Harmless Weblog

読書

ミステリ再読 恋恋蓮歩の演習

「恋恋蓮歩の演習」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。

豪華客船が舞台のこのお話も好きなエピソードのひとつ。保呂草さんがカッコ良すぎる。

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読書   2023/08/27   gena

ミステリ再読 魔剣天翔

「魔剣天翔」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。

各務さん初登場のけっこう好きなエピソードではあるんだけど、一方で小鳥遊くんがちょっと可哀そうかな。というかVシリーズって全体的に小鳥遊くんの不運が多いような。。

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読書   2023/08/05   gena

SF本読了 不死身の戦艦 銀河連邦SF傑作選

「不死身の戦艦 銀河連邦SF傑作選」を読了。Kindle版。

これもピンとくるものはなかったかなぁ。ほとんど当たりを引くことなんてないんだから、アンソロジー買うのはやめておけば良いのに、もしかしたら...と思って買ってしまう。

好みとしては順当に、レナルズ、ソウヤーという元々好きな作家の作品。あとは監獄惑星、不死身の戦艦、還る船、囚われのメイザー、文化保存管理者、ジョーダンへの手紙あたりかな。歌う船シリーズは未読で気にはなっているけれど、2023年現在電書化されていない。

【収録作品】

  • スパイリーと漂流塊の女王(アレステア・レナルズ)
  • カルタゴ滅ぶべし(ジュヌヴィエーヴ・ヴァレンタイン)
  • 戦いのあとで(ロイス・マクマスター・ビジョルド)
  • 監獄惑星(ケヴィン・J・アンダースン&ダグ・ビースン)
  • 不死身の戦艦(G・R・R・マーティン&ジョージ・ガスリッジ)
  • 白鳥の歌(ユーン・ハ・リー)
  • 人工共生体(ロバート・シルヴァーバーグ)
  • 還る船(アン・マキャフリー)
  • 愛しきわが仔(メアリー・ローゼンブラム)
  • 巨人の肩の上で(ロバート・J・ソウヤー)
  • 囚われのメイザー(オースン・スコット・カード)
  • 文化保存管理者(ジェレミア・トルバート)
  • ジョーダンへの手紙(アレン・スティール)
  • エスカーラ(トレント・ハーゲンレイダー)
  • 星間集団意識体の婚活(ジェイムズ・アラン・ガードナー)
  • ゴルバッシュ、あるいはワイン-血-戦争-挽歌(キャサリン・M・ヴァレンテ)

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読書   2023/08/02   gena
タグ:Kindle , SF

ミステリ再読 夢・出逢い・魔性

「夢・出逢い・魔性」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版

3人組のテレビ出演のお話。稲沢探偵ってこの後も活躍するんだったかな。

ひな壇に素人の出演者が座って、タレントやアナウンサーが司会進行するというテレビ番組については、かんなさんが「熱中夜話 猫ナイト」に出演したときに、私もスタジオ内で見学させてもらったので、その時の様子を思い出した。

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読書   2023/07/29   gena

ミステリ再読 月は幽咽のデバイス

「月は幽咽のデバイス」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。

オーディオマニアの富豪邸で起きる事件。これは建物が特徴的なのでよく覚えている。

へっ君が図書館で調べていた、10mより高い木が水を吸い上げられる仕組み。今はググって調べることができるけれど、意外と難しい。蒸散によるテンションと水の凝集力、さらに根が浸透圧によって水を汲み上げる根圧が関係しているとか。それらが確からしいと検証されたのがどうも2000年台後半とからしいので、当然へっ君の時代には未解明だったことになる。へっ君の達見恐るべし。

「大人になるとね、都合の悪いことはどんどん忘れてしまうのよ。今は信じられないかもしれないけれど、そうね、十六歳くらいから、そういうふうになるの。揮発性っていうんだけれど、もともとそういうふうに人間はできているの。私も三年くらいまえから、忘れっぽくなったわ」
「計算が合わないよ、それ」
森博嗣. Vシリーズ全10冊合本版 (Japanese Edition) (p.972). Kindle 版.

