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移動運用

アマチュア無線(東京UHFコンテスト2021)

秋の行楽シーズンの東京UHFは毎年移動運用先をどこにするかが悩ましい。今年は特に天気も良くて公園の駐車場や展望台は厳しいと予想。

観光地ではないけれど、割と有名な移動運用スポットに朝一で行ってみて、もし先客ありなら何度か使っている林道入口に変更する作戦。変更した場合もロスタイムは30分くらい。

狙ったポイントは8:30頃に到着したら先客なしでラッキー。アンテナを立てて準備をしていたら、軽バンの御同輩がいらっしゃって、「一緒に運用しても良いですか?」とのこと聞いたらどうも東京UHFとは関係なく1200とかフリーライセンスラジオとかの運用をするみたいな感じだった。やはり地元では有名なスポットということ。

車のアクセスも良く、標高800mほどで富士山方面に開けている。トイレはないけれど、500mほどのところにトイレの使えるキレイな施設があるので、車2台で来れば交代で行くことはできそう。今回はかんなさんがお仕事だったので私ひとりで移動。

設備はFT-817に7エレ八木を三脚で立てた。踏み立てくんの方が風には強いけれど、重いので。バッテリーは以前買ったモバイルバッテリー。テーブルはコンパクトになり少し高さのあるものを新調した。これはなかなか良い感じ。あとは椅子がもう少し快適だと良いな。

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難点は寒いこと。ロケーションの良い場所は必然的に標高が高く風が抜けるのでこの時期は寒い。今までの東京UHFコンテストも寒さで撤退したことが何度かある。今回は上下防寒服で、平地では暑いくらいの服装で臨んだけれど、甘かった。風が吹かなければ充分耐えられる寒さだけど、風に当たっているとどんどん体力が奪われる感じ。こういうときは車内で快適に運用できる車が欲しくなる。

温かい飲み物を飲みながら、お昼はカップラーメンを作って、ひたすら430CWでCQを出す。パイルにはならないけれど、ほどほどに呼ばれる感じ。10回連続でCQ空振りはほとんどなかった。都内は28局かな。都外は静岡や長野からも呼ばれた。

9時からはじめて、13時には温かい飲み物も尽きて撤収。4時間の運用で、モバイルバッテリーは残量50%、ドンキ2in1のバッテリーは残量30%とまだ余裕があった。

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Freq. Point  Multi  QSO
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430MHz    117    27    86
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Score  117 x 27 = 3,159
都内: 八王子,青梅,府中,昭島,調布,町田,小金井,日野,東久留米,多摩,稲城,あきる野,西東京,品川区,豊島区,板橋区,練馬区,足立区,桧原村
都外: 茨城,栃木,埼玉,群馬,千葉,神奈川,静岡,長野

【過去の東京UHFコンテスト】
2020年, 2018年, 2017年, 2016年

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アマチュア無線   2021/11/23   gena

アマチュア無線(6m and Downコンテスト2021)

いつも天気を睨みながらの6m and Downコンテスト。大雨でも困るし、かといって晴天でも困る。晴れているといつもの移動運用場所の駐車場にお客さんが多く来てしまうため。

今年はちょうど良く小雨が降ったり止んだりの天気になった。これならかんなさんと一緒に移動できる。晴れた場合は一人で先日の林道入口に行こうかと思っていた。

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リグもアンテナも車も2つずつあることだし、今回はかんなさんのスキル向上のため、一緒に移動して別々にコンテスト参加してみることにする。今風に言えば「ソログル運用」か。

私はロードスター+カメラ三脚+キャンプ用ポール+塩ビパイプ+430MHz7エレ八木+モバイルバッテリー+FT-817。

かんなさんは、プジョー2008+踏み立てくん+釣竿+50MHzダイポール+ポータブルバッテリー+IC-705。

かんなさんはスキルアップのため、準備から調整、運用、撤収まですべてを一人で行った。私も自分の運用に集中。50MHzと430MHzで近距離で被るかな、と思ったけど問題なかった。一応デュプレクサーも使ったけれど、なくても5Wならバンドが違えば大丈夫みたい。

お昼はいつものお蕎麦屋さんがカフェに変わってしまって残念なんだけど、カフェでナポリタンを頂いた。天気が悪く他のお客さんがいないので快適。

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9:40頃からお昼を挟んで14:30頃まで。私は30分CQを出して、バンド内呼び回り、またCQに戻る、というサイクルをひたすら繰り返した。トータル5時間近くCQを出してFT-817が熱々になったけれど、モバイルバッテリー(東京コンテストの時に書いたUSB PDのもの)は残量50%ほど。また、20H2のアップデートでまた快調になったドンキ2in1のバッテリーも残量60%で問題なし。

小雨なのでロードスターの車内でCWを運用したけれど、助手席にローテーブルを置いて、水平になるようにペットボトルで調整したら良い感じになった。FT-817、モバイルバッテリー、ドンキ2in1、パドルなどを置いても余裕があった。ただしあくまでもロードスターの車内なので狭いし、横を向く体勢がきつい。PCキーイングなのでCQを出して呼ばれるまでは正面を向いて体を休めた。パドル手打ちがメインだと厳しいかも。

