SF本再読 銀河ヒッチハイクガイド
「銀河ヒッチハイクガイド」(D.アダムス)を再読了。Kindle版。
文庫版でシリーズ全部読んでいるけれど、探し出すのが面倒なので電書版を買い直した。記録を見たら初読は2012年だった。
SF読みの基礎知識的な本ではあるけれど、まあそんなにハマるか、っていうとそうでもない感じ。シリーズ全部再読するかどうかはちょっと考え中。
「銀河ヒッチハイクガイド」(D.アダムス)を再読了。Kindle版。
文庫版でシリーズ全部読んでいるけれど、探し出すのが面倒なので電書版を買い直した。記録を見たら初読は2012年だった。
SF読みの基礎知識的な本ではあるけれど、まあそんなにハマるか、っていうとそうでもない感じ。シリーズ全部再読するかどうかはちょっと考え中。
「アイ・アム I am.」(菅浩江)を読了。Kindle版。
テーマはありがちだけど、そこはさすがに菅さん。丁寧に丁寧に磨き上げることで気持ちのいい仕上がりになっている。
ただ菅作品だと博物館惑星シリーズが好きすぎて、どうしても博物館惑星と比較してしまうなぁ。
「銀河核へ 上・下」(B.チェンバーズ)を読了。Kindle版。
面白かったし、せっかくこれだけの世界を作り上げたのだから、続編が読みたいよなぁ。と、思ってあとがきを読んだら原著はシリーズ3作目まで出ているとのこと。これはぜひ翻訳してほしいところ。
若い頃はこういうスペオペは「これってSFじゃなくてもよくない?(人種や宗教の違う人が乗り合わせた船乗りの物語で、箱入り娘が身分を隠して乗り込む、みたいな)」と思ったものだけれど、最近は歳のせいか素直に楽しめるようになった。
「AIとSF」(日本SF作家クラブ編)を読了。Kindle版。
懲りずにまたアンソロジーを買ってしまったけれど、これは正解だったかな。ヒット率が高かった。
また、Youtubeでよくお見掛けする品田遊(ダヴィンチ恐山)さんの作品も気になっていたので読めて良かった。普通に(ちょっと怖い系の)面白い短編だった。
あとは好きな作家(菅さん、野尻さん)の作品は当然良かったし、他も全体的に面白かった。特にお気に入りとしては、「シークレット・プロンプト」あたり。
【収録作品】
「プリズムの瞳」(菅浩江)を読了。Kindle版。
初出は2003年から2006年に連載された連作短編とのこと。当時と20年後の現在ではロボットや、特にAI関係の状況がずいぶん違っていて、現在の視点からこの作品を見ると、ロボットとの共存について考えさせられる感じがする。
例えば、最近普通に見かけるようになったファミレスの配膳ロボットが、ピィシリーズみたいなヒューマノイドだったらどうだろうか、とか。配膳ロボットを導入したところでは人間スタッフにクレームを言われることが減ってスタッフのストレス軽減に効果があった、みたいな記事も見たけれど、会話ができるヒューマノイドだったら、ロボットに難癖をつけて引き止める客が出てきそうな気がする。
ところでロボットよりも「博士」の体質の方がずっと人類社会に影響大のような気がして、それがちょっと奇妙に感じたかな。狙われるなら博士の方じゃない?
「あなたの人生の物語」(T.チャン)を再読了。Kindle版。
楽園とは探偵の不在なりを読んだときに電書版を買って「地獄とは神の不在なり」を再読したけれど、改めて全体を通して再読。
やっぱりこの短編集は好きだなぁ。定期的に読み返したくなるお話ばかり。
「スノウ・クラッシュ(上・下)」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
原著は1992年で長らく絶版になっていたものが電書で復刊したみたい。こういう流れは歓迎。
クリプトノミコンよりは楽しめたかな。「メタヴァース」を発案してそのイメージを後の世に決定づけたという意味で注目される作品だけど、読んでみて、むしろ言語SFとして面白いと思った。
スノウ・クラッシュ〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫SF) Kindle版
「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3」(小川一水) を読了。Kindle版。
けっこうヤバめの話になってきたのと、気楽に読んでいて最初の方のエピソードを忘れているので、時期を見て最初から再読したいかな。
「粘土」はそもそも何なのか、そこにどういったSF的な理屈が付けられるのか、を是非明らかにしていって欲しいところ。それがないと単なる魔法の便利デバイスになってしまうので。
「久遠 (上・下)」(G.ベア)を再読了。Kindle版。
永劫は30年経ってもそこそこ内容を覚えていたんだけど、久遠はさすがにすっかり忘れていて、その分新鮮な気持ちで楽しめた。
今読むと永劫より久遠の方が、いろいろと伏線回収されるという意味でも読んでいて気持ち良い感じ。
せっかく永劫・久遠が電書化されたんだから、この機会に「道」3部作の3作目の邦訳出してくれないかなぁ。
あと永らく使ってきたAmazonの書影付きリンク機能が廃止されてしまい、今までに貼ったリンクがすべて無効になってしまった。なんでそういう救済策のない変更を平気でするかなぁ。
