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アマチュア無線(All Asian DX CWコンテスト2022)

最近はなかなか上がらないコンディションと、調整が難しいベランダの仮設モービルホイップでイライラすることが多いDXコンテスト。国際情勢も悪いし、見合わせることが多かったんだけど、今回はローカルさんからUHV-5という多バンド対応のモービルホイップを譲っていただいたので、調整がてら少しだけ参加してみた。

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UHV-5はエレメントの付け替えなしで、7/21/50/144/430MHzに出られるのが売り。ただ調整はシビアだよ、と譲ってもらったときにお聞きした。ベランダに三脚基台に立てて調整。アンテナアナライザは持っていないけれど、IC-705を使えば簡易的に周波数をスイープしてSWRのグラフを描いてくれる機能がある。

自宅ベランダでは一度も調整に成功したことがない7MHz。これは意外にも少しエレメント長をいじったらSWRが下がった。ただ、SWRが下がることとアンテナとして使えることは別らしく、国内/海外ともまったく入感せず(ノイズがS9で振っている)。7MHzはだいたいどの時間も国内のどこかは聴こえるはずなので、やはりベランダで使うのは厳しいらしい。

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21MHzは多少受信はできているものの、エレメントを最長まで伸ばしてもSWRが3以上。もう少し伸ばせば同調しそうなんだけど、金属製のクリップをエレメント先端に付けて伸ばしてみると今度はHi-SWR。そんな単純なものではないらしい。結局元から持っていたモノバンドのモビホの方が軽くて調整もできているので21ならそれを使ったほうがよさそう。

50MHzはSWRは1.5〜2くらいで、使えなくはないと思うんだけど、Eスポが出ないことには受信できているのかどうかもわからず。144/430は無調整で大丈夫そう。

ということで、あわよくば7と21が付け替えなしで出られるなら便利だな、と少し期待していたけれど、そううまくはいかないことがわかった。今のところHFはどうにか調整すれば使えるのが21MHzと14MHzのモノバンドモビホのみという状態。

せっかくアンテナを上げたので、21MHzでオールアジアCWの局を呼んでみる。S9で振っているハワイはIC-705のバッテリー運用(5W)で一発コピーしてもらえた。北米西海岸はS5くらいで、5Wでは何度呼んでも届かず。電源をつないで10Wで呼んで、何度も「?」を返されたけれど、なんとか取ってもらえたかな。オーストラリアも同様。

このように、何度呼んでもスルーされたり、?とAGNを連発されたり、コールバックはあっても、「たぶん交信できたと思うけど、ミスコピーされているかも」みたいな中途半端な状態で非常にストレスがたまる。それに加えてアンテナのSWRが上がったりと、楽しむためにやっているのに、苦行のように感じることもあるので、そういうときはさっさとやめて他のことをするようにしている。

Freq. Point  Multi  QSO
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21MHz   9     3    3
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Score  9 x 3 = 27
Multi: K, KH6, VK
アマチュア無線   2022/06/19   gena
タグ:IC-705 , CW , コンテスト , DX
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