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430だとマルチがなかなか増えず。山梨(17)は今回も無理かと思ったら、最後に1局だけ呼んでくれた。都内より神奈川、静岡の方が強いのはやっぱり都内局はアンテナが南向きだからかも。

ということで53局と交信して11マルチ。この場所から430では過去最多かな。かんなさんは50MHzで26局(9マルチ)、モービルホイップで144MHzが9局(4マルチ)、430MHzが1局という戦果。6mは時間中Eスポは出なかったみたいだけど、聞こえる局は結構多かったとのこと。

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Freq. Point  Multi  QSO
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430MHz    53    11    53
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Score  53 x 11 = 583
マルチ: 福島,茨城,栃木,埼玉,群馬,千葉,東京,神奈川,静岡,山梨,長野

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アマチュア無線   2021/07/06   gena

アマチュア無線(東京コンテスト2021)

東京コンテストへの参加は3回目(2017年2018年)。QRPの移動運用ではHFはアンテナを張る場所が悩ましく、東京コンテストでは比較的得意な430MHz部門もないため、あまり出ていなかった。

今年はOMさんから譲っていただいた144MHzの5エレ八木アンテナがあるのと、ゴールデンウィーク中は混雑するきららの里ではなく、ロードスターでも行ける林道入口の運用場所(昨年の東京UHFで試した場所)が割と電波が飛びそうなのがわかったので、ここで試してみることにした。ただしここはトイレなど設備がないためかんなさんは留守番で、私一人で参加。

もう一つ試してみたかったのが、モバイルバッテリーからUSB PD給電によるFT-817の運用。今までは重たい鉛バッテリーのSG-3500LED(20Ah, 重量8.3kg)を使っていて、これはこれで信頼性が高く良かったんだけど、ロードスターだと車内で運用できないので、車外まで運んで準備や片付けをするのが大変だった。

USB PDは最大100Wまでの大電力給電に対応した規格で、FT-817の場合はCQオームさんで販売されているケーブル(OHM-USB818/OC)と、45W以上15Vに対応したモバイルバッテリーを組合せることで、モバイルバッテリーから電力供給が可能になる。

モバイルバッテリーはちょっと高いけれど、CQオームで推奨されているAnker PowerCore + 26800 PD45W(26800mAh)を購入。重さ580gなのに、8.3kgのSG-3500LEDよりも大容量。バッテリーの進歩はすごい。

9時頃に到着して、車外に環境を構築。ローテーブルとダイソーの椅子。これはもう少し高さのあるテーブルと椅子を使うようにした方が長時間の運用では良さそう。ただロードスターのトランクに収めないといけないので、パズルのような難しさがある。

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ロケーションの良い場所あるあるだけど、風が強くアンテナが回されてしまう。2m用の八木は受風面積も広いので大変。ポールはキャンプ用の簡易的なモノと、塩ビパイプをつなげている。

CWの運用はCTESTWIN+USBIF4CW(ver.2)でPCキーイング。パドルはこちらもOMさんに譲って頂いたCW-ONEを補助的に使う。

良く聞こえるのは埼玉と栃木で、都内局は弱い。CQを出すとたまに呼ばれる感じ。都内よりむしろ神奈川や静岡の方が強いかも。山梨は聞こえたけど呼んでも届かず。きららの里と比べると東京から遠くなっているし、山が邪魔でイマイチかも。それでもポツポツとは都内と交信できて、12時過ぎまでに38局と交信。うち都内は10局。CQを出しても呼ばれなくなり、飽きてきたので撤収。ここでもう少し粘るかどうかがスコアに繋がるんだろうけれど。。


Freq. Point  Multi  QSO
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144MHz    50    15    38
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Score  50 x 15 = 750
マルチ(都外): 茨城,栃木,埼玉,神奈川,静岡
マルチ(都内): 八王子,青梅,調布,小金井,日野,稲城,渋谷区,杉並区,板橋区,練馬区

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ちなみに同時期のALL JAコンテストは、無線クラブの常置場所からマルチオペで参加。COVID-19対策のため、無言で運用できるCWはニューノーマルに向いているかも。しっかりしたアンテナと100W無線機だとHFの交信も捗って楽しい。いつの間にか7MHzでパイルになってもなんとか捌けるようになった。

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アマチュア無線   2021/05/04   gena

アマチュア無線(関東UHFコンテスト2021)

新型コロナ禍で迎えた関東UHFコンテスト。しばらく晴天が続き積雪や路面凍結の心配がなかったのは良いけれど、新型コロナの影響でいつも使っている移動運用場所は休園中。

そこで設備的(トイレ)には難ありだけど、以前見つけておいたそこそこロケーションの良さそうな場所から出てみることにする。標高450mくらいの林道の入口。

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リグはRFGの設定を直してようやく普通に使えるようになったIC-705。かんなさんがポータブルバッテリーのDC出力から電源を取れるようにケーブルを作ったので、フルパワー10Wで出られる。アンテナはいつもの7エレ八木。林道入口のチェーンをかけるしっかりしたポールがあったのでお借りしてアンテナを立てた。

