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CW

アマチュア無線(CQ WW DX CWコンテスト2022)

今年は時間が取れずヨーロッパが開けている時間だけ短時間の参加。

cfm済みのエンティティはスルーして、未cfmのところだけ呼ぶ作戦で厳選して5局だけ。

1エンティティでもNewが増えると良いけれど。

Freq. Point  Multi  QSO
----------------------------------------
14MHz   15     8    5
----------------------------------------
Score  15 x 8 = 120
DXCC Multi: EA, F, I, LZ, SP
Zone Multi: 14, 15, 20

【過去のCQ WW CWコンテストの様子】 2021年2020年, 2019年,2018年(不参加),2017年2016年2015年2014年2013年2012年

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アマチュア無線   2022/12/04   gena
タグ:CW , コンテスト , DX

アマチュア無線(東京UHFコンテスト2022)

毎年天気と寒さで移動運用場所に悩む東京UHFコンテスト。今年は当日朝から冷たい雨で、一日降り続く予報。

よっぽど参加を見合わせようかと思ったけれど、天気が悪いということは公園の駐車場が空いているという好条件でもあるので、とりあえず設営してみて、できるところまでやってみることにする。

9:30頃に到着したら、案の定他のお客さんはおらず、貸し切り状態。今回実戦に初投入したのが、新しく購入したポールスタンドと、ドンキ2in1の後継として購入した中古のレッツノート。交信数は少なくても良いので、これらの使い勝手がわかれば良しとする。

ポールスタンドはキャプテンスタッグ製、ポールはロゴスだったけれど、ピッタリで安定感もそこそこ。7エレ八木程度なら強風でなければ問題なさそう。少なくともカメラ三脚よりは安定している。踏み立てくんは安定感はあるんだけど設営と撤収が面倒なのと重くて嵩張るのが難点。

9:50頃から呼びまわりを開始。悪天候なので移動局が少ない。30分ほどでバンド内は呼んでしまって、あとはひたすらCQを出す。標高はあまり高くない(420m)ため都内は少なかったけれど、ぽつぽつ呼ばれる感じ。

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エンジンを止めた車内で運用だったけれど、やはり寒かった。おやつを食べつつカイロを貼ったりしてCQを出し続けたけれど、お昼頃には呼ばれなくなって、10分連続で空振りになったので早めに終了。

中古レッツノートはCTESTWINでUSBIF4CWも使えたし、ドンキ2in1よりもずっと速いし画面も大きく解像度も高いのでとても快適だった。バッテリーの持ちもまったく問題なく、2時間半ほどの運用で残量80%くらい。快適なので無線以外にも出先でパソコン作業が必要なときは持ち歩いている。


Freq. Point  Multi  QSO
----------------------------------------
430MHz    50    12    41
----------------------------------------
Score  50 x 12 = 600
都内: 八王子,町田,板橋区,練馬区
都外: 茨城,栃木,埼玉,群馬,千葉,神奈川,長野,福島

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【過去の東京UHFコンテスト】
2021年, 2020年, 2018年, 2017年, 2016年

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アマチュア無線   2022/11/26   gena

アマチュア無線(全市全郡コンテスト2022)

今年もクラブコールで参加して、私とかんなさんはCWオペレータ。常置場所を提供して整備してくれているOMさんには感謝しかない。

直近でXPOとAI TESTもやっていて、設備的には問題ないだろうと思っていたんだけど、念のため直前にCTESTWINを最新版にアップデート。しかしこれが良くなかったのか、PCキーイングの設定が全部消えてしまった。しかもCOMポートの挙動が変で、リグのBK設定に関係なくPTTがONになってしまう。とりあえず信号は出せるところまで回復できたのがコンテスト開始5分後という失態。パソコンのメンテも前回のコンテストでやっておくべきだったと反省。

