SF本読了 ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3
「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3」(小川一水) を読了。Kindle版。
けっこうヤバめの話になってきたのと、気楽に読んでいて最初の方のエピソードを忘れているので、時期を見て最初から再読したいかな。
「粘土」はそもそも何なのか、そこにどういったSF的な理屈が付けられるのか、を是非明らかにしていって欲しいところ。それがないと単なる魔法の便利デバイスになってしまうので。
「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3」(小川一水) を読了。Kindle版。
けっこうヤバめの話になってきたのと、気楽に読んでいて最初の方のエピソードを忘れているので、時期を見て最初から再読したいかな。
「粘土」はそもそも何なのか、そこにどういったSF的な理屈が付けられるのか、を是非明らかにしていって欲しいところ。それがないと単なる魔法の便利デバイスになってしまうので。
「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2」(小川一水)を読了。Kindle版。
面白かったけれど、本当にSF的に面白くなりそうなところの一歩手前という感じ。こちらも長期シリーズになるんだろうか。
「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」(小川一水)を読了。Kindle版。
短編版は百合SFアンソロジーで読んでいたけれど、長編版も良かった。これで完結ではなく続刊もあるということで、天冥の標ロスの後もしばらくは小川一水ワールドに浸れそう。
「天冥の標X 青葉よ、豊かなれ Part1,2,3」を読了。Kindle合本版。
とうとう完結。まずは「お疲れさまでした」と申し上げたい。
2010年のI読了から、2015年にVIIIまで読んだところで一旦Iから再読を始めて、2017年にIXまで読み進んだけれど、ちょうど仕事がヘヴィだったりしてフィクションでもヘヴィなお話はけっこうきつくてなかなかXに手をつけられなかった。合本版で2021年9月にまたIから読み始めて、半年かけてXまで通して読了。
結果的に11年間で文庫本をVIまで買って、Kindle版をVIIからIXまで買って、最終的にはKindle全10巻合本版を買うということになった。ひとつのシリーズでこれだけ長大で高密度な作品は自分の中では初めてかも(フォーマット違いで同じ作品を3つ買ったのも初めて)。森博嗣さんのアレは長さで言えばもっと長いけれど、基本的に単独で読める作品なので。
ラストは期待通りというか、収まるところに収まったというか、納得の終わり方で満足。このラストを踏まえて、登場人物たちの先祖・子孫のつながりなんかに思いを馳せつつ、またいつか再読したい。そのときこの作品の大きな要素であるエロはどう感じるのだろう。ちなみに小川一水さんとは同世代...。
「天冥の標IX ヒトであるヒトとないヒトと Part1,2」を再読了。Kindle合本版。
初読は2017年。ラストに向かってヘヴィな盛り上がり。なんとか納得のいくエンディングにつなげてほしいと切に願う。
「天冥の標VII 新世界ハーブC」(小川一水)を再読了。Kindle合本版。
初読は2014年。ここからKindle版に切り替えたので、合本版とダブってしまっている。
ブラックチェンバーとその拡張版の空洞の構造というか間取りがいまいちイメージしづらい。読み込みが足りないんだと思うけど、誰か図面描いてくれないかな。
あとしつこいけれど電力事情。
「今日午前十時の段階で、シティからの電力供給量二十八万五千キロワットに加えて、チェンバー内第一と第二発電所の出力が九万五千キロワットずつあり、合計供給力は四十七万五千キロワットといったところです。一方で消費量はこちらに出ている通り、四十三万二千、三千キロワット内外。つまり余力は九パーセントかそこらです。...
小川 一水. 《天冥の標》合本版 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.51561-51564). Kindle 版.
普通にああ、なるほど、電力供給の余力がないんだね、と流してしまいそうになるけれど、電力の場合は需要と供給が常にバランスしないといけないので、消費量が四十三万二千キロワットだったら、その時の合計供給力は正確に四十三万二千キロワットになる。だったら供給余力はどうやって求めるの?となるんだけど、それは発電所の定格出力を上限として、それに対する余力を求めれば良い。
シティの太陽光パネルの汚れで供給量が絞られている、という記述もあった。この場合も供給力が落ちているから、節電してね、というお願いをするくらいで、自動的に電力が○○kWしか来ない、みたいな事態にはならない、というのは1巻で書いた通り。
「天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河」(小川一水)を再読了。Kindle合本版。
初読は2011年。この時はまだ続きが楽しみと能天気に思っていたけれど、この後あたりからだんだんヘヴィな展開になっていくんだよなぁ。
暗い部屋から見える、オレンジ色の四角い戸口。ガタガタと音を立てて外へ出て行く。手ぶれが残っており、呼吸音がする。手持ちのカメラで撮った像と音だとわかる。
小川 一水. 《天冥の標》合本版 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.29476-29477). Kindle 版.
民生用の動画カメラは21世紀の時点で手ぶれは克服されていて、こういう未来予測は本当に難しいんだなとわかる。
「天冥の標IV 機械じかけの子息たち」(小川一水)を再読了。Kindle合本版。
初読は2011年で、11年ぶりに再読。シリーズ中でもこの巻の感想は難しい。まず冷静に読めないし、PTA(!)が投入する「倫理兵器」のデタラメな強さとか、後半からラストにかけての幸せと寂しさが押し寄せてくる感じとか。
SFでしか描けないテーマであり、感動だけど、マンガやアニメにしたら確実にR指定だよなぁ。と、思って気になったけれど、小説だとどんなエロ描写でもOKなのか。
「非常用電源の交流ってあまり質がよくないから、がさがさした、生のほうれん草っぽい味がしない?」
小川 一水. 《天冥の標》合本版 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.25658-25659). Kindle 版.