ノラ猫出身のデルタは17歳11ヶ月で虹の橋を渡りました。
2021年末の尿路結石の生死を彷徨う大手術から3年半。予後は奇跡的に良好で、今年の年明けくらいまでは血餅も落ち着いていて療養食(ロイヤルカナンのパウチ)も食べていたけれど、だんだん固形物が食べられなくなり、それでも「ちゅ〜るごはん」(缶入りの総合栄養食スープ)とシニア猫用ミルクをたくさん飲んでくれていた。スーパーやホームセンターの在庫では間に合わず通販で大量に取り寄せたくらい。
3月頃から数日まったく飲み食いできなくなる周期があって、それでもご飯や水の器の前で待っていたりするので、そんな時はシリンジでお湯やミルクをあげて、数日するとまたケロっと自力でゴクゴクと飲めるようになる、という感じ。思えばこの頃から死期を悟っていたのかもしれない。
玄関からしきりに外に出たがるようになったのもこの頃で、マンションなので玄関扉から出ても外廊下なんだけど、その廊下をかんなさんが付き添って往復歩いて戻ってくるという儀式を毎日のようにやっていた。これも死に場所を探すような行動だったのかもしれない。
4月に入って急激に弱ってきて、自力ではほとんど何も飲めず、シリンジでかろうじて補水してやる程度。それでも亡くなる数日前までは大きな声で鳴いたり、人間のベッドに甘えにきたりしていた。
亡くなる前日からは立ち上がって歩くことも難しくなり、ほぼ寝たきりに。おかげで人間の方も「これはそろそろだな」と準備する心構えができたし、かんなさんがずっと撫でながら看取ることができた。尿路結石の手術のタイミングでお別れだったら急すぎてもっと悲しかっただろうけど、その後3年以上元気に過ごしてくれて、これは寿命だね。長生きしてくれて偉いね、と納得のお別れで良かったと思う。
誕生日の記事で何度も書いたと思うけれど、デルタは自分の命を削って人に癒しと幸せを与えているんじゃないかと思うような、本当に天使のような子だった。デルタ自身にとっても幸せな猫生だったと思ってくれていたら良いなぁ。
【猫のデルタの主な記事】
・生後5ヶ月
・生後6ヶ月(去勢手術)
・生後7ヶ月
・そらとぶねこフォトコン受賞
・1歳
・生後16ヶ月
・生後18ヶ月
・2歳
・ピートとデルタ,フォトコン受賞
・3歳
・デルタがフォトコン最優秀賞
・4歳
・5歳
・6歳
・7歳
・デルタがフォトコン受賞
・8歳
・9歳
・NHK Eテレ 0655出演
・10歳
・11歳
・12歳
・13歳
・14歳
・15歳
・16歳
・17歳