SF本読了 スノウ・クラッシュ
「スノウ・クラッシュ(上・下)」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
原著は1992年で長らく絶版になっていたものが電書で復刊したみたい。こういう流れは歓迎。
クリプトノミコンよりは楽しめたかな。「メタヴァース」を発案してそのイメージを後の世に決定づけたという意味で注目される作品だけど、読んでみて、むしろ言語SFとして面白いと思った。
スノウ・クラッシュ〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫SF) Kindle版
「スノウ・クラッシュ(上・下)」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
原著は1992年で長らく絶版になっていたものが電書で復刊したみたい。こういう流れは歓迎。
クリプトノミコンよりは楽しめたかな。「メタヴァース」を発案してそのイメージを後の世に決定づけたという意味で注目される作品だけど、読んでみて、むしろ言語SFとして面白いと思った。
スノウ・クラッシュ〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫SF) Kindle版
「クリプトノミコン4 データヘブン」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
最終巻ということでそこそこ楽しめたけれど、結局今までの冗長な3巻はなんだったのか、という感じ。
最後まで読んでもSFというよりは暗号テーマの軽いミステリという感じだった。その割には長すぎたかな。
「クリプトノミコン3 アレトゥサ」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
ディティールの描写はやはりあまり肌に合わないので、ストーリーだけ斜め読み。
パケットラジオという無線でリモートログインする技術が出てくるけれど、アマチュア無線のパケット通信網を経由してインターネットにつなげているのかな。私がアマチュア無線を始めた2011年にはすでに(アマチュアの)パケット通信は廃れてしまっていて、OM諸氏から往時のお話を聞いたことがある程度。
そう思って奥付を見たら、原著は1999年出版らしい。邦訳(の電書版)は2022年出版なので、20年以上前に書かれたSFを読んでいたわけだ。この分野としては最先端を描いた作品だったんだろうけど、それを知らないと「何いまさらそんなこと言ってんの?」ということになってしまう。
「クリプトノミコン2 エニグマ」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
うーん、1巻よりは楽しめたけれど、結局まだどこに話が向かっていくのかわからないし、私はこれをSFとして買ったんだけど、何かSFっぽい展開になるのかどうかが判然としないまま2巻が終わり。
戦争の惨たらしい描写はたっぷりあって、そういうのがお好きな人には良いのかも。
「無線員はだれでも電鍵の叩き方に独特の癖をもっていて、わたしたちはそれを〝筆跡〟と呼んでいます。Y部隊の連中も、慣れるとドイツの無線員を筆跡で聞き分けられるようになります。その一人がべつの部隊へ配転になってもわかるくらいです」
ニール スティーヴンスン. クリプトノミコン2 エニグマ (Japanese Edition) (p.298). Kindle 版.
電鍵の叩き方の癖は実際にモールス通信をやっていると実感としてわかる話。ただし現代は自分も含めてエレキーの場合が多いので、その場合はクセのない符号になっている。
「クリプトノミコン1 チューリング」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
セールになっていたのでシリーズをまとめ買い。しかし1巻の半分ほどまでは久々に読むのが苦痛だった。登場人物の区別もつかない、ストーリーもわからないうちから、本筋と関係のない冗長な描写がこれでもかと続くため。もう全巻買っちゃったよどうするの...と思いつつ斜め読みでなんとか半分を過ぎたあたりからようやく読めるようになった感じ。
でも結局1巻はストーリーらしいストーリーも進展せず、導入で終わった感じ。