2023年はプライベートでかなり激動の1年となった。受動的に何かに対応したというよりは、自分で決めて新しいことにチャレンジしたという意味で良かったと思っているけれど、いろいろと今後に向けて不安なこともある。楽に過ごそうと思ったら日々のルーチンを淡々とこなして「できることだけをやる」のが間違いない。新しいことを始めるというのはとにかくエネルギーも使うし悩みも増える(お金もかかる)。でも、50代を前にして「やらずに後悔するよりは、やって後悔した方が良い」と思ってチャレンジした感じ。
具体的には7月に30年ぶりに教習所に通ってバイク免許(普通自動二輪)を取得した。その勢いで原付2種(125cc)のバイクを買って、置き場所がないからとトランポの増車に踏み切った。
Apple Watchの購入をきっかけに始めたジム通いも2年目。行くのは週末や長期休暇の早朝のみだけど、一応続けている。体重を減らすというよりは維持しつつ体力と筋力を付けるイメージで。
かんなさん(奥様)も今年は大きな変化があり、資格を活かした仕事を始めて日々忙しく過ごしている。高齢のにゃんこたちが留守番する時間が増えてその点は心配なんだけど、幸いどうにか無事に過ごしてくれている。
コロナ禍以降体調には常に気を付けていたのに、よりによって結婚20周年のミラコスタで体調を崩してしまったのが痛恨だった。
昨年同様に、個人コールでは430MHzのコンテストで移動運用、HFは専ら社団局のCWオペレーターとして活動。社団局は地域クラブとCW専門クラブで、今年はCW専門クラブの活動がメインだった。本部行事などを意識する必要のあるJARL登録の地域クラブと比べて、CW専門クラブは好きな人だけが集まって作ったので楽しい。
若手不足とのことでJARL県支部のお手伝いもするようになって、今年は初めてかんなさんと一緒にハムフェアの出展者(県支部ブース)として参加。
CWのデコードに関しては実験的なものはかなりの精度になってきていると思うけれど、一般の人がコンテストの受信などで気軽に使えるようなアプリはまだ登場していないようだ。
モールス通信史に新たなページを刻みます。私たちが開発したモールス信号解読器は、調整不要で、150WPMもの高速通信も、パイルアップも完璧に解読。人間のオペレータの限界を超越します。 #モールス信号 #無線 #アマチュア無線 pic.twitter.com/pciorKa4RA
— 東京大学アマチュア無線クラブ (@JA1ZLO) July 2, 2023
車とバイクの項で書いているけれど、トランポ用にバネットバンを増車したので、来年の移動運用はこの車でやろうと計画中。
かんなさんに付き合って、2月に電気通信主任技術者(伝送交換)、5月に工事担任者(総合通信)を取得。工事担任者は高校生の時に記念受験して落ちて以来のリベンジだったのでけっこう嬉しい。
一応勉強の習慣を維持するために次の資格勉強は始めているけれど、いまいちモチベーションが上がらない。単純に難易度が高い(過去問暗記では歯が立たない)というのもある。
資格者証が届きました。 pic.twitter.com/DoI0pUVqcg
— ソウヘイ JH1CFV (@hsohei) March 18, 2023
私も頂きました。>工担総合 pic.twitter.com/uZJLhHoYaK
— ソウヘイ JH1CFV (@hsohei) August 15, 2023
Webアプリ「日替わり通信術練習」は2021年4月に公開して、2年半経った。今年の9月期の総通試験では、5名のアプリユーザの方から合格(通信術の科目合格)のご報告を頂いた。受験者のツールとして定着してきた手ごたえを感じている。今年のアップデートとしては、和文答え合わせページと、同ページのpdfダウンロード機能を実装した。
主要な機能は公開以来変更せずに、いずれも小変更に留まっている。時間が経つほどいろいろ変えたくなってくる心情もわかるけれど、このアプリに関してはとにかく「シンプルイズベスト」と思って今後も大きな変更はしないつもり。
plusTK2Sさんの同人誌「通信受験人C103号」でWebアプリ「日替わり通信術練習の開発」の記事を掲載頂きました。サイトで開発状況はアップしているものの、開発経緯から技術的な内容まで通して整理して書く機会が今までなかったので感謝。
ソウヘイ(@hsohei)さんによる「Webアプリ「日替わり通信術練習」の開発」では、記事タイトルの通り、総合無線通信士の電気通信術対策に有用な同名アプリの開発の経緯や実装の方法について解説していただきました。 pic.twitter.com/MZfdAcSnIZ
— 狭間タスク@31日東U-30a (@JE1JGI) December 26, 2023
あとはかんなさんの仕事のサポートでInstagramのアカウントを作ってAPIを使えるようにしてみたり。いろいろつまみ食いをして、結局身に付いたのはサーチャーとしてのスキルくらいだけど、コピペコーディングで求める機能をいかに素早く実装するか、というスキルはけっこう有用だと思っている。
ギタークラブは先生が体調不良のためお休み中。フォーク全盛世代の先生なのでそろそろ年齢的なこともあって、再開できるかどうかは微妙かもしれない。