その後は順調で、私は0時半頃には寝たけれど、他のメンバーが朝4時半まで交信を続けて、私は5時からまた再開と、停波する時間をほぼなくせたのが今回の良かった点。最終的には600局以上で、全市全郡のクラブ局運用としは前回を上回るスコアが出せた。

acag2022.png

コンテストにアクティブなメンバーが全員CWerということで、全交信のうち92%がCWで8%がSSB。私は全体の42%、かんなさんが29%で、二人で全交信の7割に達した。どうしても昼間の7メガを担当すると多くなってしまう。

CQを出してもパイルはせいぜい3局程度で、それほど大変ではなかった。苦労したのは2日目夕方からの3.5MHzで、ノイズがひどくて信号が埋もれてしまい耳が疲れた。3.5の30分で7の2時間分の疲労という感じ。

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【過去の全市全郡コンテストの様子】2021年2020年,2019年(不参加),2018年2017年,2016年(不参加),2015年2014年2013年2012年

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アマチュア無線   2022/10/10   gena
タグ:CW , コンテスト

アマチュア無線(XPO記念と愛・地球博記念コンテスト2022)

今年も社団局のオペレータとしてCWを運用。やはり設備がしっかりしているとやりやすい。

メジャーコンテストほどではないけれど、7MHzでCQを出すとそこそこ呼ばれた。最大同時に3局くらい呼んでくることもあったけれど、まあなんとか捌けたかな、という感じ。何度か書いているけれど、完璧にゼロインされて重ねて呼ばれるとまったく符号が分離できず、どうしても符号がゆっくりな局、移動局(/Xの分だけ長い)、2回連続でコールしてくる局などを取らざるを得ない。

AI TESTでは7MHzでCQを出し始めたタイミングが良かったのか、30分のQSOレートが40局を超えた。もちろんこのレートで長時間交信し続けることはできないけれど、ピークでどれだけ捌けるかの実力試しにはなったかな。

かんなさんも7MHzCWでCQを出し続けられるくらいにはスキルアップしたので、交代しながら運用。

課題はどうしても各バンドのアンテナが近いので、同時に出られるバンドが限られてしまうこと。Txは3系統あるし、CW運用できるオペレータも3人なので、最低2人が同時にHFを運用すればもう少しスコアは上げられると思う。こればかりは設備的な制約なので難しいところ。

【XPO TEST】

xpo2022.png

【AI TEST】

ai2022.png

AI TESTは早めに切り上げて、MotoGPのフリー走行観戦に連れて行って頂いた。バイクに乗りたいなぁ、なんてたまに言ったりしているものの、モータースポーツにはまったく疎くて、近くで世界最高峰のバイクレースが開催されているなんて知らなかった。普段まったく縁のない世界を垣間見てとても良い経験になった。

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【参考リンク】

2021年のXPO,AI TESTの様子

2020年のXPO,AI TESTの様子

過去のXPO記念コンテストの様子:2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年

過去の愛・地球博記念コンテストの様子:2019年,2018年(不参加),2017年2016年2015年2014年2013年2012年

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アマチュア無線   2022/09/25   gena
タグ:CW , コンテスト

アマチュア無線(フィールドデーコンテスト2022)

暑くて移動運用には不向きなフィールドデー。特に今は新型コロナ拡大による医療逼迫で体調を崩すのはリスクが高い。ということで今年もクラブ局の常置場所から局種係数1で参加。

夜間は他のメンバーにお任せで、3.5MHzをやってもらって、私はかんなさんと交代で7MHz、144MHz、14MHzのCWを運用。午前中に7MHzで100局ほど。あまりコンディションは良くなかったかも。CQを出す隙間もない、という感じではぜんぜんなかった。それでもそこそこは呼ばれたかな。

fd2022.png

FDは係数1だとそもそも上位は狙えないので良いんだけど、メジャーコンテストで上位に入るには何が必要か、みたいは話をメンバーとはしている。まず電信でコンテスト運用ができるメンバーがもう少し必要。今は常置場所管理者と、私とかんなさんの3人しかいないので。あと常時2波でCQを出し続けるなら、7とそれ以外のバンドで同時に出ても干渉しない設備構築が必要。今は7と144とかなら大丈夫だけど、14や50は干渉してしまって同時に出せない。この辺はベテラン管理者にお任せ。

