのかもしれない。
これもようやくピートが落ち着いてきて、デルタも反撃できるくらいに回復してきたので、外出時も2匹を隔離しておかなくても大丈夫な程度にはなった。
動物病院の先生からはもう少し痩せるように、と言われているけれど、与えているフードは体重から計算される量より少ないと思うんだけど、なかなか痩せない。こっそりピートのカリカリを食べているのかも。
かんなさんにずっとくっついて幸せそうに撫でられているデルタを見ると、回復してくれて本当に良かったと思う。今後どのくらい元気で過ごせるかわからないけれど、できるだけストレスのない暮らしをさせてあげたい。
【参考記事】かんなさんの猫ブログ
【デルタが出てくる動画(Youtube)】
デルタのゴロゴロ
Pete and Delta Relaxing
Pete and Delta(けんか)
お風呂場の猫たち
ピートとデルタの日常
ピートとデルタの日課
ダンボールハウスの攻防
猫草を食べるピートとデルタ
ピートに毛繕いされるデルタ
ラジオメーターとデルタ
やっぱり靴にスリスリするデルタ
甘え上手なデルタ
撫でてと要求するデルタ(鳴き声あり)
猫ベッド攻防2
メモリーキーヤーとデルタ
猫ベッド攻防
避難生活中の実家でデルタ危機一髪の図
ピートとデルタと桜盆栽
デルタのグーパー
やっぱり靴が好きなデルタ
膝の上から動かないデルタ
にゃんだあBAGに腰が引けるデルタ
デルタのゴロゴロ
靴の匂いに酔っぱらうデルタ
ピートにちょっかいを出して遊ぶデルタ
パソコンを占拠するデルタ
ピートとデルタ仲良く毛繕い
【猫のデルタの主な記事】 ・生後5ヶ月
・生後6ヶ月(去勢手術)
・生後7ヶ月
・そらとぶねこフォトコン受賞
・1歳
・生後16ヶ月
・生後18ヶ月
・2歳
・ピートとデルタ,フォトコン受賞
・3歳
・デルタがフォトコン最優秀賞
・4歳
・5歳
・6歳
・7歳
・デルタがフォトコン受賞
・8歳
・9歳
・NHK Eテレ 0655出演
・10歳
・11歳
・12歳
・13歳
・14歳