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GSX-R125

中古バイク購入GSX-R125 〜 (4)納車・シェイクダウン編 〜

これまでの記事:
(1)カフェレーサー体験編
(2)高回転覚醒編
(3)契約・納車待ち編

バイク屋さんがけっこう遠かったこともあり、ビギナーが買ったばかりのバイクで自走して帰るのは危険とのことで、納車時は師匠がトランポで同行して車載してくれることになった。いつもありがたい。

納車日は小雨が降っており、雨具もないし、自走だったら無理なので納車を延ばしてもらうしかなかった。こういうときトランポは助かるなぁ。

ナンバーを取付けてもらって自賠責の書類を確認して支払いをしている間に、師匠が早くもトランポにバイクを乗せてしまっていた。早い。師匠はバイクのエンジンをかけずに助走をつけて「ぴょん」と軽々バイクを乗せてしまうので手品みたい。とてもマネできる気がしない。

地元に戻ったら晴れていたので、早速師匠のGB250に先導してもらってシェイクダウン。と言いつつ3000km走って慣らしは終わっている個体なので、調子を見ながらガンガン回して走ってみる。事前にいろいろYoutubeでチェックしていた通り、8000min-1から上が気持ちよく走れる感じで、それを下回ると巡航は可能だけど上り坂や加速は厳しい感じ。

ポジションはだいたい事前の想像どおりで、確かに前傾姿勢だけど、そこまでキツくはないかな、という感じ。実際2時間以上ほとんどぶっ通しで山道の上り下りを走り回ったけれど、それほど負担感はなかった。下りはどうしても腕に体重がかかるけれど、ニーグリップをして意識して腕の力を抜くようにした。

リアサスがちょっと硬い気がするけれど、まだ馴染んでいないのかもしれないし、師匠によればスポーツバイクならそんなものかも、とのこと。柔らかければ疲れない、というものでもないのだそうだ。

コーナリングは正直まだ体重移動とか姿勢がうまくできているかよくわからないけれど、怖いと思うような場面はなかった。重量が軽いためか、低速度の小回りもしやすい気はする。これは今までに何度か師匠のバイクで練習して慣れたせいかもしれないけれど。

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納車初日に70キロ以上ワインディングを走った感想としては、なかなか楽しいバイクなんじゃないの、というところ。具体的には、8000回転以上をキープしないと気持ちよく走れないため、普通の道でも積極的な操作が求められるし、絶対的なパワーがないので公道でもどんどんアクセルを回していける、というのが自分好みのポイント。あと原付とは思えないフルカウル・フルサイズのボディがカッコいい。

初日走り終えてバイクを拭いているときに気付いたけれど、社外品のリアスタンドフックが取り付けられていた。前オーナーはどういう経緯で3000キロで手放したんだろう。

日常の足に使うつもりはない(いちいちプロテクタを着けるのが面倒だし)ので、晴れの日限定の週末ライダーということになりそうだけど、ちょっとずつ勉強しながら楽しみたいと思う。

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バイク   2023/10/07   gena
タグ:バイク , GSX-R125

中古バイク購入GSX-R125 〜 (3)契約・納車待ち編 〜

これまでの記事:
(1)カフェレーサー体験編
(2)高回転覚醒編

そんなわけで、師匠のツテでバイクショップを紹介してもらい、オススメのGSX-R125を見に行ってみた。師匠から事前に情報が回っていて、到着したら大変丁寧なお出迎えを受けて恐縮してしまった。また、「CBR250RRに乗れたなら問題ないですよ」とか「ドリームよりポジションは楽です」などと説明され、いろいろこちらから話す手間が省けた。

早速またがらせてもらい、ポジションをチェック。シート高は785mmで、身長168cmの私だと両足を着いたときには踵が浮いてしまう。先日乗ったCBR250RRは踵べったり(シート高735mm)だったので、ちょっと不安感はあるけれど、車体が軽いのでまあ大丈夫かな。ハンドルはトップブリッジの下に付いている本気のセパハン(こういう専門用語もここ1か月ほどで覚えた)で、低いことは低いけれど、そこまで前傾がきつい感じはしなかった。垂れ角が小さいのと、シートとハンドルの距離が近いせいかも。ただポジションはしばらく走ってみないと何とも言えないかな。