そもそも田舎なのでVUの交信相手がほとんどいないのが圧倒的に不利な点。ローカルコンテストではだいぶ実績も上がってきたけれど、メジャーで勝つのは容易ではない。

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アマチュア無線   2022/08/13   gena
タグ:CW , コンテスト

日替わり通信術アップデート(過去の日替わり問題の練習機能)

ユーザーの方から、「何日の問題がちょっとおかしかったです」的なご指摘を何度か頂いた。日替わり通信術の電報文は、毎日上書きしていて過去のデータは残していないためにバグの確認もできない。

一応バックアップを残すようにするか、と考え始めたところ、どうせならサーバ上にバックアップをとって、それを参照すれば過去の日替わり問題を練習できるのでは、と思い立って実装を開始。

バックアップはシェルスクリプトで比較的簡単にできたけれど、過去問題の参照はそこそこ苦戦。元々そういう構造にしておらず、日々の問題を同じ場所に上書きして、index.htmlで静的に読み込んでいた。過去問は日々「年/月/日」のフォルダを作って保存されるため、これを動的に読み込む必要がある。

参考になりそうなサイトをググって試してみるものの、こちらの方法はいずれもうまくいかなかった。読み込むタイミングとかの問題だと思うんだけどよくわからず。こちらの方法はうまく動いた。どうやらappendChildメソッドで、headの要素として追加するか、bodyの要素として追加するかで挙動が違うような感じ。

【参考サイト】

これでとりあえず動くようにはなったと思う。ただ、練習問題がたくさんある状態というのが、実力アップに効果があるかどうかは正直わからない。一期一会の日替わり問題だからこそ、毎日真剣勝負で練習できるという面はあると思うし、そのつもりで日替わり形式にした経緯がある。一方で追い込みの時期には毎日2回分の問題では物足りない、というコメントも確かにある。選択肢は用意したので、あとはご自身のスタイルに合わせて使っていただければと思う。

【2022.8.1追記】

1日分の過去データがある状態でデバッグしてリリースしたものの、2日分以上のデータがあると、前日以外のデータが選べないバグがあることがわかった。やはりテストデータも作らず拙速にリリースするとこういうことになる。

過去問題のデータを動的に読み込むと言っても、一度ページを読み込み終わってしまうと、書き換えるためにはページを再読み込みする必要がある。そして再読み込みすると日付選択のカレンダーが前日の日付にリセットされてしまい、毎回前日のデータが読み込まれてしまうというわけ。

そこでCookieに選択した日付を覚えさせてからページをリロードするようにしたら、思ったような動作になった。

日付選択のUIは端末によって動作が異なるし、Cookieとリロードに頼るのもあまり美しくはないけれど、まずは動くことが重要ということで。もっとモダンなコードが書けるようになれたら良いな。

本サイトの固定記事へのリンク

Webアプリ「日替わり通信術」

アプリの詳しい説明

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アマチュア無線   2022/07/31   gena

アマチュア無線(6m and Downコンテスト2022)

毎回運用場所を悩むコンテスト。今年はあいにくの(?)良いお天気で、第一候補地(観光客が来る)は断念。第二候補地の林道入口にかんなさんと二人で移動。

ここはロケーションがそれほど良くない(都内は聞こえてもカスカス)ので、今まで無線の先客がいたことはない。トイレがないし最寄りのコンビニまで車で30分くらいかかるので、3時間くらいの滞在が限度。準備と撤収を考えると運用は2時間まで。

ということでスコアは狙わず、久しぶりの移動運用を楽しむ感じ。心配していた暑さは、木陰になっていて意外と大丈夫だった。かんなさんは車内(エアコン使用)で運用。

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私はいつものFT-817(USB PDモバイルバッテリー)と7エレ八木でC430。かんなさんはIC-705(ポータブルバッテリー)と50MHzのダイポール。

