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SF本読了 紫色のクオリア

「紫色のクオリア」(うえお久光)を読了。Kindle版。

ツイッターのSF界隈で話題になっていた作品。序盤はなんだこりゃ、ホラーか?と思いつつ読み進めていったら、いつの間にかけっこうハードなSFになっていって面白かった。

藤子F不二雄の短編に、タイムマシンを作る男の話があって、最初はいろいろと科学技術的なアプローチを試すんだけど、最後はただ座って「信念」でもって「環」に入り込む、つまり自分が未来にタイムマシンを発明すると信じることで、未来の自分が過去にタイムスリップして現在の自分にタイムマシンの作り方を教えてくれる、そんな世界線に移る。というのがあった。本作を読んで思い出した。

欲を言えば、まりいの「能力」についてこじつけでも良いので科学の言葉で説明をつけて欲しかったかな。

読書   2021/12/30   gena
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