SF本読了 反転領域
「反転領域」(A.レナルズ)を読了。Kindle版。
久しぶりのレナルズの長編で大変楽しめた。Kindleで読書するようになってそんな機会もなくなったけれど、あの非常識に分厚い文庫本が懐かしい。啓示空間シリーズも再読したいけれど、電書化されていないみたい。やはりあの物理的な分厚さが作品として重要なんだろうか。
ラストで主人公が知り得ないことは読者にも明かされない、というのも良かった。探検隊の結末がどうなったのか、神の視点で描かれれば読者はスッキリしただろうけれど、逆に主人公はそれを知る術がないことでモヤモヤしそう。