荷物が多いとしんどいので、最近は踏み立てくんは使わずカメラ三脚にポールをくくりつけている。かんなさんはルーフレールにDPをくくりつけただけ。カメラ三脚はコンパクトなものなので安定も悪いし、この辺はもう少し簡単に安定して設営できる方法を考えておきたいところ。

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二日目の朝8:45頃から始めて、聞こえる局を呼び回り。Sメータが振らなくても、しっかり聞こえる局にはだいたい届く感じ。ノイズがないので聴きやすい。ただCQを出してもほとんど呼ばれず。たまーに呼ばれることもあるので一応飛んではいると思うんだけど、やっぱり弱いのかな。

11時前には撤収。約2時間で26局(10マルチ)。短時間の割には健闘したかな。都内よりむしろ神奈川や静岡が強くて、これは先方のアンテナの向きの影響かと思う。かんなさんは15局ほど。終わり頃にEスポが出たみたいで、6エリアと交信できたと喜んでおられた。


Freq. Point  Multi  QSO
----------------------------------------
430MHz    26    10    26
----------------------------------------
Score  26 x 10 = 260
マルチ: 福島,茨城,栃木,埼玉,千葉,東京,神奈川,静岡,山梨,長野

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アマチュア無線   2022/07/03   gena

アマチュア無線(All Asian DX CWコンテスト2022)

最近はなかなか上がらないコンディションと、調整が難しいベランダの仮設モービルホイップでイライラすることが多いDXコンテスト。国際情勢も悪いし、見合わせることが多かったんだけど、今回はローカルさんからUHV-5という多バンド対応のモービルホイップを譲っていただいたので、調整がてら少しだけ参加してみた。

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UHV-5はエレメントの付け替えなしで、7/21/50/144/430MHzに出られるのが売り。ただ調整はシビアだよ、と譲ってもらったときにお聞きした。ベランダに三脚基台に立てて調整。アンテナアナライザは持っていないけれど、IC-705を使えば簡易的に周波数をスイープしてSWRのグラフを描いてくれる機能がある。

自宅ベランダでは一度も調整に成功したことがない7MHz。これは意外にも少しエレメント長をいじったらSWRが下がった。ただ、SWRが下がることとアンテナとして使えることは別らしく、国内/海外ともまったく入感せず(ノイズがS9で振っている)。7MHzはだいたいどの時間も国内のどこかは聴こえるはずなので、やはりベランダで使うのは厳しいらしい。

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21MHzは多少受信はできているものの、エレメントを最長まで伸ばしてもSWRが3以上。もう少し伸ばせば同調しそうなんだけど、金属製のクリップをエレメント先端に付けて伸ばしてみると今度はHi-SWR。そんな単純なものではないらしい。結局元から持っていたモノバンドのモビホの方が軽くて調整もできているので21ならそれを使ったほうがよさそう。

50MHzはSWRは1.5〜2くらいで、使えなくはないと思うんだけど、Eスポが出ないことには受信できているのかどうかもわからず。144/430は無調整で大丈夫そう。

ということで、あわよくば7と21が付け替えなしで出られるなら便利だな、と少し期待していたけれど、そううまくはいかないことがわかった。今のところHFはどうにか調整すれば使えるのが21MHzと14MHzのモノバンドモビホのみという状態。

せっかくアンテナを上げたので、21MHzでオールアジアCWの局を呼んでみる。S9で振っているハワイはIC-705のバッテリー運用(5W)で一発コピーしてもらえた。北米西海岸はS5くらいで、5Wでは何度呼んでも届かず。電源をつないで10Wで呼んで、何度も「?」を返されたけれど、なんとか取ってもらえたかな。オーストラリアも同様。

このように、何度呼んでもスルーされたり、?とAGNを連発されたり、コールバックはあっても、「たぶん交信できたと思うけど、ミスコピーされているかも」みたいな中途半端な状態で非常にストレスがたまる。それに加えてアンテナのSWRが上がったりと、楽しむためにやっているのに、苦行のように感じることもあるので、そういうときはさっさとやめて他のことをするようにしている。