9時半頃からワッチを開始。意外とたくさんの信号が聞こえる。呼んでみるとパイルになっていなければだいたい取ってもらえる感じ。見た目はそれほど開けているロケーションではないけれど、けっこう良いかも。

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今回はプジョー2008の後席そのままで、コンソールボックスにIC-705を設置。置くための台はかんなさんが自作したもの。パソコン(ドンキ2in1)を膝の上に置いて、久しぶりにPCキーイング。安定した机などが使えない場合は、この方が打鍵ミスなどがなくやりやすい(まあメモリキーヤでも一緒だけど)。

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呼びまわりの後、15分ほどCQを出したら15局に呼んでいただけた。かんなさんと交代しながら、12時頃までやって終了。トイレがない環境ではこのくらいが限界かも。道の駅でお蕎麦を頂いて帰ってきた。

終わってみれば実質2時間で25局となかなかの結果。というか過去の関東UHFの記録を見たら、2016年の記録を上回って自己ベストを更新。ロケーションが思いのほか良かったのと、パワーが2倍(FT-817:5W、IC-705:10W)というのが効いたのだろうか。

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Freq. Point  Multi  QSO
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430MHz    25    21    25
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Score  25 x 21 = 525
マルチ: 茨城 14004, 1431, 1401, 1421, 14001
東京 1029, 1006, 100120
神奈川 110118
埼玉 13006, 13004, 1325, 134407, 1322, 1317, 13003, 13008, 13007
千葉 1228, 1226
群馬 1605

【過去の関東UHFコンテストの記事】
2020年2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年

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アマチュア無線   2021/02/13   gena

アマチュア無線(QSOパーティ2021)

お正月恒例のQSOパーティーへの参加は10回目。十二支達成まであと2回。

アマチュア無線の運用は基本的に新型コロナ(COVID-19)の影響はあまりないんだけど、QSOパーティのときは例年仲間何人かで集まって宴会をしながら参加するというチーム(?)がいて、今年はさすがにそういう団体さんは見かけなかった。移動している局も少なく、個人で自宅から、という方がほとんど。

今年から規約が改訂されて、期間がこれまでの1月2日、3日の2日間から、1月2日から7日までの6日間に延びた。どうしても2日間の都合が悪い人など助かる場合もあると思うけれど、それは自宅からHF帯に出られる人だけかも。ほぼローカルとの交信になる2mFMだと元々2日の午前中までが勝負で、それ以降はほとんど出る人がいなくなってしまうので。

ということで今年も作戦は例年と同じ。145.34MHzでCQを出して、何度か空振りしたらメインでCQを出す。というのは決まっていたんだけど、今年違ったのは無線機。昨年かんなさんが移動用に買ったIC-705を電話では初めて実戦投入。操作方法はよく理解していないけれど、FMの運用だしそんなにハマることはなかろう、と舐めていたら見事にハマった。

付属のスピーカマイクを接続して声を出すと、盛大にハウリングする。まったく使えないレベル。マイクの接続を確認したり、焦っているうちに開始時刻の9時になってしまった。調査をかんなさんに任せて、とりあえずバックアップのFT-817でCQを出し始める。調査の結果、「送信音質モニター機能」というのがONになっていたため、自分の声がそのままスピーカーから出力されてハウリングを起こしていた。ハウリングを起こしたらモニターも何もないと思うんだけど。

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さらに、IC-705の受信感度が低い。これは結局原因不明(末尾に追記があります)。相手の信号がカスカスで、試しに小さなマグネット基台付きアンテナを付けたハンディ機(VX-3)で聞くと59で入る。本当はアンテナを付け替えて問題を切り分けたかったんだけど、SMA-BNCの変換コネクタが見当たらず断念。IC-705もSWRは落ちているので、アンテナの接続などは問題ないと思うんだけど。

メインとの切り替えはCALLボタンを短押し。押すたびに145.340と145.000が切り替わる。

あとトラブルというほどではないけれど、USB経由の充電機能は、送信中は充電されない。このため今回のように連続してCQを出し続ける場合には充電が間に合わずバッテリー切れとなってしまう。

と、やはり普段使い慣れていない無線機をいきなり実戦投入するのは非常にリスクがあることがわかった。とはいえIC-705はかんなさんのリグなので、私が操作に習熟することはなさそう。

ということでいろいろトラブルはあったものの、何とか11時半までに19局。トイレにも行きたくなったし、駐車場も混んできたため撤収。あとは自宅でCQが聞こえた局と交信して何とか初日に20局を達成できた。

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【2021.1.31追記】

IC-705で受信感度が低かった問題について、改めてカーチャンクサーバなどを活用しながらチェック。現象は再現して、アンテナを変えても感度は低いまま。かんなさんが取説を熟読して、受信感度が悪い時のチェック項目をひとつひとつ確認していったところ、RFゲイン(RFG)の設定がONになっていて、30%に設定されていた。これが原因。最初にいろいろいじったときに設定してしまっていたみたい。今まで感度70%ダウンの状態で使っていたということ。まあ故障とかでなく良かった。

ic705_rfg.jpg

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アマチュア無線   2021/01/28   gena