SF本再読 天冥の標V
「天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河」(小川一水)を再読了。Kindle合本版。
初読は2011年。この時はまだ続きが楽しみと能天気に思っていたけれど、この後あたりからだんだんヘヴィな展開になっていくんだよなぁ。
暗い部屋から見える、オレンジ色の四角い戸口。ガタガタと音を立てて外へ出て行く。手ぶれが残っており、呼吸音がする。手持ちのカメラで撮った像と音だとわかる。
小川 一水. 《天冥の標》合本版 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.29476-29477). Kindle 版.
民生用の動画カメラは21世紀の時点で手ぶれは克服されていて、こういう未来予測は本当に難しいんだなとわかる。