Harmless Weblog

梶尾真治

SF本読了 たゆたいエマノン

「たゆたいエマノン」(梶尾真治)を読了。Kindle版。

エマノンシリーズ6作目。一気に読んだので違和感なかったけれど、前作からかなり時間が空いていたみたい。また連作短編形式に戻った。

エマノンと対にになる位置付けで別な意味で時間を超える存在のヒカリのお話が多かった。

シリーズをまとめ買いしたけど、まだ完結していないというのはちょっと誤算だったかな。大きなストーリーみたいなものはなさそうなので、また続刊があれば買う感じにしようと思う。

SF的にエマノンやヒカリの存在を説明するとしたらどうなるんだろう。安直にはマトリックス・リング界的なものだけど、それだと面白くないしなぁ。続刊があるなら「不思議だね」で終わらず何か説明が付くような結末を期待したい。

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読書   2022/05/29   gena

SF本読了 ゆきずりエマノン

「ゆきずりエマノン」(梶尾真治)を読了。Kindle版。

エマノンシリーズ4作目。オカルトは控えめで、人情味のあるお話が多かった。お涙ちょうだいにいかないあたりが好ましい。

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読書   2022/04/30   gena

SF本読了 まろうどエマノン

「まろうどエマノン」(梶尾真治)を読了。Kindle版。

エマノンシリーズ3作目。タイムリープねたはなぁ、涙腺が緩くなっている年代には堪える。マイナスゼロとか再読したくなった。

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読書   2022/04/23   gena

SF本読了 さすらいエマノン

「さすらいエマノン」(梶尾真治)を読了。Kindle版。

エマノンは若い女性として登場することが多いんだけど、両切りのタバコを吸っていたり、描写もなんとなくレトロな雰囲気なのでけっこう古い作品なのかなー、と思って調べたら、おもいでエマノンの初版は1983年。私が読んだKindle版は2013年の徳間デュアル文庫版が底本。

さすらいエマノンは1992年初版。作中で『おもいでエマノン』がフィクションとして登場するという斬新な場面があったり、オカルトっぽい描写が増えてきた感じはある。今後の展開が楽しみ。

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読書   2022/04/09   gena

SF本読了 おもいでエマノン

「おもいでエマノン」(梶尾真治)を読了。Kindle版。

Kindle本のセールで、不思議なタイトルと鶴田謙二さんのイラストが気になってシリーズをまとめ買い。

鶴田さんと言えば寡作だけど味わい深いSFマンガを描かれており、Spirit of Wonderはたまに本棚から引っ張り出して読み返している。

おもいでエマノンもまた不思議な味わいのあるSFで、外見的には普通の過去や現代の日常風景が描かれているんだけど、実は。。というもの。

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読書   2022/04/02   gena