公開一週間後の日曜日で386席の大きなスクリーンで空席60%ほど。スクリーン4つ並行だったけれど日曜日ということでちびっこを中心にけっこう入っていた。
黒ずくめの組織が灰原さん(シェリー)を狙うシリアスな回で、なかなか良かったと思う。やっぱりジンたちが出てくると緊張感が出るし、今回は眠りの小五郎の推理シーンもあった。
ウォッカ(ジンの舎弟)は組織のメンバーとしては珍しく能力が低くてドジを踏む場面が多いんだけど(いつもコナンたちにつけ込まれる)、なぜかジンに気に入られているみたいでミスをしてもお咎めなし。やっぱり友達の少ないジンにとって大切な舎弟ということか。今回も阿笠さんと蘭ちゃんがけっこうあからさまにウォッカたちに楯突く場面があるけれど、目をつけられた様子はない。
あとこれを指摘するのは無粋なのは承知だけど、ディープフェイク(偽動画)を登場させちゃうのってどうなんだろう。コナン世界は建前としては工藤くんが幼児化してから1年以内のお話のはずで、世間の技術レベルを当時の世界と同じにしておかないと一貫性が保てない。ディープフェイクみたいな技術が当たり前に実現している時代と認めてしまったら、今までに登場した写真や監視カメラ映像はすべて証拠能力がなくなってしまう。あとスマホの電話アプリで番号をタップしたって「七つの子」は鳴らないし(PDCの頃から既に鳴らなかった)、伏線を長く引っ張りすぎて厳しい感じになっているのは否めない。
もうどうせならベイカー街の亡霊みたいにオーバーテクノロジーを前提にしたSF世界です、ってことにするとか。
【リンク】劇場版名探偵コナン公式サイト
観に来た#名探偵コナン黒鉄の魚影 pic.twitter.com/S7L8BLI6tb
— かんな JH1CFW (@p_delta_v) April 23, 2023