東京コンテストへの参加は3回目(2017年、2018年)。QRPの移動運用ではHFはアンテナを張る場所が悩ましく、東京コンテストでは比較的得意な430MHz部門もないため、あまり出ていなかった。
今年はOMさんから譲っていただいた144MHzの5エレ八木アンテナがあるのと、ゴールデンウィーク中は混雑するきららの里ではなく、ロードスターでも行ける林道入口の運用場所(昨年の東京UHFで試した場所)が割と電波が飛びそうなのがわかったので、ここで試してみることにした。ただしここはトイレなど設備がないためかんなさんは留守番で、私一人で参加。
もう一つ試してみたかったのが、モバイルバッテリーからUSB PD給電によるFT-817の運用。今までは重たい鉛バッテリーのSG-3500LED(20Ah, 重量8.3kg)を使っていて、これはこれで信頼性が高く良かったんだけど、ロードスターだと車内で運用できないので、車外まで運んで準備や片付けをするのが大変だった。
USB PDは最大100Wまでの大電力給電に対応した規格で、FT-817の場合はCQオームさんで販売されているケーブル(OHM-USB818/OC)と、45W以上15Vに対応したモバイルバッテリーを組合せることで、モバイルバッテリーから電力供給が可能になる。
モバイルバッテリーはちょっと高いけれど、CQオームで推奨されているAnker PowerCore + 26800 PD45W(26800mAh)を購入。重さ580gなのに、8.3kgのSG-3500LEDよりも大容量。バッテリーの進歩はすごい。
9時頃に到着して、車外に環境を構築。ローテーブルとダイソーの椅子。これはもう少し高さのあるテーブルと椅子を使うようにした方が長時間の運用では良さそう。ただロードスターのトランクに収めないといけないので、パズルのような難しさがある。
ロケーションの良い場所あるあるだけど、風が強くアンテナが回されてしまう。2m用の八木は受風面積も広いので大変。ポールはキャンプ用の簡易的なモノと、塩ビパイプをつなげている。
CWの運用はCTESTWIN+USBIF4CW(ver.2)でPCキーイング。パドルはこちらもOMさんに譲って頂いたCW-ONEを補助的に使う。
良く聞こえるのは埼玉と栃木で、都内局は弱い。CQを出すとたまに呼ばれる感じ。都内よりむしろ神奈川や静岡の方が強いかも。山梨は聞こえたけど呼んでも届かず。きららの里と比べると東京から遠くなっているし、山が邪魔でイマイチかも。それでもポツポツとは都内と交信できて、12時過ぎまでに38局と交信。うち都内は10局。CQを出しても呼ばれなくなり、飽きてきたので撤収。ここでもう少し粘るかどうかがスコアに繋がるんだろうけれど。。
Freq. Point Multi QSO
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144MHz 50 15 38
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Score 50 x 15 = 750
マルチ(都外): 茨城,栃木,埼玉,神奈川,静岡
マルチ(都内): 八王子,青梅,調布,小金井,日野,稲城,渋谷区,杉並区,板橋区,練馬区
ちなみに同時期のALL JAコンテストは、無線クラブの常置場所からマルチオペで参加。COVID-19対策のため、無言で運用できるCWはニューノーマルに向いているかも。しっかりしたアンテナと100W無線機だとHFの交信も捗って楽しい。いつの間にか7MHzでパイルになってもなんとか捌けるようになった。