SF本読了 三体III 死神永生
「三体III 死神永生(上・下)」(劉慈欣)を読了。Kindle版
いよいよ完結編。発売が待ち遠しくて、発売されて即購入。こういうのは珍しい。
とにかく三体II黒暗森林が最高潮に盛り上がって面白過ぎたので、完結編でこれ以上どのように盛り上げて終わらせるのかが気になった。
読み始めてみれば、IIとはまた違った角度、とんでもないスケールと、もうお腹いっぱいという面白さ。下巻は「三体ロス」が怖くてなかなかページを進められなくなってしまった。これも最近では珍しい。
出たばかりの本なのでネタバレは避けるけれど、この三部作は文句なくこの10年で最高傑作と思う。個人的に何度も読み返したくなるのはイーガンの方だけど、三体はイーガンと同等のスケール感で、小難しい理論描写を省いて読みやすくした感じ。
しばらく時間を置いてからじっくり再読したい。
昔のテレビが電波を受信しないときに画面に映し出したランダムな砂嵐のような映像だ。
劉 慈欣. 三体Ⅲ 死神永生 上 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.6281-6282). Kindle 版.
テレビの砂嵐と聞いてもピンとこない読者も増えているだろうなぁ。