Harmless Weblog

2025年4月

Webアプリ日替わり通信術(公開後4年)

Webアプリ日替わり通信術練習(モールス受信)を公開して4年になる。

2024年9月期、および2025年3月期の総通試験ではアプリユーザーからの合格の報告は頂いていない(2025年4月末時点)。一方でドネーションは頂くことがあり、ありがたい限り。

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Webアプリのアクセスログによる推定利用者数は昨年度より微増という感じ。「一総通 モールス受信 アプリ」などのキーワードで検索すると、当アプリ、または当アプリユーザーの合格受験記が上位に表示される状態なので、受験を考えている方には漏らさずリーチできていると思うんだけど、それでもこの程度の利用者数にとどまっている状況が、この資格の特殊性を物語っている。

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この1年のアップデートはバグフィックスのみで、機能の追加などはしていない。今となってはヤボったいUIも、機能としては必要十分だと考えていて、開発当初の思想「ページを開いて最短・最小限の手間で受信練習を開始できること」を重視している。

過去の日替わり問題もすでに3年半分(1200日分以上)の蓄積があり、これから利用を始めるユーザーは過去問題のランダムボタンを押すことで、和文・欧文平文、欧文暗文それぞれ1200×2通=各2400通以上の電文を練習可能となっている。これはぶっ続けで流しても600時間に相当する量。何事も継続しているといつの間にかすごいところに到達するものだ。

今後の予定としては、機能に影響のない範囲で、欧文暗文を使った暗号解読コンテストなんて面白いかも、と思っている。ただまあ受験者はそんなもの求めていないと思うので、卒業生向けのお遊び機能にはなるかな。

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アマチュア無線   2025/04/30   gena

アマチュア無線(ALL JAコンテスト2025)

地域クラブのCWオペレータで参加。私は日曜日の朝8時から、かんなさんは12時頃から合流。結局今回もCWクラブのメンバーのみで、電信2波かな。

夜中の1.9、3.5MHzはOMさんにお任せしたけれど、局数はあまり伸びず。一人で夜通しやるのはさすがに無理がある。私は8時に到着して、CTESTWINのPCキーイングの設定作業から。パソコンが前回から変わっているため、インターフェース(SCU-17)の仮想comポートドライバのインストールから。設定はメモってあったのでどうにかなったけれど、時間がかかってしまった。本当にスコアを狙うつもりならコンテスト開始前に設定しておくべき。電信クラブの場合はローカルコンテストが多いので手打ち+メモリーキーヤーで頑張っているけれど、メジャーコンテストで手打ちのみは正直集中力が厳しい。

30分ほど7MHzの呼び回りで耳慣らしをしてから、空いている場所を見つけてCQ。最初の1時間ほどは良いペースで呼ばれて80局/時間ペース。ただすぐにコンディションが落ちてしまって、あとは1エリアの局か、たまにコンディションが上がって他のエリアがポツポツという感じ。

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かんなさんが合流してからは交代でCQを出し続けたけれど、15時頃まで結局コンディションが再度上がることはなかったように思う。

休憩を挟みつつ、16時頃からは3.5MHz。オープンしたのは18時頃からで、かんなさんが混信に苦しみながら頑張っていた。300Hzのルーフィングフィルターでも切れないくらいの近接でCQが被ってきて、ナローフィルタで100Hzまで絞ってなんとか、という感じ。踏ん張ってCQを出し続けて、なんとか被ってきた局があきらめてくれた。かんなさんの場合、この過密バンドで一度周波数を手放してしまうとCQを出すスキマを見つけることができなくなってしまうので、この辺の駆け引きが難しい。

コンディションがイマイチだったことで、局数としては伸びなかったし、地域クラブとして新規のコンテスト参加メンバーの啓発もできなかったけれど、まあ電信メンバーとしてはそれなりに楽しめたかな。

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アマチュア無線   2025/04/29   gena
タグ:CW , コンテスト

映画鑑賞 劇場版名探偵コナン 隻眼の残像

公開3日後の月曜日午後の上映で、386席のスクリーンが空席80%ほどとガラガラ。平日ならこんなものかな。人間ドックで会社を休んだのでその休みを活用して観ることができた。

最近続いている実在地(長野)舞台のストーリー。今後はこのパターンが多いのかな。ガルパンのようにウチの施設も壊してくれ、みたいな感じになっていくんだろうか。

そして珍しい小五郎さんマジメ活躍回。普段の描かれ方がダメおやじすぎて不憫なので、たまには今回のように活躍させてあげてほしい。ただ今回本当に活躍したのは長野県警の刑事さんたちで、コナンくんもあまり推理らしい推理ってしなかったのでは。

テレビ版をぜんぜん観られていないので、安室さんの声優交代後の声は初めて聞いた。ベテランの方が引き継いでくれたのは良かったと思うけれど、ガンダム回的な掛け合いが見られなくなるのはやっぱり残念かな。

参考リンク:劇場版名探偵コナン公式サイト

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映画   2025/04/26   gena

猫のピート20歳

捨て猫出身のピートもおかげさまで20歳の大台を迎えた。

ピート20歳の誕生日の数日前にデルタ(17歳11ヶ月)が虹の橋を渡った。デルタの方が歳下だったけれど、生後1ヶ月で捨てられて直後に保護され健康状態が良かったピートに対して、4ヶ月程度とはいえ厳しいノラ環境で生まれ育ったデルタはそれだけ寿命に影響があったということなのかもしれない。

