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Mac

中古のLet's Noteその後(2年経過)と今後のパソコン計画

中古のLet's Note(CF-SZ5)を購入して2年経った。Windows10のEOLまであと1年。

今のところ持ち歩き用のパソコンとしては何も困っていないけれど、さすがにEOLになったらWin11の中古レッツノートに買い替えかな。それともEOL前後は中古価格が高騰したりするだろうか。

モバイル用途はそれでいいとして、問題は自宅で使っている母艦のMacBookPro15"(2015年モデル)。今のところセキュリティアップデートは続いているようだけど、それよりもまたバッテリーが膨張してきている。2021年にバッテリー膨張で交換してもらっているけれど、3-4年がバッテリーの寿命ということなのかも。

さすがに修理して使うには古すぎるし、かといって円安の影響もあってMacの新しいモデルは高いんだよなぁ。Appleの整備済み品を買う手もあるけれど、安いモデルはだいたいメモリ8GBで、今のMBPよりスペックダウンするような気がしてなんとなく嫌だ。Appleシリコンになってメモリ8GBでもパフォーマンスは問題ないとする向きもあるようだけど、こっちは一度買ったらまた10年近く使う算段なので、将来的に8GBで充分だとはちょっと思えない。しかし、初期投資が劇的に高くなってしまうのが悩ましい。

「パソコンはVPSにアクセスする単なる端末なので何でもいい」と書いてはみたけれど、Appleの囲い込みにまんまとハマって、iPhone, iPad, Apple Watchを使っている身としては、母艦としてのMacはないとやはり不安ではある。その程度の理由なら、とりあえず安い8GBのアップルシリコンモデルを買っておけという感じかなぁ。

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パソコン・インターネット   2024/09/14   gena
タグ:Windows , Mac

日替わり通信術アップデート(PWA対応)

2021年10月頃に新しいブランチを切って、ちょっと試してはうまく動かず棚上げして、思い出してはまたちょっと試して、というのを繰り返していたPWAへの対応。ようやくだいたい思い通りの挙動になったので、試験的にリリースしている。

PWAというのは「プログレッシブ ウェブ アプリ」のことで、Webアプリケーションをネイティブアプリのように使えるようにする技術。

日替わり通信術は単純なWebアプリのままでも特に不便はないと思うんだけど、主に技術的興味で対応を進めてみた。強いてPWAに対応させるメリットを挙げるとすると、

  1. スマホやタブレットで「インストール」すると、ホーム画面からネイティブアプリのようにワンタップで起動できる(Webブラウザを開いてブックマークから起動するのに比べて手間がかからない)。
  2. ネットにつながない状態でも(ネイティブアプリのように)起動できて、聞き取り練習できる。ただし最新の問題に更新するためにはネットにつなぐ必要がある。

という感じかな。パソコンからWebブラウザ経由で使って頂いている方には特に何が変わったのかはわからない変化かと思う。

最初にいろいろ調べて試してみたところ、オフライン対応するためのキャッシュが強力すぎて、日替わりの問題更新ができなくなってしまい、この解消に何ヶ月も(週末だけたまに)悩んだ。また、PWAは元々Googleが提唱してChromeブラウザから対応が始まっているという経緯があり、2022年時点でもiOS+Safariの環境だと対応が不完全で、Android+Chromeの場合と挙動が異なるのも苦労した点。

まあiOSで対応が進まないのは仕方がない面もあるとは思う。PWAに完全対応すると、Apple Developer ProgramとApp Storeを経由せずに好きなアプリを開発・インストールできるようになってしまうので。所詮Webアプリでしょ、と思うかもしれないけれど、日替わり通信術の一連の開発を通じて、HTML+Javascriptで相当いろいろなことができることがわかったし、Webアプリならプラットフォームに依存せず開発できるという大きな強みがある。

キャッシュをなかなか手放してくれない問題は、まずはService Worker(SW)を適切に書いてあげて、日替わり問題の更新タイミングでSWのキャッシュ名を変更(日付)してサーバにアップロードする。そうするとアプリが次にService Workerを読みに行った時点で更新があることを認識できる。ただ、それだけだとSWを更新した直後の読み込みでは、更新を検出はするものの、そのときはキャッシュを読んで、次回アプリの起動時に初めて古いキャッシュを捨てて置き換わるという動作になる。

SWの動作の理解は進んだものの、iPhoneとかiPadで試していると、やっぱりなかなかキャッシュを手放してくれない。最終的には、SWのインストール時にskipWaiting()の処理を入れてすぐに新しいSWを反映させて、さらに不要なキャッシュを削除するタイミングで、clients.claim()の処理を入れてすぐに新しいデータを反映させるようにする。

//インストール時処理
self.addEventListener('install', function(event) {
    event.waitUntil(self.skipWaiting()); // 新しいService Workerをすぐ反映
});

// 不要なキャッシュを削除
self.addEventListener('activate', event => {
    event.waitUntil(clients.claim()); // すぐに新しいデータを反映
});

そして日替わり通信術アプリだと、いずれにしても問題が更新された際にアプリの再読込が必要になる。Androidや普通のブラウザの場合はリロードしてもらえば良いんだけど、iOSの場合は今のところPWAのウィンドウをリロードする手段がなく、一度アプリを終了させて再起動してもらわないといけない。これは面倒なので、キャッシュファイルの日付から24時間以上経過している場合は、window.location.reload()を叩くリンクを表示させるようにしてみた。これを叩いて更新すれば新しい問題が読み込まれるし、古い問題をそのまま練習することもできる。オフラインの場合もキャッシュがそのまますべて使えるので、読み込んだ時点の問題は何度でも練習できる。

