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Apple Watch Series 7購入

若い頃から腕時計に関しては「アナログなら機械式、クォーツならデジタル」というのが持論(というかステップ運針が好きじゃない)で、長らくSEIKOのメカSUS(キャリパーは4S15)を数年おきに時計屋さんでメンテしてもらいながら維持している。

一方でスマートウォッチも気になる。これは広義にはクォーツだとは思うけど、高精細ディスプレイで秒針はスイープ運針の文字盤も選べるらしい。ただ、価格が高くて、この値段を出せばそこそこの機械式時計が買えてしまう。と思って保留していた。

ところが、年齢のためか仕事のストレスか夜中猫に起こされて寝不足なのが祟ったか、人間ドックで不整脈が出て精密検査となってしまった。

最近のApple Watchは心電図を測るアプリが入っているので、健康のためなら仕方がない!と自分に言い訳して最新版のSeries7を購入。アップルストアで注文したら、中国から発送されて着荷まで8日ほどかかった。

バンドはシンプルなソロループを選択。まあバンドは気に入らなければ後で替えれば良いと思って。でも専用ツール(型紙)でサイズを測って買ったら意外と違和感のない着け心地で悪くない。

文字盤はいろいろ選べて悩むところ。アナログ文字盤を選べば確かにスイープ運針(のアニメーション)をするんだけど、立体感がなくのっぺりしているのと、10秒くらい見ているとすぐ省電力モードで秒針が消えてしまうのがちょっとつまらない。バックライトとリフレッシュレートを節約しないとバッテリーが持たないのはわかるけど、時計としてはやっぱり動くところを眺めたい気持ちはある。それでも初期のものは画面自体が消灯してしまったそうなので、それに比べればマシか。

さっそく心電図を測ってみたら、ちゃんと(?)不整脈が出て、「判定不能」になった。試しにかんなさんが測ったら、洞調律(正常)と出たので、けっこう参考になるかも。

applewatch_ecg.jpg

iPhoneと連携させると、マスクを着けていてFaceIDが認識しない場合でもロック解除できるのはそれなりに便利。だけどこれはやっぱり素直にTouchIDに戻してほしい…。

睡眠の管理もなかなか便利。猫に起こされる時間や総睡眠時間が記憶に頼らず記録される。欲を言えば睡眠の質にまで踏み込んでほしいけど、それは有料アプリになるのかな。

こうして丸一日ほとんど着用しっぱなしだと気になるのがやっぱりバッテリーの持ち。朝フル充電にして、12時間くらい着けて残量70%くらい。充電時間は短いので、寝る前と出社前に充電器に繋げば充分だと思うけど、出張や旅行には専用充電ケーブルを必ず持っていく必要がある感じ。あとは経年によるヘタりがどの程度か。これだけの価格の腕時計だったら物を大事にする人なら一生モノだと思うけど、たぶんそれは無理だろうなぁ。

せっかく歩数以外のヘルスケアデータがいろいろと取得できるようになったので、Macでもデータを見たいけれど、そういう機能はないみたい。

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パソコン・インターネット   2022/06/04   gena

日替わり通信術アップデート(PWA対応)

2021年10月頃に新しいブランチを切って、ちょっと試してはうまく動かず棚上げして、思い出してはまたちょっと試して、というのを繰り返していたPWAへの対応。ようやくだいたい思い通りの挙動になったので、試験的にリリースしている。

PWAというのは「プログレッシブ ウェブ アプリ」のことで、Webアプリケーションをネイティブアプリのように使えるようにする技術。

日替わり通信術は単純なWebアプリのままでも特に不便はないと思うんだけど、主に技術的興味で対応を進めてみた。強いてPWAに対応させるメリットを挙げるとすると、

  1. スマホやタブレットで「インストール」すると、ホーム画面からネイティブアプリのようにワンタップで起動できる(Webブラウザを開いてブックマークから起動するのに比べて手間がかからない)。
  2. ネットにつながない状態でも(ネイティブアプリのように)起動できて、聞き取り練習できる。ただし最新の問題に更新するためにはネットにつなぐ必要がある。

という感じかな。パソコンからWebブラウザ経由で使って頂いている方には特に何が変わったのかはわからない変化かと思う。

最初にいろいろ調べて試してみたところ、オフライン対応するためのキャッシュが強力すぎて、日替わりの問題更新ができなくなってしまい、この解消に何ヶ月も(週末だけたまに)悩んだ。また、PWAは元々Googleが提唱してChromeブラウザから対応が始まっているという経緯があり、2022年時点でもiOS+Safariの環境だと対応が不完全で、Android+Chromeの場合と挙動が異なるのも苦労した点。

