「クリプトノミコン3 アレトゥサ」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
ディティールの描写はやはりあまり肌に合わないので、ストーリーだけ斜め読み。
パケットラジオという無線でリモートログインする技術が出てくるけれど、アマチュア無線のパケット通信網を経由してインターネットにつなげているのかな。私がアマチュア無線を始めた2011年にはすでに(アマチュアの)パケット通信は廃れてしまっていて、OM諸氏から往時のお話を聞いたことがある程度。
そう思って奥付を見たら、原著は1999年出版らしい。邦訳(の電書版)は2022年出版なので、20年以上前に書かれたSFを読んでいたわけだ。この分野としては最先端を描いた作品だったんだろうけど、それを知らないと「何いまさらそんなこと言ってんの?」ということになってしまう。