IMG_2399_w560.jpg

このような感じで、ようやくだいたい意図した動作にはなったかな。日替わり問題が更新されるタイミングでアプリを開きっぱなしにしているとどうしようもないけれど、それはブラウザの場合も同じなので。これに関してはプッシュ通知とか、さらに一段階難解な処理に取り組まないといけないかも。

Service Workerの記述についてはいろいろなサイトを参考にしたけれど、最終的に思い通りに動いたのは以下のサイトの例だった。

【参考サイト】Progressive Web Apps (PWA) 学習者のメモ その1  (Service Worker)

PWA対応によって以前と変わった点を画像で説明しておく。

まずはPWA本家AndroidのChromeの場合、最初にページを開くと、インストールを促す表示が出る。これに従ってインストールすると、ホーム画面にアイコンが追加されて、起動時にスプラッシュ画面が出るようになる。アンインストールは設定のアプリ情報から、他のネイティブアプリと同様に行う。

IMG_1068_w560.jpg

iOS、iPad OSの場合は、表向きはPWAに対応していることがわからない。インストールという表現はなく、共有ボタン[↑]から、「ホーム画面に追加」を選ぶことで、Androidのインストールと同様の動作となる。普通のWebサイトをホーム画面に追加した場合と比べると、URL欄が表示されず、下スワイプでリロードできないなど、ネイティブアプリっぽい動作となる。アンインストールは、アイコンを長押ししてブックマークを削除。

IMG_2398_w560.jpg

パソコンの場合は、ブラウザのURL欄の右にあるボタンからインストールができる(Edge, Chrome)。MacOSのSafariの場合は今のところインストールはできない模様。MacでChromeを使えば普通にインストールできるし、Launchpadにも自動的に登録されるので、特に不便はなさそう。

higawari_chrome_w560.pnghigawari_edge_w560.png

これで安定稼働してくれれば、考えていたアップデートはクローズかな。あとは長く使ってくれている方向けに、和文・欧文の本文プールの拡充とか、名あての住所データベースの拡充などはやりたいけれど、これは時間をかければできる話。

次のプロジェクトは何が良いだろう。モールス受信関係はJI1JDIさんのDitDah Appsでだいたい網羅されているので、何か別なものがないか考え中。

本サイトの固定記事へのリンク

Webアプリ「日替わり通信術」

アプリの詳しい説明

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アマチュア無線   2022/05/24   gena

MacBookProその後(バッテリー膨張で修理)

MacBookPro15インチ(2015モデル)は購入後3年半ほど。

外出時はほぼiPadで用は済むので、MBPはほとんど自宅でACアダプタにつなぎっぱなし。それが良くなかったのかどうかわからないけれど、最近なんとなくフタがピタっとしまらないと思ってよく見てみたら、バッテリーが膨張しているっぽい。本体下面のゴム脚も浮いてしまっている。

最近のMacはこうなると面倒で、バッテリー単品を買って自分で交換するということができない。薄いスッキリデザインのために拡張性とかメンテナンス性が犠牲になっている。

さすがに買い替えるにはまだ早いし、性能的にも不満はないので有償で修理を依頼することにする。以前iPhoneのバッテリー膨張で修理してもらった正規サービスプロバイダのキラムラにアップルの修理受付サイトから予約。バッテリーは膨張しているけれど、使用上は特に支障がなかったので、急がずに都合の良い日曜日に予約できた。iPhone修理のときは開店前から長蛇の列で、整理券をもらうのに30分並んで、見てもらえたのは4時間後だったことを考えると、今は行列もないし快適。

予約時間に行ったらすぐに受付けてもらえたけれど、さすがにMacは即日バッテリー交換というわけにはいかず預かり修理となった。データが消えても文句は言いませんと、承諾書にサインをさせられる。診断プログラムを走らせている間15分ほど待っていたけれど、その間に予約システムのことを知らないのか、iPhoneの修理依頼のお客さんが来て、キャンセル待ちでも良いから今日見て欲しいと食い下がっていた。今はスマホが使えないと生活にいろいろ支障があるので気持ちはわからなくもない。これだけ生活に必須のアイテムになったのだから、公衆スマホとか、レンタルスマホとか普及しても良さそうだけど。個人に紐づいたIDで認証するようにすれば、電話番号もメアドもクラウドに保存したデータも設定も自分のスマホと同じ環境で使えるようにすることくらいできる気がするし。

Macは日曜日に預けて、水曜日には修理完了の連絡がきた。土曜日に引き取り。意外と早かった。費用は事前の見積もり通りで、技術料込みで3.2万円。キーボード面全体が交換になるためけっこう高いとのこと。それでもMac自体を買い換えるよりは安いので仕方がない。幸いデータは消えなかったので、移行アシスタントでTime Machineから復旧させるような手間はなかった。

返ってきたMacBookProはフタがピタっと気持ちよく閉まるし、ゴム足が綺麗に接地して滑らず大変気持ちが良い。そうか、今まではやっぱりヘンだったんだと実感。これでまた安心して何年か使えるかな。

IMG_1617_w560.jpg

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パソコン・インターネット   2021/07/02   gena
タグ:Mac