Freq. Point  Multi  QSO
----------------------------------------
21MHz   9     3    3
----------------------------------------
Score  9 x 3 = 27
Multi: K, KH6, VK

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アマチュア無線   2022/06/19   gena
タグ:IC-705 , CW , コンテスト , DX

日替わり通信術アップデート(PWA対応)

2021年10月頃に新しいブランチを切って、ちょっと試してはうまく動かず棚上げして、思い出してはまたちょっと試して、というのを繰り返していたPWAへの対応。ようやくだいたい思い通りの挙動になったので、試験的にリリースしている。

PWAというのは「プログレッシブ ウェブ アプリ」のことで、Webアプリケーションをネイティブアプリのように使えるようにする技術。

日替わり通信術は単純なWebアプリのままでも特に不便はないと思うんだけど、主に技術的興味で対応を進めてみた。強いてPWAに対応させるメリットを挙げるとすると、

  1. スマホやタブレットで「インストール」すると、ホーム画面からネイティブアプリのようにワンタップで起動できる(Webブラウザを開いてブックマークから起動するのに比べて手間がかからない)。
  2. ネットにつながない状態でも(ネイティブアプリのように)起動できて、聞き取り練習できる。ただし最新の問題に更新するためにはネットにつなぐ必要がある。

という感じかな。パソコンからWebブラウザ経由で使って頂いている方には特に何が変わったのかはわからない変化かと思う。

最初にいろいろ調べて試してみたところ、オフライン対応するためのキャッシュが強力すぎて、日替わりの問題更新ができなくなってしまい、この解消に何ヶ月も(週末だけたまに)悩んだ。また、PWAは元々Googleが提唱してChromeブラウザから対応が始まっているという経緯があり、2022年時点でもiOS+Safariの環境だと対応が不完全で、Android+Chromeの場合と挙動が異なるのも苦労した点。

まあiOSで対応が進まないのは仕方がない面もあるとは思う。PWAに完全対応すると、Apple Developer ProgramとApp Storeを経由せずに好きなアプリを開発・インストールできるようになってしまうので。所詮Webアプリでしょ、と思うかもしれないけれど、日替わり通信術の一連の開発を通じて、HTML+Javascriptで相当いろいろなことができることがわかったし、Webアプリならプラットフォームに依存せず開発できるという大きな強みがある。

キャッシュをなかなか手放してくれない問題は、まずはService Worker(SW)を適切に書いてあげて、日替わり問題の更新タイミングでSWのキャッシュ名を変更(日付)してサーバにアップロードする。そうするとアプリが次にService Workerを読みに行った時点で更新があることを認識できる。ただ、それだけだとSWを更新した直後の読み込みでは、更新を検出はするものの、そのときはキャッシュを読んで、次回アプリの起動時に初めて古いキャッシュを捨てて置き換わるという動作になる。

SWの動作の理解は進んだものの、iPhoneとかiPadで試していると、やっぱりなかなかキャッシュを手放してくれない。最終的には、SWのインストール時にskipWaiting()の処理を入れてすぐに新しいSWを反映させて、さらに不要なキャッシュを削除するタイミングで、clients.claim()の処理を入れてすぐに新しいデータを反映させるようにする。

//インストール時処理
self.addEventListener('install', function(event) {
    event.waitUntil(self.skipWaiting()); // 新しいService Workerをすぐ反映
});

// 不要なキャッシュを削除
self.addEventListener('activate', event => {
    event.waitUntil(clients.claim()); // すぐに新しいデータを反映
});