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読書   2023/07/17   gena

SF本読了 創られた心 AIロボットSF傑作選

「創られた心 AIロボットSF傑作選」(J.ストラーン編)を読了。Kindle版。

部分的に面白いものもあったけれど、あまりピンとくる作品はなかったかなぁ。私の考えが古いだけだと思うけれど、アシモフのロボットものの短編とかの方がずっと好み。

強いて好みを挙げるとしたら、「エンドレス」、「もっと大事なこと」、「死と踊る」、「人形芝居」、「翻訳者」、「罪喰い」、「赤字の明暗法」あたり。ベタだけどわかりやすく素直なお話が好きということかな。読みやすさって大切だと思う。

【収録作品】

  • 「働く種族のための手引き」ヴィナ・ジエミン・プラサド
  • 「生存本能」ピーター・ワッツ
  • 「エンドレス」サード・Z・フセイン
  • 「ブラザー・ライフル」ダリル・グレゴリイ
  • 「痛みのパターン」トチ・オニェブチ
  • 「アイドル」ケン・リュウ
  • 「もっと大事なこと」サラ・ピンスカー
  • 「ソニーの結合体」ピーター・F・ハミルトン
  • 「死と踊る」ジョン・チュー
  • 「人形芝居」アレステア・レナルズ
  • 「ゾウは決して忘れない」リッチ・ラーソン
  • 「翻訳者」アナリー・ニューイッツ
  • 「罪喰い」イアン・R・マクラウド
  • 「ロボットのためのおとぎ話」ソフィア・サマター
  • 「赤字の明暗法」スザンヌ・パーマー
  • 「過激化の用語集」ブルック・ボーランダー

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読書   2023/07/08   gena
タグ:Kindle , SF

ミステリ再読 黒猫の三角

「黒猫の三角」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。

Vシリーズは全て文庫で持っていて、電書版も2作目の「人形式モナリザ」以降は持っていたけれど、合本版がセールになっていたので結局購入。

やっぱり猫のデルタが登場するとニヤけてしまう。うちのデルタも額に三角があって、この作品にあやかってデルタと名付けたので。

「あれは、デルタという名でな」小田原は嬉しそうに微笑んで、片手を自分の額に持っていく。「目の上のところに、白い三角があるのだよ。それで、そう呼ばれておる。とても賢い奴で、どうやら、この近辺ではボスのようだ。うちの屋敷にもよく来よる。しかし、はは、黒猫のデルタとは、はは、愉快な名前ではないか」
森博嗣. Vシリーズ全10冊合本版 (Japanese Edition) (p.200). Kindle 版.

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読書   2023/06/23   gena

SF本読了 オーラリメイカー

「オーラリメイカー」(春暮康一)を読了。Kindle版。

面白かった。今年読んだSFでは暫定一位。ただハヤカワSFコンテストの優秀賞で、大賞は該当作なしとのこと。選評は皆さんけっこう厳しくて、確かに同意できるところもあるけれど、だってアマチュアが応募してくる作品でしょう?これよりつまらないプロ作家の作品なんて(国産も翻訳も)いくらでもあるのでは。。とは思った。

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読書   2023/06/12   gena
タグ:Kindle , SF , 春暮康一

SF本読了 プラスチックの恋人

「プラスチックの恋人」(山本弘)を読了。Kindle版。

このテーマもあながち荒唐無稽とは言い切れない程度には時代が追いついてきた感じはあるかな。

面白かったけれど、昔は美少女ヌードが合法だったこととか、またその話?とは思った。あとプロジェクトぴあのと繋がりがあることにして、いろいろな作品が同じ未来史上にあると強調したいんだと思うけど、蛇足じゃないかなぁ。

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読書   2023/06/11   gena
タグ:Kindle , SF , 山本弘

SF本読了 円 劉慈欣短編集

「円 劉慈欣短編集」(劉慈欣)を読了。Kindle版。

なるほど三体の人だな、という感じ。硬軟具合もちょうど三体と同程度と思う。

全体的に面白かったかな。こういうのって寓話SFというサブジャンルができそう。好みとしてはハチャメチャ具合から言って郷村教師と詩雲あたり。

【収録作品】

  • 鯨歌
  • 地火
  • 郷村教師
  • 繊維
  • メッセンジャー
  • カオスの蝶
  • 詩雲
  • 栄光と夢
  • 円円のシャボン玉

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読書   2023/06/09   gena
タグ:Kindle , SF , 劉慈欣