電信クラブで参加するのは2回目になる広島WASコンテスト。初回の昨年はマルチオペ部門で2位だった(参加4局)。
夜のローバンドは師匠にお任せして、私は2日目朝9時からの21MHz, 14MHzと、13時からの7MHzを担当。
14MHzはそこそこ開けていて、CQを出したらパイルというほどでもないけれど、何局か連続で呼ばれる感じ。21MHzはあまり聞こえず、マルチ稼ぎのために少しやった程度ですぐ14MHzに戻った。
12時から13時の間は昼休み。こういう配慮はけっこうありがたい。メジャーコンテストだとCQを途切れさせないために食事も交代制で、ガチ勢ならともかくライトな参加者は一緒に食事やおしゃべりを楽しむ時間があっても良いし、シングルオペでも体を動かしたりする休憩時間がある方が健康的と思う。
7MHzは13時の開始時からCQを出す作戦。メインストリートからは外れたバンドのちょっと上の方だったので最初はぜんぜん呼ばれなかったけれど、少ししたら急に呼ばれ出して、1.5時間ほどは50局/時間のペース。しかし15時頃からパタっとコンディションが落ちてしまって、CQを出しながら居眠りをしそうになるくらい呼ばれなくなった。それでもこの時間は他のバンドが無いので7MHzでひたすらCQを出し続けるしかない。5〜10分に1回呼ばれる程度。
結果としては昨年のスコアを超えられたので良かったかな。
師匠のご厚意でリアルタイム表示されるバンドスコープ装備の新しいリグが導入されたけれど、CQを出し続ける分にはバンドスコープってほとんど無用の長物だと思った。活用できるとしたら、全バンドのアンテナとリグを並べて、どのバンドのコンディションが良いか一望してすかさずそのバンドに移るとか、そのくらいしないと意味がない感じ。無線機好きのOMがバンドスコープがどうとか、ローカル局の信号が何ケーシー(死語)広がっていて汚いとか得意そうに話しているけれど、そういう人に限ってコンテストでまともに運用できないというのが皮肉。最重要なのは混信除去性能や、ノイズの中の微弱な信号を聞き取れる性能、聞きやすいフィルタなどでしょう。他人の電波の質を批評するのもアマチュア無線の楽しみ方かもしれないけれど、そんなことをしていても若い人に楽しさは伝わらないと思う。