ピートも頬にできもの(?)ができてグジュグジュになっていたり、たまに股間から出血するような状況にはなっているけれど、毎回自力で治してしまい、今年春の時点では比較的健康そう。

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寝ている時間が長くなり、お腹が空いたり甘えたくなるとにゃーにゃーと大きな声を出してアピールする。そして満足するとまた寝る。元々ゴロゴロと喉を鳴らす音が大きくてまたよくゴロゴロしていたピートだけれど、数年前からピタっとゴロゴロが止まってしまった。気持ちよさそうにしていても、かすかにゴロゴロのような音は聞こえるけれど、以前のように盛大に鳴ることはなくなった。歳をとるとこういうこともあるんだろうか。

甘え方としてはベッドで添い寝したりされたり、お腹に乗ることが多い。飽きるまでひたすら撫でられている。

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食べ物は好きなものを好きなだけ食べさせていて、最近は人間用のカニカマ(オホーツク)やスティックチーズがお気に入り。あとはその時々で気に入っているカリカリやソフトカリカリ、マグロ赤身の刺身などを食べている。

デルタとは長年付かず離れずという関係で、特別仲良くしていたわけではないけれど、それでも18年間、365日24時間常に同じ屋根の下で暮らしていた同僚だったわけで、いなくなってしまったことで張り合いがなくなってしまったのか、ちょっと寂しそうに見える。

デルタが具合が悪くなってからはどうしてもデルタの方にかかりきりになっていたけれど、これからはピートをできるだけ構ってあげたいと思う。

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【過去記事】

ピート19歳18歳17歳16歳15歳14歳13歳,12歳11歳10歳9歳8歳7歳6歳5歳4歳3歳2歳1歳

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  2025/04/23   gena
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猫のデルタは虹の橋を渡りました(17歳11ヶ月)

ノラ猫出身のデルタは17歳11ヶ月で虹の橋を渡りました。

2021年末の尿路結石の生死を彷徨う大手術から3年半。予後は奇跡的に良好で、今年の年明けくらいまでは血餅も落ち着いていて療養食(ロイヤルカナンのパウチ)も食べていたけれど、だんだん固形物が食べられなくなり、それでも「ちゅ〜るごはん」(缶入りの総合栄養食スープ)とシニア猫用ミルクをたくさん飲んでくれていた。スーパーやホームセンターの在庫では間に合わず通販で大量に取り寄せたくらい。

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3月頃から数日まったく飲み食いできなくなる周期があって、それでもご飯や水の器の前で待っていたりするので、そんな時はシリンジでお湯やミルクをあげて、数日するとまたケロっと自力でゴクゴクと飲めるようになる、という感じ。思えばこの頃から死期を悟っていたのかもしれない。

玄関からしきりに外に出たがるようになったのもこの頃で、マンションなので玄関扉から出ても外廊下なんだけど、その廊下をかんなさんが付き添って往復歩いて戻ってくるという儀式を毎日のようにやっていた。これも死に場所を探すような行動だったのかもしれない。

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4月に入って急激に弱ってきて、自力ではほとんど何も飲めず、シリンジでかろうじて補水してやる程度。それでも亡くなる数日前までは大きな声で鳴いたり、人間のベッドに甘えにきたりしていた。

亡くなる前日からは立ち上がって歩くことも難しくなり、ほぼ寝たきりに。おかげで人間の方も「これはそろそろだな」と準備する心構えができたし、かんなさんがずっと撫でながら看取ることができた。尿路結石の手術のタイミングでお別れだったら急すぎてもっと悲しかっただろうけど、その後3年以上元気に過ごしてくれて、これは寿命だね。長生きしてくれて偉いね、と納得のお別れで良かったと思う。

誕生日の記事で何度も書いたと思うけれど、デルタは自分の命を削って人に癒しと幸せを与えているんじゃないかと思うような、本当に天使のような子だった。デルタ自身にとっても幸せな猫生だったと思ってくれていたら良いなぁ。

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【猫のデルタの主な記事】
生後5ヶ月
生後6ヶ月(去勢手術)
生後7ヶ月
そらとぶねこフォトコン受賞
1歳
生後16ヶ月
生後18ヶ月
2歳
ピートとデルタ,フォトコン受賞
3歳
デルタがフォトコン最優秀賞
4歳
5歳
6歳
7歳
デルタがフォトコン受賞
8歳
9歳
NHK Eテレ 0655出演
10歳
11歳
12歳
13歳
14歳
15歳
16歳
17歳

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  2025/04/16   gena
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SF本再読 内なる宇宙

SF本再読 内なる宇宙

「内なる宇宙(上・下)」(J.P.ホーガン)を再読了。Kindle版。

新作記念の再読キャンペーン中。ブログを遡っても初読の記録が出てこないので30年ぶりくらい?ですっかり内容を忘れてしまっていた。

確かジェベックスが作り出したVR世界のお話じゃなかったかな、と思いながら読んでいたらぜんぜん違った。ジェベックスを構成するコンピュータ素子のマトリクス上に自然発生した宇宙だった。

順列都市のオートヴァース、いやディアスポラのワンの絨毯の方が近いイメージかもしれない。ホーガンより先にこの着想で書いた作品って何かあったかな。

いわば立体巨大ライフゲームみたいな感じだと思うんだけど、その宇宙で「惑星」ができて知的生命が進化するっていうのはやや強引かなとも思った。

内なる宇宙 上 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫) Kindle版

内なる宇宙 下 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫) Kindle版

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読書   2025/04/05   gena