そして日替わり通信術アプリだと、いずれにしても問題が更新された際にアプリの再読込が必要になる。Androidや普通のブラウザの場合はリロードしてもらえば良いんだけど、iOSの場合は今のところPWAのウィンドウをリロードする手段がなく、一度アプリを終了させて再起動してもらわないといけない。これは面倒なので、キャッシュファイルの日付から24時間以上経過している場合は、window.location.reload()を叩くリンクを表示させるようにしてみた。これを叩いて更新すれば新しい問題が読み込まれるし、古い問題をそのまま練習することもできる。オフラインの場合もキャッシュがそのまますべて使えるので、読み込んだ時点の問題は何度でも練習できる。

IMG_2399_w560.jpg

このような感じで、ようやくだいたい意図した動作にはなったかな。日替わり問題が更新されるタイミングでアプリを開きっぱなしにしているとどうしようもないけれど、それはブラウザの場合も同じなので。これに関してはプッシュ通知とか、さらに一段階難解な処理に取り組まないといけないかも。

Service Workerの記述についてはいろいろなサイトを参考にしたけれど、最終的に思い通りに動いたのは以下のサイトの例だった。

【参考サイト】Progressive Web Apps (PWA) 学習者のメモ その1  (Service Worker)

PWA対応によって以前と変わった点を画像で説明しておく。

まずはPWA本家AndroidのChromeの場合、最初にページを開くと、インストールを促す表示が出る。これに従ってインストールすると、ホーム画面にアイコンが追加されて、起動時にスプラッシュ画面が出るようになる。アンインストールは設定のアプリ情報から、他のネイティブアプリと同様に行う。

IMG_1068_w560.jpg

iOS、iPad OSの場合は、表向きはPWAに対応していることがわからない。インストールという表現はなく、共有ボタン[↑]から、「ホーム画面に追加」を選ぶことで、Androidのインストールと同様の動作となる。普通のWebサイトをホーム画面に追加した場合と比べると、URL欄が表示されず、下スワイプでリロードできないなど、ネイティブアプリっぽい動作となる。アンインストールは、アイコンを長押ししてブックマークを削除。

IMG_2398_w560.jpg

パソコンの場合は、ブラウザのURL欄の右にあるボタンからインストールができる(Edge, Chrome)。MacOSのSafariの場合は今のところインストールはできない模様。MacでChromeを使えば普通にインストールできるし、Launchpadにも自動的に登録されるので、特に不便はなさそう。

higawari_chrome_w560.pnghigawari_edge_w560.png

これで安定稼働してくれれば、考えていたアップデートはクローズかな。あとは長く使ってくれている方向けに、和文・欧文の本文プールの拡充とか、名あての住所データベースの拡充などはやりたいけれど、これは時間をかければできる話。

次のプロジェクトは何が良いだろう。モールス受信関係はJI1JDIさんのDitDah Appsでだいたい網羅されているので、何か別なものがないか考え中。

本サイトの固定記事へのリンク

Webアプリ「日替わり通信術」

アプリの詳しい説明

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アマチュア無線   2022/05/24   gena

アマチュア無線(ALL JAコンテスト2022他)

3月から4月にかけては、東海QSOコンテスト、オール東北コンテスト、ALL JAコンテストに社団局のオペレータとして参加。

ALL JAコンテストは久しぶりの長時間のコンテストだったけれど、PCキーイングをメインとすることで、パイルにさえならなければあまり疲れずにCQを出し続けることができるようになった。合計863交信中、私が379QSO、かんなさんが203QSOとなかなか健闘。

ただ、それほど疲れずに交信できたと思っても、やっぱりミスはあって、後日Hamlog e-mail QSLが届いた局を照合したらこちらがコールサインをミスコピーしていたものが数局。実際に初交信の局もいるからパーシャルチェックも万能ではないし、QRN、QSB、QRMの中からピックアップしているので限界もある。

東海QSOコンテスト(X-MCA)

tki2022.png

オール東北コンテスト(MA)

ja7_2022.png

ALL JAコンテスト(CM2)

allja2022.png

一方個人参加のコンテストは低調。ゴールデンウィークの東京コンテストは天気が良く、移動運用場所が使えそうになかったので不参加。

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アマチュア無線   2022/05/06   gena
タグ:CW , コンテスト