Harmless Weblog

2024年6月16日

GSX-R125その後(オイル交換DIY)

購入後半年経ったGSX-R125は走行距離4800kmほど。3000kmの中古を買ったので、自分で走ったのは1800kmくらい。足に使っているわけではないのでそれほど距離は伸びない。

梅雨に入る前にやってみたかったのがオイル交換。趣味のバイクなので、簡単なメンテナンスくらいは自分でできるようになりたいし、勉強しながら整備すれば愛着も湧くというもの。本当はロードスターとかも自分で整備できたら良いんだけど、さすがに四輪は設備や工具を準備するのも大変だし、うまくいかなかった場合のダメージが大きい。その点原付(二種)ならなんとかなるのではないか。高校生のときはスクーター(2スト)のオイルを補充したりしていたし。

YouTubeでGSX-R125のメンテナンスを解説してくれている親切な人の動画をいくつか見て予習した上で、Amazonで必要な部品の調達。ありがたいことに車種別にオイルフィルターやドレンワッシャー、Oリングなどのセット品が売られているので、これを買えば間違える心配はない。

デイトナ(Daytona) バイク用 オイルフィルター Oリング ドレンワッシャー GSX-R125/S125 等 オイル交換パーフェクトセット 30973 通しNo:S-59

オイル自体はスズキ純正のエクスターが良いと思うんだけど、缶入りなので処分のことを考えるとちょっと面倒。検索するとモチュール300Vという高級オイルを入れておられる方がいる。これはプラ容器で良さそうだけどかなりお高い(1Lで3000円強)。エクスターなら高級版のR9000でも1L2000円弱。それでも缶ゴミを捨てる面倒さを考えて、モチュールを選択。まあけっこう高回転まで回すし。

モチュール(Motul) 300V FACTORY LINE ROAD RACING (300V ファクトリーライン ロードレーシング) 10W40 バイク用100%化学合成オイル 1L[正規品] 11102311

あとは同じゴミ処理の理由で、廃オイルを処分できるポイパックを購入。廃オイルはスタンドなどでも引き取ってもらえるらしいけれど、廃油を溜めて持っていくのがそもそも面倒くさい。金で時間を買う考え方。初老の身には時間が貴重なのだ。

エーモン(amon) 新型ポイパック 廃油処理材 吸収力・保持力アップ 2.5L 可燃ゴミとして処理が可能 8813

IMG_4984_w560.jpg

工具は結構悩んだ。ドレンボルトは14mm、オイルフィルタのフタのボルトが8mm。手持ちのメガネレンチとソケットもあるけれど、動画を見るとトルクレンチで規定トルクで締めましょう、と言っている。まあそれはそうだろうけれど、まともなメーカーのトルクレンチなんて買ったら2万円近くする。一応国産の14mmメガネレンチ(1.6千円)だけ買って、緩めるときの固さを確かめてみて、これはトルクレンチがないと難しい、となったら購入を考えることにする。

作業はガレージ(コンテナ)内で。梅雨入り前の日差しのきつい日だったけれど、コンテナは断熱材も入っていて割と快適。サイドスタンドでもできるみたいだけど、作業性やオイル量の確認のためにバイクは垂直に立てたい。ということで、トランポで使っていたフロントのホイールクランプで自立させてやってみた。

交換前のオイルゲージはこんな感じ。真っ黒で何も見えない。Fよりたくさん入っている?

IMG_4982_w560.jpg

5分ほどアイドリングで暖機している間に廃油受けをセット。エンジンを止めてメガネレンチでドレンボルトを緩める。なんか想像していたより全然緩くて、これならトルクレンチなしでも締め付け過ぎさえ気を付ければ大丈夫なんじゃないかな。外すときに手が滑ってボルトが廃油の中に落ちてしまって、綿のような吸収体を手探りしながらなんとか救出。

IMG_4986_w560.jpg

バイクを傾けたり揺すったりして古いオイルをできるだけ出し切る。ちょっと床が汚れてしまった。けっこう長いこと放置してもポタポタと落ち続けるので、時間を取れるときにのんびりやるべきかも。私はポタポタが続いているときにドレンボルトを入れてしまった。オイル交換セットに入っていた新しいドレンワッシャーを使う。

締め付け過ぎないように、だけどドレンワッシャーが少し潰れる抵抗を感じるくらいのところまで締め付けてみた。

次はオイルフィルタの交換。フタのボルトはこちらは意外と固めに締付けられていた。ただ短いレンチでも回せるレベルなので、そんなにギュウギュウではないという感じ。Oリング2個(フタ側と本体側)を交換。

フィルタの交換時に、オイルが垂れても良いようにウエス(ショップタオル)でカウルを養生しておく、というのは確かに良いアドバイスなんだけど、垂れてくる量が想像以上で、結局アンダーカウルまでオイルが垂れてしまって掃除が大変だった。何事もやってみないとわからないなぁ。オイルフィルタの交換時はサイドスタンドを使って左側に傾けておいた方が、オイルが垂れなくて良いかも。

IMG_4989_w560.jpg

IMG_4990_w560.jpg

最後に新しいオイルを入れる。モチュールの容器は注ぎ口と残量がわかる目盛りが付いているのも便利。ただ、注ぎ口は給油口に入る太さではないので、漏斗かオイルジョッキがあった方が楽かも。今回はゆっくり慎重に注いだ。

ある程度入れたところで、エンジンをかけて短時間アイドリングさせてオイルを回す。あとはオイルゲージを確認しながらちょうど良いところまでオイルを入れる。最終的には1.3Lちょっと入った。オイルフィラーキャップのOリングも交換。

IMG_4991_w560.jpg

IMG_4992_w560.jpg

IMG_4993_w560.jpg

あとはこぼれたオイルを掃除したり、漏れがないことを確認して完了。ここまででだいたい1時間くらいの作業。あとはオイル交換インターバルのタイマをリセットして、問題がないかどうか試運転。短時間の試運転ではフィーリングの違いはあまり感じなかったけれど、多少スムーズにはなったかも?という程度。

初めてDIYでオイル交換をやってみて、まあ最初にしては上出来ではないかと自分では思う。反省点としては、フィルタ効果時のオイル垂れの対策をもう少ししっかりやるべきだった。あと、トルクレンチは無理に買う必要はないけれど、リアスタンドは欲しいかな。リアスタンドも1万円くらいするので、優先順位を考えてそのうち手に入れたい。

≫ 続きを読む

バイク   2024/06/16   gena
タグ:バイク , GSX-R125