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CW

アマチュア無線(東京コンテスト2021)

東京コンテストへの参加は3回目(2017年2018年)。QRPの移動運用ではHFはアンテナを張る場所が悩ましく、東京コンテストでは比較的得意な430MHz部門もないため、あまり出ていなかった。

今年はOMさんから譲っていただいた144MHzの5エレ八木アンテナがあるのと、ゴールデンウィーク中は混雑するきららの里ではなく、ロードスターでも行ける林道入口の運用場所(昨年の東京UHFで試した場所)が割と電波が飛びそうなのがわかったので、ここで試してみることにした。ただしここはトイレなど設備がないためかんなさんは留守番で、私一人で参加。

もう一つ試してみたかったのが、モバイルバッテリーからUSB PD給電によるFT-817の運用。今までは重たい鉛バッテリーのSG-3500LED(20Ah, 重量8.3kg)を使っていて、これはこれで信頼性が高く良かったんだけど、ロードスターだと車内で運用できないので、車外まで運んで準備や片付けをするのが大変だった。

USB PDは最大100Wまでの大電力給電に対応した規格で、FT-817の場合はCQオームさんで販売されているケーブル(OHM-USB818/OC)と、45W以上15Vに対応したモバイルバッテリーを組合せることで、モバイルバッテリーから電力供給が可能になる。

モバイルバッテリーはちょっと高いけれど、CQオームで推奨されているAnker PowerCore + 26800 PD45W(26800mAh)を購入。重さ580gなのに、8.3kgのSG-3500LEDよりも大容量。バッテリーの進歩はすごい。

9時頃に到着して、車外に環境を構築。ローテーブルとダイソーの椅子。これはもう少し高さのあるテーブルと椅子を使うようにした方が長時間の運用では良さそう。ただロードスターのトランクに収めないといけないので、パズルのような難しさがある。

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ロケーションの良い場所あるあるだけど、風が強くアンテナが回されてしまう。2m用の八木は受風面積も広いので大変。ポールはキャンプ用の簡易的なモノと、塩ビパイプをつなげている。

CWの運用はCTESTWIN+USBIF4CW(ver.2)でPCキーイング。パドルはこちらもOMさんに譲って頂いたCW-ONEを補助的に使う。

良く聞こえるのは埼玉と栃木で、都内局は弱い。CQを出すとたまに呼ばれる感じ。都内よりむしろ神奈川や静岡の方が強いかも。山梨は聞こえたけど呼んでも届かず。きららの里と比べると東京から遠くなっているし、山が邪魔でイマイチかも。それでもポツポツとは都内と交信できて、12時過ぎまでに38局と交信。うち都内は10局。CQを出しても呼ばれなくなり、飽きてきたので撤収。ここでもう少し粘るかどうかがスコアに繋がるんだろうけれど。。


Freq. Point  Multi  QSO
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144MHz    50    15    38
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Score  50 x 15 = 750
マルチ(都外): 茨城,栃木,埼玉,神奈川,静岡
マルチ(都内): 八王子,青梅,調布,小金井,日野,稲城,渋谷区,杉並区,板橋区,練馬区

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ちなみに同時期のALL JAコンテストは、無線クラブの常置場所からマルチオペで参加。COVID-19対策のため、無言で運用できるCWはニューノーマルに向いているかも。しっかりしたアンテナと100W無線機だとHFの交信も捗って楽しい。いつの間にか7MHzでパイルになってもなんとか捌けるようになった。

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アマチュア無線   2021/05/04   gena

総合無線通信士モールス受信対策アプリ公開

かんなさんとローカルのOMさんにモニターしてもらいながら細々とアップデートしてきた、日替わり通信術のWebアプリですが、3月の試験でかんなさんが見事合格したので、本アプリも公開します。

本サイトの固定記事へのリンク

Webアプリ「日替わり通信術」

アプリの詳しい説明

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アマチュア無線   2021/04/10   gena
タグ:CW , JavaScript

アマチュア無線(関東UHFコンテスト2021)

新型コロナ禍で迎えた関東UHFコンテスト。しばらく晴天が続き積雪や路面凍結の心配がなかったのは良いけれど、新型コロナの影響でいつも使っている移動運用場所は休園中。

そこで設備的(トイレ)には難ありだけど、以前見つけておいたそこそこロケーションの良さそうな場所から出てみることにする。標高450mくらいの林道の入口。

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リグはRFGの設定を直してようやく普通に使えるようになったIC-705。かんなさんがポータブルバッテリーのDC出力から電源を取れるようにケーブルを作ったので、フルパワー10Wで出られる。アンテナはいつもの7エレ八木。林道入口のチェーンをかけるしっかりしたポールがあったのでお借りしてアンテナを立てた。

9時半頃からワッチを開始。意外とたくさんの信号が聞こえる。呼んでみるとパイルになっていなければだいたい取ってもらえる感じ。見た目はそれほど開けているロケーションではないけれど、けっこう良いかも。

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今回はプジョー2008の後席そのままで、コンソールボックスにIC-705を設置。置くための台はかんなさんが自作したもの。パソコン(ドンキ2in1)を膝の上に置いて、久しぶりにPCキーイング。安定した机などが使えない場合は、この方が打鍵ミスなどがなくやりやすい(まあメモリキーヤでも一緒だけど)。

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呼びまわりの後、15分ほどCQを出したら15局に呼んでいただけた。かんなさんと交代しながら、12時頃までやって終了。トイレがない環境ではこのくらいが限界かも。道の駅でお蕎麦を頂いて帰ってきた。

終わってみれば実質2時間で25局となかなかの結果。というか過去の関東UHFの記録を見たら、2016年の記録を上回って自己ベストを更新。ロケーションが思いのほか良かったのと、パワーが2倍(FT-817:5W、IC-705:10W)というのが効いたのだろうか。

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Freq. Point  Multi  QSO
----------------------------------------
430MHz    25    21    25
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Score  25 x 21 = 525
マルチ: 茨城 14004, 1431, 1401, 1421, 14001
東京 1029, 1006, 100120
神奈川 110118
埼玉 13006, 13004, 1325, 134407, 1322, 1317, 13003, 13008, 13007
千葉 1228, 1226
群馬 1605

【過去の関東UHFコンテストの記事】
2020年2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年

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アマチュア無線   2021/02/13   gena