SF本読了 スーパーカブ5
「スーパーカブ5」(トネ・コーケン)を読了。Kindle版。
バイクというと避けて通れない事故・怪我・入院のお話。小熊さんはこれらすらも自分の糧としてしまう。
バイクの免許を取って乗りたいな、という淡い思いは抱きつつ、なかなか実行に踏み出せないのはやっぱりなんだかんだ言っても「バイクは危険」という事実があるため。
バイクの怪我や入院を風邪をひいた程度の感覚でバイク乗りは話す、という描写があったけれど、これって単純に生存バイアスだろうし、実際に同級生の誰々がバイク事故で亡くなった、なんていう経験は自分にもある。
小熊さんの事故もそうだけど、気を付けていても事故は起きるし、その時のダメージは車と比べると相対的に大きくなる。フルフェイスのメットにプロテクタ、グローブなどで装備を固めればリスクは下げられるんだろうけど、そこまで重装備になったらバイクの気軽さや爽快感はスポイルされるんじゃないか、とか、だったらノーヘルで気軽に乗れるロードスターで良いんじゃないか、とか、でもやっぱりバイクは気持ち良いよね、と毎回思考がループしてしまう。
原付2種の小さいバイク(キャブ車)をガレージで整備して、トランポに乗せて気持ちのいいところまで運んで走る、とかが理想なんだけど、経済的に難しいなぁ。