ミステリ再読 赤緑黒白
「赤緑黒白」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。
合本版のVシリーズもとうとう読み終わってしまった。
何度か書いていると思うけれど、なんとなく危うい感じの西之園さんに振り回されるS&Mシリーズより、しっとり落ち着いた余裕たっぷり紅子さんのVシリーズが落ち着く。
小鳥遊くんと香具山さんの後日談がもっと読みたい。
「赤緑黒白」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。
合本版のVシリーズもとうとう読み終わってしまった。
何度か書いていると思うけれど、なんとなく危うい感じの西之園さんに振り回されるS&Mシリーズより、しっとり落ち着いた余裕たっぷり紅子さんのVシリーズが落ち着く。
小鳥遊くんと香具山さんの後日談がもっと読みたい。
「太陽系最後の日 ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク」(A.C.クラーク)を読了。Kindle版。
やっぱりクラークとアシモフって面白いよなぁ。選りすぐりのベスト版だから当然なのかもしれないけれど、それでもすごいと思う。クラークやアシモフがもっとずっと長生きして、最新の科学の知見を得て今SFを書いたとしたら、やっぱり最高に面白いだろうなと想像する。
「捩れ屋敷の利鈍」(森博嗣)を再読了。Kidle合本版。
これはシリーズ読者にとっては最初に読んだ時の驚愕というか狂喜というか、とにかくすごいインパクトで、事件のことはほとんど頭に入ってこない感じ。ネタがわかっていてもニヤニヤが止まらない。
「六人の超音波科学者」(森博嗣)を再読了。Kindle版。
今回も小鳥遊くんがちょっと可哀想な展開。纐纈さん関係のエピソードって本編ではまったく触れられていないけれど、短編集にあるんだったかな。
「三体0 球状閃電」(劉慈欣)を読了。Kindle版。
三体3部作の前日譚的な位置付けで、大変面白かった。オカルトっぽい描写が科学的に説明されるところなんかは、まさに三体の「カウントダウン」と同様に楽しめたし、三体2がフェルミのパラドックスに説得力のある回答を与えたのと同じように、三体0では球電や超常現象の説明を試みていて、それがミステリのように明らかになっていくのが素晴らしい。
「黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選」を読了。Kindle版。
Kindle本セールで3冊まとめて買ったアンソロジーシリーズもこれで最後。銀河連邦、AIロボットよりは楽しめたかな。いずれにしろ読み終わった瞬間に内容を忘れてしまう程度ではある。
好みとしては、時空の一時的困惑、禅と宇宙船修理技術、黄金の人工太陽、ダイヤモンドとワールドブレイカー、目覚めるウロボロス、霜の巨人あたりかな。
「魔剣天翔」(森博嗣)を再読了。Kindle合本版。
各務さん初登場のけっこう好きなエピソードではあるんだけど、一方で小鳥遊くんがちょっと可哀そうかな。というかVシリーズって全体的に小鳥遊くんの不運が多いような。。
「不死身の戦艦 銀河連邦SF傑作選」を読了。Kindle版。
これもピンとくるものはなかったかなぁ。ほとんど当たりを引くことなんてないんだから、アンソロジー買うのはやめておけば良いのに、もしかしたら...と思って買ってしまう。
好みとしては順当に、レナルズ、ソウヤーという元々好きな作家の作品。あとは監獄惑星、不死身の戦艦、還る船、囚われのメイザー、文化保存管理者、ジョーダンへの手紙あたりかな。歌う船シリーズは未読で気にはなっているけれど、2023年現在電書化されていない。
【収録作品】