残念ながら屋内保管で隙間なくバイクが並んでいたため、エンジンをかけたり取り回しを確認することはできず。これは現行車種の場合はレンタルバイクなどで事前にチェックしておくべきだったかも。

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GSX-R125の在庫は新車(2023年モデル)と、走行3000キロの中古(2021年モデル)があり、価格差は約10万円。中古の方もノーマルでほとんど新車並みの極上車。一応125ccクラス(原付2種)で他のオススメはないか聞いてみたけれど、在庫の中ではネイキッドモデルのGSX-S125、カワサキのZ125pro、ホンダのグロム、モンキーとカブ系くらい。GSX-S125はデザインが好みじゃない(カウルレスなら丸目ライトが好み)のと、他のバイクはいずれもGSX-R125と比べると回して走る楽しさとしては劣るかな、という感じで積極的に選ぶ理由は見当たらず。また、ネットで検索してデザインが好みだと思っていたヤマハのYB125SPやAJSのキャドウェル125も当然だけど在庫なし。SR400はあったので一応話を聞いてみたら、むしろエンジンはぜんぜん回らないですよ、とのこと。うーん、そうなのか。

GSX-R125も本当はエンジンをかけて停止状態でもいいからスロットルをひねってレスポンスを確認したかったけれど、程度のいい中古車は一度見逃すとまたいつ出会えるかわからないということもあったし、師匠の紹介でもあり変な個体をつかまされることもないだろうと信頼して、その場でかんなさん(奥様)と相談して購入を決断。まあ125ccの良いところはせいぜい30万円そこそこなので、買った後で気に入らなくてもそこまでダメージはないこと。

手続きは紙一枚で氏名住所などを書いて終わり。ただし、お店から販売証明書という書類を渡されて、「ナンバーを取ってきてください」とのこと。おお、これは初めての体験。もしかしたら30年前にDT50を買ったときにやっているかもしれないけれど、すっかり忘れていた。後日市役所に行って市民税課でナンバーを発行してもらった。事前に書類をダウンロードして記入しておいたので、5分ほどで手数料もかからず発行してもらえた。拍子抜けするほど簡単。ただし希望ナンバーにはできない。

師匠のバイクを借りて練習するに当たって、また自分のバイクが納車されるまでに揃えたバイク用品は以下のような感じ。ヘルメットとグローブは免許教習のときに買ったもの。あと、師匠からお古のライディングシューズ(HRC)を頂いた。

  • ミラーシールド
  • メッシュライディングジャケット(コミネ)
  • ニープロテクタ
  • メッシュライディングパンツ(コミネ)
  • バックプロテクタ(コミネ)

最初はソフトタイプの膝プロテクタを買って普通のズボンの上から着けていたけれど、見た目がイマイチなのと師匠からもハードタイプのプロテクタが付いたパンツはあった方が良いとアドバイス頂いたので追加で購入。とにかく頭から足までプロテクタでガチガチで、こんなに装備したらせっかくのバイクの気持ちよさがスポイルされるんじゃないの、と思っていた。ただ実際にプロテクタを装備して走ってみると、むき出しの肌に風を感じながら走る「気持ちよさ」というのはバイクの気持ちよさの一部でしかなく、腕や脚に路面の状態を感じ、体重移動を駆使してバイクと一体となって能動的に走ることこそがバイクの気持ちよさであり楽しさなのだと、おぼろげながらわかってきた気がする。

納車待ちということで、恒例のスペック紹介。

SUZUKI GSX-R125 ABS 2021年モデル(2BJ-DL33B)

  • 全長x全幅x全高(mm):2000x700x1070
  • ホイールベース(mm):1300
  • 最低地上高(mm):160
  • シート高(mm):785
  • 車両重量(kg):134
  • 燃料消費率(WMTCモード)(km/L):44.7
  • エンジン:CFA1型 水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ
  • 最高出力@回転数:15ps@10000min-1
  • 最大トルク@回転数:11Nm@8000min-1
  • 燃料供給方式:FI
  • 燃料タンク容量(L):11
  • 変速機形式:リターン式6段変速
  • ブレーキ形式(前・後):油圧式ディスク・油圧式ディスク

続き:(4)納車・シェイクダウン編

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バイク   2023/10/06   gena
タグ:バイク , GSX-R125