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格安2in1その後(Windows10 20H2アップデートは可能か)

ドンキホーテの格安2in1(19800円、2016年モデル)はアマチュア無線の移動運用で活用している。ただメインメモリ2GB、ストレージはeMMC32GBとミニマムなスペックなのでWindowsUpdateでは苦労がある。

Windows10 1909へのアップデート以降は放置していたけれど、気付いたらその後の大型アップデートはことごとく失敗している。1909のサポート期限でもあるので、巣篭もりゴールデンウィークのレジャーは20H2へのアップデートチャレンジとした。

まず普通にWindowsUpdateを手動実行するも、4回くらい試していずれも失敗。ダウンロード、Windows上のインストールなどは進むんだけど、リセット後の青い画面のインストール画面で固まる。数時間すると失敗して元に戻る、という動き。この時に何が原因で失敗しているのかヒントとか出してくれたら助かるんだけど。

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次にWindows10の20H2適用ずみのISOイメージを落としてインストールする作戦。これも同様に失敗。何度か繰り返していたら、失敗した時の「変更を元に戻しています」の画面とリブートを繰り返して復旧しなくなってしまった。電源長押しでシャットダウンしても、起動すると同じループ。

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この時点で通常のアップデートは無理で、クリーンインストールが必要な状況。さて、ドンキ2in1では回復ドライブ(USBメモリ)なんて作っておらず、ああ、作っておけば良かったなんて思っても後のまつり。データのバックアップだけはしっかり取っていたけれど、システムなんてどうにでもなるでしょ、とタカをくくっていたらこの通り。パソコン教室講師のかんなさんがちょうど回復ドライブの授業をやっていると聞いていたのに。

かんなさんに相談したところ、古いバージョンのWindows10(1903)のISOイメージをダウンロードしてブータブルUSBメモリを作ってくれた。これでもうしばらく楽しめる。

最初はBIOSの入り方もわからなかったけれど、試したら起動時にESCキーでBIOSに入れた。ここからUSBブートを選択して、USBメモリで起動。あとはクリーンインストールを実行したところ無事に起動した。

ただ、デバイスドライバが全滅しており当然ネットにもつながらないのでここからが大変。ドンキ2in1は通常のメーカー製PCではないのでサポートサイトもドライバのダウンロードページもない。いろいろ検索すると(参考:ドンキのキーボード付き2万円2in1を実際に使ってみた)、恵安(Keian)という会社のKBM100KのOEM品らしい。ただ恵安のサイトでもドライバ一式はダウンロードできず。

さらにいろいろ調べると、古いOSのファイルがWindows.oldというフォルダにバックアップされていることがわかった。ここに元々使っていたドライバが入っていて(システムの下のDriverstoreフォルダ)、これをサルベージ。あとはデバイスマネージャから不明なデバイスを一つ一つ選んで、ドライバの更新でDriverstoreフォルダを指定してやったら、元のドライバを読み込んでくれた。

これで一件落着かと思いきや、肝心のネットワークアダプタ(WiFi)のドライバが「このデバイスを開始できません(コード10)」になってしまっている。ドライバを削除してインストールし直してもダメ。

もしかしたらWindowsUpdateしてやればWiFiのドライバも認識するようになるかもしれない、と思って1300円くらいのUSB WiFi子機を買って接続したら、これはあっさり認識してネットに繋がった。この状態でWindowsUpdateしたら、今度は普通に20H2へのアップデートが成功。ただ相変わらず内蔵無線LANのドライバは「開始できません」のまま。

もうこの状態で使い続けるしかないか。USBはWiFi子機で1個塞がるけど、ネットにも繋がるし。と諦めかけたけれど、念のためWindowsUpdateカタログのサイトで、ネットワークアダプタの名称「Broadcom 802.11n Wireless SDIO Adapter」で検索し、複数出てくるドライバの中から、新しいバージョン1.596.12.1をダウンロードして適用したら、あっさり認識して完全復旧。

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内蔵WiFiがダメだった原因は結局よくわからず。WindowsUpdateが効いたのか、最初から間違ったバージョンのドライバを当てていたのか。また、最初のアップデートで失敗していた原因は、推測になるけれど、アップデート時にCドライブの容量不足回避のために外部メディアに逃がす際、外部メディア(マイクロSDカード)のフォーマットがFAT32だったのがマズかったのかなと思っている。大型アップデートはファイルが巨大なので。これに懲りてマイクロSDもNTFSでフォーマットした。

hamlog、CTESTWIN(USBIF4CW)を入れてデータを書き戻してリカバリ完了。念のために回復ディスクも作成しておいた。ゴールデンウィークのレジャーのはずが、大幅に延長して楽しめた上、ブログ記事も長編になってしまった。このドンキ2in1はあらゆる意味で元は取ったという感じ。

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パソコン・インターネット   2021/05/23   gena
タグ:Windows
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