Harmless Weblog

2024年4月

Webアプリ日替わり通信術(公開後3年)

Webアプリ日替わり通信術練習(モールス受信)を公開して3年になる。

公開後2年半のタイミングで実施された2023年9月期の一総通試験では、過去最多5名のアプリ利用者の方より合格(通信術の科目合格含む)のご報告を頂くことができた。

2024年の3月期はお一人から合格のご報告とともにドネーションを頂いた(ありがとうございます!)。X(旧Twitter)上の検索では合格のポストはヒットせず。すべての受験者がネットで情報を取得・発信しているわけではないし、ネット利用者でもXを使っていない方も多いとは思うけれど、それにしても今期は少ない気がする。利用者自体はアクセスログベースの集計だと昨年度よりも増えていて、1日あたり60〜80名ほど。

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この1年で新たな機能追加としては、和文pdfファイルの表示とダウンロード機能くらいかな。ほとんどの利用者には不要な機能と思うので使っているユーザは少ないと思う。また、この機能はVPSのChromeに依存しているので、アップデートしたりすると不具合が出てけっこう面倒。

機能追加ではないけれど、2024年3月期の試験後にアプリを置いているさくらレンタルサーバを新ハードに移行した。グローバルIPが変わるということで多少混乱があるかな、と思ったけれど、意外となんともない感じ。レスポンスも向上していると思うけれど、元々軽いページなのでそれほど変化は感じないかも。課題としては古いphpバージョンをそのままにしているので、これをアップデートしたいけれど、事前検証をしないと怖いので躊躇している。

あとは何度も同じ問題が出て飽きないように、本文プールの拡充は少しずつ進めている。和文は青空文庫を使うことが多かったけれど、最近は生成AI(Chat-GPT)を使うことも増えた。プロンプトがなかなか難しいし、無加工ではやっぱり問題には使えないので、一手間かかる感じ。

ブログなどで逐次書いてきた開発の経緯から実装の技術的内容、および公開後の反響までをまとめた記事をplus TK2sさんの同人誌に寄稿。興味のある方は通販や電子版の販売もありますのでどうぞ。

無償公開とはいえ(ポジティブな)反響があるとそれなりにモチベーションにはつながるわけで、あまりにも反響が薄いと「あまり役に立っていないのかな?」と不安になる。ありがたいことに数年分のサーバ維持費に相当するドネーションを頂いているので、このまま公開を続けていこうと思う。

現状でもすでに2年半分の過去の日替わり問題の蓄積があるので、日替わり更新をやめたとしてもあまり問題ないとは思うけれど。逆にその日の問題はタイトル通り日替わりの一期一会だった当時の仕様と比べて、「いつでも練習できるから今日やらなくてもいいや」という甘えが合格者数の減少につながっているとしたら...。

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アマチュア無線   2024/04/29   gena

SF本読了 AIとSF

「AIとSF」(日本SF作家クラブ編)を読了。Kindle版。

懲りずにまたアンソロジーを買ってしまったけれど、これは正解だったかな。ヒット率が高かった。

また、Youtubeでよくお見掛けする品田遊(ダヴィンチ恐山)さんの作品も気になっていたので読めて良かった。普通に(ちょっと怖い系の)面白い短編だった。

あとは好きな作家(菅さん、野尻さん)の作品は当然良かったし、他も全体的に面白かった。特にお気に入りとしては、「シークレット・プロンプト」あたり。

【収録作品】

  • 準備がいつまで経っても終わらない件 長谷敏司
  • 没友 高山羽根子
  • Forget me, bot 柞刈湯葉
  • 形態学としての病理診断の終わり 揚羽はな
  • シンジツ 荻野目悠樹
  • AIになったさやか 人間六度
  • ゴッド・ブレス・ユー 品田 遊
  • 愛の人 粕谷知世
  • 秘密 高野史緒
  • 預言者の微笑 福田和代
  • シークレット・プロンプト 安野貴博
  • 友愛決定境界 津久井五月
  • オルフェウスの子どもたち 斧田小夜
  • 智慧練糸 野﨑まど
  • 表情は人の為ならず 麦原 遼
  • 人類はシンギュラリティをいかに迎えるべきか 松崎有理
  • 覚悟の一句 菅 浩江
  • 月下組討仏師 竹田人造
  • チェインギャング 十三不塔
  • セルたんクライシス 野尻抱介
  • 作麼生の鑿 飛 浩隆
  • 土人形と動死体 If You were a Golem, I must be a Zombie 円城 塔

AIとSF (ハヤカワ文庫JA) Kindle版

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読書   2024/04/27   gena

アマチュア無線(オール東北コンテスト2024)

