Harmless Weblog

SF本読了 アステリズムに花束を

「アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー」を読了。Kindle版。

全体的に面白かったけれど、やっぱり好みとしては小川一水氏が頭一つ抜けていて、新しく読んだ作家さんのなかでは、他の作品も読んでみたい、とまで思うものはなかったかな。

キミノスケープはインフラや物資がそのままで、自分以外が世界から消えてしまうという、誰もが想像したことがあるであろう中2的設定が良かった。四十九日恋文も設定が秀逸。草野原々氏はなぁ。グロいのが苦手なのでちょっと。幽世の設定とかは面白いのでグロさ無しで読みたい感じ。月と怪物はソ連SFという未知のジャンルで興味深かった。色のない緑、これは小川一水氏を別にすると一番良かったかな。

【収録作品】

  • キミノスケープ(宮澤伊織)
  • 四十九日恋文(森田季節)
  • ピロウトーク(今井哲也)
  • 幽世知能(草野原々)
  • 彼岸花(伴名練)
  • 月と怪物(南木義隆)
  • 海の双翼(櫻木みわ×麦原遼)
  • 色のない緑(陸秋槎/稲村文吾訳)
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ(小川一水)

読書   2021/10/02   gena
タグ:Kindle , SF , 小川一水
≪ アマチュア無線(XPOコンテスト, 愛・地球博記念コンテスト2021)  |  SF本再読 天冥の標III ≫

この記事へのコメント

コメントを送る

  ※ Eメールは公開されません
Loading...
 画像の文字を入力してください