「超新星紀元」(劉慈欣)を読了。Kindle版。
ドイツ出張の帰路、シャルル・ド・ゴール空港でのトランジット待ちで読了。
劉慈欣の長編第一作とのこと。これはまたよく短編ではなくこのボリュームの長編にしたな、という感じ。
面白かったし、劉慈欣としてはこれで正解だったと思うけれど、個人的には後半で超新星爆発を超えるSF的なイベントが起きるとか、そうでなくても超新星戦争のような暗く辛い展開は回避してほしかったかなぁ。大人の絶滅ですでにカタストロフは充分なので。
あと、ハイティーン世代、超新星病で助からないけれどまだ子供、という人々が大勢いたはずで、彼らのストーリーが語られなかったのがちょっと残念に思った。