今年も電信クラブのオペレータで参加。昨年は管外局1位を頂いたけれど、今年はZGP(電通大)の信号が聞こえていたようなので厳しいかな。

私は2日目の朝9時から参加。しかし、夜担当のOMさんによるとコンディションがとても悪いとのこと。7MHzも確かにあまり聞こえない。7エリアからCQを出している局の呼びまわりあっという間に終了。バンド内も空いており、けっこう良い周波数(7.016あたり)でCQを出し始める。最初こそぽつぽつ呼ばれたものの、すぐに呼ばれなくなって、呼ばれてもカスカスでQSBがあるので非常に厳しい。

1時間ほどCQを出し続けたけれど、5分に1回他エリアから呼ばれ(無効)、東北からは10分に1回呼ばれるかどうか、という感じ。

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これはこのまま続けてもあまりスコアは期待できないね、ということでバイクでランチを食べに行く会にシフト。

結果的にはバイクに乗れたし、おいしいランチが食べられたので良かったかな。

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アマチュア無線   2024/04/22   gena

映画鑑賞 名探偵コナン100万ドルの五稜星

公開一週間後の金曜日、20時からのレイトショーで304席のスクリーンが空席70%ほど。今年は平行3スクリーンで上映。

一昨年のハロウィンの花嫁に続く実在地名パターンでキッド+服部くん回。

実はこの1年ほどテレビ版コナンくんは視聴できておらず。まあ劇場版はストーリーとは無関係なはずだから問題ないだろう、と思って。ただおそらくテレビ版をチェックしていればわかったであろう、知らないキャラクターがいた。ストーリーの理解に支障はなかったかな。

毛利さんが活躍しなかったのは残念だったけれど、荒唐無稽さはそれほどでもなく、キッドが出た割に渋くて良い作品だったと思う。

ただ「キッドの真実」はどうなのかなー。ちょっと唐突だし、その設定にしたことによって何か今後発展あるの?という感じ。

劇場版名探偵コナン公式サイト

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映画   2024/04/21   gena

猫のピート19歳

捨て猫出身のピートもおかげさまで19歳。

デルタの方が歳下(もうすぐ17歳)なんだけど、どちらかというと元気なのはピートの方。体重はずいぶん軽くなって、背中を撫でるとゴツゴツとした骨を感じる。

この一年はピートも甘えっ子になって、かんなさんの膝やお腹に乗るのをデルタと競っている。撫でられるのも、若い頃はあまりずっと撫でていると興奮して甘噛みする感じだったけれど、今はひたすらずっと撫でてほしい、という雰囲気。

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朝晩とにゃーにゃー鳴いてお腹が空いたアピールをするけれど、その時に気に入らないフードだと全然食べず、毎日ピートの気分を読むのが難しい。カリカリは相変わらず食べ放題で出しっぱなしだけど、あまり減らない。

ウエットフードはマグロ系のお高めのパウチ、焼きカツオ、焼きササミ、ちゅ〜るなど。

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食べて満足すると寝床に入ってスヤスヤ、というのがだいたいのルーティン。

今はデルタが毎日目が離さず手が掛かるけれど、ピートもこの歳だといつ何があっても不思議ではないと思うので、一日一日を大切に過ごせればと思う。

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【過去記事】

ピート18歳17歳16歳15歳14歳13歳,12歳11歳10歳9歳8歳7歳6歳5歳4歳3歳2歳1歳

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  2024/04/14   gena
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SF本読了 プリズムの瞳

「プリズムの瞳」(菅浩江)を読了。Kindle版。

初出は2003年から2006年に連載された連作短編とのこと。当時と20年後の現在ではロボットや、特にAI関係の状況がずいぶん違っていて、現在の視点からこの作品を見ると、ロボットとの共存について考えさせられる感じがする。

例えば、最近普通に見かけるようになったファミレスの配膳ロボットが、ピィシリーズみたいなヒューマノイドだったらどうだろうか、とか。配膳ロボットを導入したところでは人間スタッフにクレームを言われることが減ってスタッフのストレス軽減に効果があった、みたいな記事も見たけれど、会話ができるヒューマノイドだったら、ロボットに難癖をつけて引き止める客が出てきそうな気がする。

ところでロボットよりも「博士」の体質の方がずっと人類社会に影響大のような気がして、それがちょっと奇妙に感じたかな。狙われるなら博士の方じゃない?

プリズムの瞳 (創元SF文庫) Kindle版

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読書   2024/04/06   gena
タグ:Kindle , SF , 菅浩江