SF本再読 逃亡テレメトリー
「逃亡テレメトリー マーダーボット・ダイアリー」(M.ウェルズ)を再読了。Kindle版。新作記念の再読キャンペーン中。
ネットワークエフェクトの前日譚。中編1つに短編2つという豪華版で、タイトルの中編は弊機が探偵役を努めるミステリー仕立て。この設定だけでも面白い。
「逃亡テレメトリー マーダーボット・ダイアリー」(M.ウェルズ)を再読了。Kindle版。新作記念の再読キャンペーン中。
ネットワークエフェクトの前日譚。中編1つに短編2つという豪華版で、タイトルの中編は弊機が探偵役を努めるミステリー仕立て。この設定だけでも面白い。
「ネットワーク・エフェクト マーダーボット・ダイアリー」(M.ウェルズ)を再読了。Kindle版。マーダーボット新作記念の再読キャンペーン中。
シリーズ初長編ということで読み応えがある。そして後半の盛り上がりとラストの気持ち良さ。
知性キルウエアとなった2.0の活躍と怒らせると怖いARTと、読みどころがたくさん。
「マーダーボットダイアリー(上・下)」(M.ウェルズ)を再読了。Kindle版。
五島列島出張中に読了。読むのは3回目かな。今回もシリーズ最新作の「システム・クラッシュ」が出たということで、復習の意味で通して再読するつもり。
やっぱり何度読んでも抜群に面白い。出張中の空港で「人間らしい歩き方をしよう」とか「警備システムをハックしなくては」などと考えてしまったりして変な感じだった。
初読の2020年から4年経つわけだけど、いまだに「フィード」に相当する情報基盤は登場していない。
マーダーボット・ダイアリー 上 (創元SF文庫) Kindle版
マーダーボット・ダイアリー 下 (創元SF文庫) Kindle版
「地球儀のスライス」(森博嗣)を再読了。Kindle版。
Vシリーズの重要な短編が含まれていることもあって、再読したいと思っていたもの。Kindle版を追加購入した。
シリーズの短編はもちろん良いんだけど、シリーズ外のお話だと、小鳥の恩返し、僕は秋子に借りがある、あたりが好み。
そして2007年の初読時にはうかつにも気付かなかったけれど、「僕に似た人」はS&Mでしたね。
【収録作品】
「七十四秒の旋律と孤独」(久永実木彦)を読了。Kindle版。
デビュー作品集とのことだけど、面白かったし、好みの展開。
長い長い年月を経て語られる物語というのが自分の好みなのかも。順列都市やディアスポラも、森博嗣さんの一連の作品もそう。
「白亜紀往事」(劉慈欣)を読了。Kindle版。
老神介護で読んだ同名短編の長編版。ストーリーとしては同じで、ディテールが豊かになった。ちょっとした寓話的な短編だったのが、少し豊かな表現になった感じ。
「恐竜絶滅のナゾ解きもの」というSFジャンルもけっこうな作品数がありそうだけどどうなんだろう。
「歌う船[完全版]」(A.マキャフリイ)を読了。Kindle版。
昨年アンソロジーでシリーズの一編「還る船」を読んで、シリーズが気になっているけれど電書化されていない、と書いたけれど、タイミングよくKindle版が出た。しかも後に追加された2編を加えた完全版。これはありがたい。
面白かったし、かなり好みの展開。いわゆるサイボーグものだけれど、初版1969年ということを考えると、現在いろいろとあるサイボーグもののほとんどに影響を及ぼした聖典みたいな位置付けかもしれない。
シリーズの続編だと思っていた「〜船」の作品群は、マキャフリイではなく共作者による同一世界の物語ということみたい。ただこれらも2024年現在まだ電書化はされていない。読んでみたい気はする。
「超新星紀元」(劉慈欣)を読了。Kindle版。
ドイツ出張の帰路、シャルル・ド・ゴール空港でのトランジット待ちで読了。
劉慈欣の長編第一作とのこと。これはまたよく短編ではなくこのボリュームの長編にしたな、という感じ。
面白かったし、劉慈欣としてはこれで正解だったと思うけれど、個人的には後半で超新星爆発を超えるSF的なイベントが起きるとか、そうでなくても超新星戦争のような暗く辛い展開は回避してほしかったかなぁ。大人の絶滅ですでにカタストロフは充分なので。
あと、ハイティーン世代、超新星病で助からないけれどまだ子供、という人々が大勢いたはずで、彼らのストーリーが語られなかったのがちょっと残念に思った。
「都市と星(新訳版) (A.C.クラーク)」を再読了。Kindle版。
ドイツ出張の機内で読了。文庫版で何度か読んでいるはずだけど、すっかり忘れていたのと、今回新訳版が出たということで電書で再読した。
やはりこの内容をアポロの月着陸より遥か前に書いていた、という点が本当に驚愕。
そしてダイアスパーのオマージュはその後の無数の作品に見られるわけだけど、私の座右の書であるイーガンのディアスポラのポリスも、まさにダイアスパーであり、ヤチマはそのまんまアルヴィンだったんだなと気づいた。それだけ普遍的なテーマということなのだろう。
「ひとめあなたに…」(新井素子)を読了。Kindle版。
オールタイムベストに挙げられるような名作みたいだけど、私にはそれほど響かなかったかなぁ。私がグロいのやホラーっぽい描写が苦手なせいかも。
大隕石の衝突で、あと6日で地球が滅亡する、という設定でありながら、描かれるのは主人公が出会う数人の過ごし方だけ、というのは面白かったけど。
ちょうど先日読んだ流浪地球も、地球滅亡が事前にわかるという背景だけど、こちらは400年後であって、人類は生き残るための努力をする。さすがにこれが6日後では、もうどうしようもないという諦めになってしまうのも理解できる。
こういう地球滅亡が事前にわかる系の作品ってたくさんあると思うけれど、誰か滅亡までの日数で整理していないだろうか。ディアスポラの「トカゲ座」が1日とかだったっけ?