Harmless Weblog

森博嗣

ミステリ読了 オメガ城の惨劇

「オメガ城の惨劇」(森博嗣)を読了。Kindle版

副題が "SAIKAWA Sohei’s Last Case" ということで、これは読まないわけにはいかない、というかどのタイミングで読むべきかが問題。Gシリーズは未完だし、WWシリーズも私は未着手。ただ公式には「シリーズ外の作品」となっていたので、Vシリーズを再読した流れで読んでみた。

結果としては大正解だったかな。惜しいのは黒後家蜘蛛の会は大好きなアシモフなのに未読なんだよなぁ。これは昔文庫を探し回ったけれど絶版で手に入らなかったという記憶がある。今検索したら新版が出ているけれど、電書化はされていないみたい。

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読書   2023/11/11   gena

ミステリ再読 赤緑黒白

「赤緑黒白」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。

合本版のVシリーズもとうとう読み終わってしまった。

何度か書いていると思うけれど、なんとなく危うい感じの西之園さんに振り回されるS&Mシリーズより、しっとり落ち着いた余裕たっぷり紅子さんのVシリーズが落ち着く。

小鳥遊くんと香具山さんの後日談がもっと読みたい。

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読書   2023/10/27   gena

ミステリ再読 朽ちる散る落ちる

「朽ちる散る落ちる」を再読了。Kindle合本版。

あーそうそう、超音波研究所の続きがあったね、という感じ。

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読書   2023/10/14   gena

ミステリ再読 捩れ屋敷の利鈍

「捩れ屋敷の利鈍」(森博嗣)を再読了。Kidle合本版。

これはシリーズ読者にとっては最初に読んだ時の驚愕というか狂喜というか、とにかくすごいインパクトで、事件のことはほとんど頭に入ってこない感じ。ネタがわかっていてもニヤニヤが止まらない。

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読書   2023/10/08   gena

ミステリ再読 六人の超音波科学者

「六人の超音波科学者」(森博嗣)を再読了。Kindle版。

今回も小鳥遊くんがちょっと可哀想な展開。纐纈さん関係のエピソードって本編ではまったく触れられていないけれど、短編集にあるんだったかな。

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読書   2023/09/16   gena

ミステリ再読 恋恋蓮歩の演習

「恋恋蓮歩の演習」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。

豪華客船が舞台のこのお話も好きなエピソードのひとつ。保呂草さんがカッコ良すぎる。

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読書   2023/08/27   gena

ミステリ再読 魔剣天翔

「魔剣天翔」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。

各務さん初登場のけっこう好きなエピソードではあるんだけど、一方で小鳥遊くんがちょっと可哀そうかな。というかVシリーズって全体的に小鳥遊くんの不運が多いような。。

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読書   2023/08/05   gena

ミステリ再読 夢・出逢い・魔性

「夢・出逢い・魔性」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版

3人組のテレビ出演のお話。稲沢探偵ってこの後も活躍するんだったかな。

ひな壇に素人の出演者が座って、タレントやアナウンサーが司会進行するというテレビ番組については、かんなさんが「熱中夜話 猫ナイト」に出演したときに、私もスタジオ内で見学させてもらったので、その時の様子を思い出した。

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読書   2023/07/29   gena

ミステリ再読 月は幽咽のデバイス

「月は幽咽のデバイス」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。

オーディオマニアの富豪邸で起きる事件。これは建物が特徴的なのでよく覚えている。

へっ君が図書館で調べていた、10mより高い木が水を吸い上げられる仕組み。今はググって調べることができるけれど、意外と難しい。蒸散によるテンションと水の凝集力、さらに根が浸透圧によって水を汲み上げる根圧が関係しているとか。それらが確からしいと検証されたのがどうも2000年台後半とからしいので、当然へっ君の時代には未解明だったことになる。へっ君の達見恐るべし。

「大人になるとね、都合の悪いことはどんどん忘れてしまうのよ。今は信じられないかもしれないけれど、そうね、十六歳くらいから、そういうふうになるの。揮発性っていうんだけれど、もともとそういうふうに人間はできているの。私も三年くらいまえから、忘れっぽくなったわ」
「計算が合わないよ、それ」
森博嗣. Vシリーズ全10冊合本版 (Japanese Edition) (p.972). Kindle 版.

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読書   2023/07/17   gena

ミステリ再読 黒猫の三角

「黒猫の三角」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。

Vシリーズは全て文庫で持っていて、電書版も2作目の「人形式モナリザ」以降は持っていたけれど、合本版がセールになっていたので結局購入。

やっぱり猫のデルタが登場するとニヤけてしまう。うちのデルタも額に三角があって、この作品にあやかってデルタと名付けたので。

「あれは、デルタという名でな」小田原は嬉しそうに微笑んで、片手を自分の額に持っていく。「目の上のところに、白い三角があるのだよ。それで、そう呼ばれておる。とても賢い奴で、どうやら、この近辺ではボスのようだ。うちの屋敷にもよく来よる。しかし、はは、黒猫のデルタとは、はは、愉快な名前ではないか」
森博嗣. Vシリーズ全10冊合本版 (Japanese Edition) (p.200). Kindle 版.

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読書   2023/06/23   gena