まあiOSで対応が進まないのは仕方がない面もあるとは思う。PWAに完全対応すると、Apple Developer ProgramとApp Storeを経由せずに好きなアプリを開発・インストールできるようになってしまうので。所詮Webアプリでしょ、と思うかもしれないけれど、日替わり通信術の一連の開発を通じて、HTML+Javascriptで相当いろいろなことができることがわかったし、Webアプリならプラットフォームに依存せず開発できるという大きな強みがある。

キャッシュをなかなか手放してくれない問題は、まずはService Worker(SW)を適切に書いてあげて、日替わり問題の更新タイミングでSWのキャッシュ名を変更(日付)してサーバにアップロードする。そうするとアプリが次にService Workerを読みに行った時点で更新があることを認識できる。ただ、それだけだとSWを更新した直後の読み込みでは、更新を検出はするものの、そのときはキャッシュを読んで、次回アプリの起動時に初めて古いキャッシュを捨てて置き換わるという動作になる。

SWの動作の理解は進んだものの、iPhoneとかiPadで試していると、やっぱりなかなかキャッシュを手放してくれない。最終的には、SWのインストール時にskipWaiting()の処理を入れてすぐに新しいSWを反映させて、さらに不要なキャッシュを削除するタイミングで、clients.claim()の処理を入れてすぐに新しいデータを反映させるようにする。

//インストール時処理
self.addEventListener('install', function(event) {
    event.waitUntil(self.skipWaiting()); // 新しいService Workerをすぐ反映
});

// 不要なキャッシュを削除
self.addEventListener('activate', event => {
    event.waitUntil(clients.claim()); // すぐに新しいデータを反映
});

そして日替わり通信術アプリだと、いずれにしても問題が更新された際にアプリの再読込が必要になる。Androidや普通のブラウザの場合はリロードしてもらえば良いんだけど、iOSの場合は今のところPWAのウィンドウをリロードする手段がなく、一度アプリを終了させて再起動してもらわないといけない。これは面倒なので、キャッシュファイルの日付から24時間以上経過している場合は、window.location.reload()を叩くリンクを表示させるようにしてみた。これを叩いて更新すれば新しい問題が読み込まれるし、古い問題をそのまま練習することもできる。オフラインの場合もキャッシュがそのまますべて使えるので、読み込んだ時点の問題は何度でも練習できる。

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このような感じで、ようやくだいたい意図した動作にはなったかな。日替わり問題が更新されるタイミングでアプリを開きっぱなしにしているとどうしようもないけれど、それはブラウザの場合も同じなので。これに関してはプッシュ通知とか、さらに一段階難解な処理に取り組まないといけないかも。

Service Workerの記述についてはいろいろなサイトを参考にしたけれど、最終的に思い通りに動いたのは以下のサイトの例だった。

【参考サイト】Progressive Web Apps (PWA) 学習者のメモ その1  (Service Worker)

PWA対応によって以前と変わった点を画像で説明しておく。

まずはPWA本家AndroidのChromeの場合、最初にページを開くと、インストールを促す表示が出る。これに従ってインストールすると、ホーム画面にアイコンが追加されて、起動時にスプラッシュ画面が出るようになる。アンインストールは設定のアプリ情報から、他のネイティブアプリと同様に行う。

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iOS、iPad OSの場合は、表向きはPWAに対応していることがわからない。インストールという表現はなく、共有ボタン[↑]から、「ホーム画面に追加」を選ぶことで、Androidのインストールと同様の動作となる。普通のWebサイトをホーム画面に追加した場合と比べると、URL欄が表示されず、下スワイプでリロードできないなど、ネイティブアプリっぽい動作となる。アンインストールは、アイコンを長押ししてブックマークを削除。

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パソコンの場合は、ブラウザのURL欄の右にあるボタンからインストールができる(Edge, Chrome)。MacOSのSafariの場合は今のところインストールはできない模様。MacでChromeを使えば普通にインストールできるし、Launchpadにも自動的に登録されるので、特に不便はなさそう。

higawari_chrome_w560.pnghigawari_edge_w560.png

これで安定稼働してくれれば、考えていたアップデートはクローズかな。あとは長く使ってくれている方向けに、和文・欧文の本文プールの拡充とか、名あての住所データベースの拡充などはやりたいけれど、これは時間をかければできる話。

次のプロジェクトは何が良いだろう。モールス受信関係はJI1JDIさんのDitDah Appsでだいたい網羅されているので、何か別なものがないか考え中。

本サイトの固定記事へのリンク

Webアプリ「日替わり通信術」

アプリの詳しい説明

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アマチュア無線   2022/05/24   gena

iPhoneXRその後(2年経過)

iPhone SE(初代)からXRに機種変更して2年経った。

何度か落として液晶保護ガラスフィルムを割ってしまったのに懲りて、今はクリップ付きのストラップ(カールコードのついたもの)を使っている。実際にこれで落下から救われたことが何度かあった。

サイズが大きすぎるのはやっぱり邪魔で、もう一回り小さければといつも思う。これでも最近の機種だと中間くらいのサイズなんだけど、みなさんどうやって持ち歩いているんだろう。会社だと業務用携帯をネックストラップでぶら下げて胸ポケットなので、さらにiPhoneを首から下げたらやっぱり邪魔だし。今はズボンのポケットに入れているけれど大きいのですごい違和感。

カメラ性能やストレージの空き容量は特に問題がなく、ゲームもポケモンGOを入れている程度なので処理能力的にも不満はない。大きさの不便はあるけれど、それだけだと機種変更の動機としては弱いかなぁ。たぶんバッテリーの持ちが悪くなるのが次の機種変更のトリガーになると思う。

その他の感想などは1年経過の記事に書いた通り。予想に反してTouchID復活しないなぁ。

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パソコン・インターネット   2022/01/16   gena
タグ:iPhone

iPhone XRその後(1年経過)

iPhone SE(初代)からXRに機種変更して1年経った(正確には13ヶ月)。

ちょうどコロナ禍と重なる1年となってしまったこともあって、FaceID(顔認証)の「役に立たなさ」を痛感する1年だった。今後出てくるiPhoneはTouchIDへの回帰(あるいはFaceIDとの併用)という噂も聞く。

一方で現金の手渡しが忌避されたことで、いろいろなお店でキャッシュレス決済の対応が進んだ1年でもあったように思う。私自身も、現金はもちろん物理的なクレジットカードの利用がずいぶん減った。普段行くクリニック、薬局、歯科医もしばらく前にキャッシュレス決済に対応。

普段使う店で未だに現金のみというのは、居酒屋のテイクアウト(路上販売)、ヘアサロン、100円ショップ(seria)、イチゴ農園、ラーメン店(幸楽苑)、パン屋さん、古民家カフェ…数え上げるとまだけっこうあるな。素人考えながら、店頭にバーコードを掲示するだけのPayPayなら店側の設備投資(電源やネットの確保)も要らないし、デメリットはないように思うんだけど、どうなんだろう。手数料の負担とか難しいところもあるんだろうか。でも普通に導入している同種の企業やお店はあるわけで、できないことはないと思うんだけど。写真のような路上のドリンク販売でもPayPayで支払えたし。

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iPhoneの話から逸れた。XRはとにかくデカくて邪魔なので、手帳型ケースはやめてカードが収納できる少し薄めのケースに変更した。カードを持ち歩く必要がなければもう少し薄くできそうなんだけど、今のところクレジットカードと自宅のカードキーだけはどうしても持ち歩く必要があるので難しい。

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カメラはシングルレンズながらなかなか頑張っていると思う。望遠は厳しいけれど、屋外で広角側ならほとんど困るシチュエーションがない感じ。ただ、猫写真はまだまだ一眼レフ(EOS6D+EF50mmF1.4)に遠く及ばないかな。車を撮る時もピシっと撮りたいときはまだ一眼レフかRX100M3を持ち出す。そういえばローリングシャッター歪みってもう過去の話?プロペラ機に乗ったときに撮ってみたけどほどんど歪まなかったので。

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3.5mmのヘッドフォンジャックがないけれど、これは安い完全ワイヤレスヘッドフォン(SoundPeatsのTrueFree+)を買ってあまり気にならなくなった。カフェでマスクをしていて、飲み物を飲む時だけ外すような場合は、コード式ヘッドフォンだといちいちヘッドフォンも外さないといけないけれど、完全ワイヤレスフォンなら楽。AirPodsProが気になっているけれど、ちょっとお高い。

今は仕事の関係でちょっとした外出時もiPadを持ち歩いているので、iPhoneが大画面である必要はまったくない。まだ1年しか使っていないので積極的に機種変更はしないけれど、ある程度の期間使って機種変更が安くできるようなタイミングで、小型でTouchIDに対応した機種があれば乗り換えたい。

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パソコン・インターネット   2021/02/21   gena
タグ:iPhone