一応ギターは壁にかけてあって、いつも手に取ることはできる状態にあるんだけど、ギタークラブで課題曲がないとどうしてもサボってしまう。まあこういうのはまたやりたいと思ったときに再開すれば良いのかなと思っている。一応基本的なコードや弾き方は忘れない程度には身に付いたかな。
ピート18歳、デルタ16歳の高齢猫たちと過ごす日々。ピートは基本的には元気なんだけど、たまに股間に痛みがあるようでウーウー唸りながら舐めて治している。「絶対に病院には行かないぞ」という強い決意で自力でなんとかしてしまうのがピートのすごいところ。ただ、最近はさすがに気持ちに身体がついていかないときがあって、洗面台から落ちてみたりソファに登るのに失敗することもある。
デルタは2年前の尿路結石からの回復以降、少しずつ老化も進んでいるようで、歩くときもひょこひょことゆっくりで、高いところに登るのもしんどそう。あと週1~2回の頻度で血餅を頑張って出している。血餅を出せばすっきりするみたいでしばらくは落ち着いているけれど、また数日すると踏ん張って血餅を出す感じ。病院はデルタのストレスも大きいので今のところ自宅で様子を見ている。食欲はピートよりも旺盛で体重もある。何より甘えっこぶりに拍車がかかって、留守番させて出かけるのが忍びない。
猫たちにはできるだけストレスなく苦しい思いをしなくて済むように過ごさせてあげたいけれど、人間にできることには限度もあるし、どうなるか。
今年からの新カテゴリー。普通二輪免許の取得後、CWクラブのメンバー(師匠)がバイク好きでもあった縁で、お試しで何台かバイクに乗せてもらった。それまでは漠然と価格や維持費が安く公道で持て余さない(かつ取り回しに苦労しない)125ccクラスで、昔ながらのデザインのバイクが良いなと思っていて、具体的な車種としてはキャドウェル125とか、YB125SPなどが気になっていた。
それが、師匠のバイク(ドリーム、GB250, CBR250RR)に乗るうちに微妙に洗脳されてしまって、125クラスというのは変わらずだけど、高回転まで回して楽しめるバイクが良いのでは、と思うようになって、やはり師匠のツテで中古のGSX-R125を購入。冬前に少し走らせて楽しむことができた。
自宅がマンションということで安全な駐輪場もなく、しばらくは師匠のガレージに置かせてもらっていたけれど、思い切ってトランポのバネットバンを増車。トランポとしては充分なサイズで、買った時はなかなか良いんじゃない?と思った。しかし問題は自分の技量で、ほとんどバイクの取り回しもしたことのない初心者が、ラダーレールを使ってトランポにバイクを載せ下ろしするのは大変難しいということを思い知らされた。
とりあえず冬の間はこのままトランポに積みっぱなしにするつもりだけど、春になったら置き場所をもうちょっと考えたいところ。トランポはトランポでいざという時にバイクを積めるし、無線に使っても良いので。
バイクのところで書いたように、バネットバンを増車して、プジョー2008、ロードスター、バネットバンの3台体制となった。3台目は保険の等級が初期値からになるので、なかなか痛い。
プジョー2008(2014年式)は中古で購入後4年目の車検を通した。たまたま私が運転しているときにフロント足回りからの異音に気付いて、フロントショック一式を交換してもらった。それ以外にも細かい不調はあるけれど、まあフランス車だしね、ということで安全な走行に支障がないものについては放置している(たまにウィンカーの音が鳴らない...とか)。かんなさんは2ペダルMT(ETG5)をパドルシフトで乗るのに慣れてしまって、逆に普通のAT車の方が違和感があるそうで、気に入っているみたい。まだ当分は乗り続ける感じ。
ロードスターNC1(2006年式)は中古で購入後6年でこちらも車検を通した。ドレン詰まりによる重篤な雨漏りはドレンパイプの清掃で落ち着いているけれど、大雨のときは幌と窓の接触部からポタポタと漏るようになってしまい、大雨予報が出ると前日にハーフカバーをかけたりしていた。ただ通勤に使っているとそうそういつもハーフカバーをかけるわけにもいかず、これはいよいよ幌張替えか、と思っていたタイミングでバネットバンを買うことになってしまったので、通勤など足車はバネットバンにして、ロードスターは屋根のある車庫をお借りしてそこに置かせてもらうことにした。
バネットバン(2006年式)は今年秋から仲間入り。走行13万キロのポンコツくんだけど、バイクを積んだまま通勤・足車として今はこればかり乗っている。運転は楽だけどハッキリ言ってつまらない。なので燃費が悪いのが余計に気になる。運転が楽しければ燃費なんて気にならないのになぁ。今後買い替える機会があったらどんな車種であろうともMTを買おうと心に誓った。
今年も気になる(けれど即買うほどでもないと思った)本はとりあえず欲しいものリストに入れておいて、Kindle本のセール時にまとめ買い。半額になったりするのでバカにならない。
再読も含めれば永劫が一番だけど、新刊だと三体0、次点がオーラリメイカーかな。オメガ城の惨劇はもちろん最高だったけど、個人的に思い入れが強すぎるので単品としての評価は難しい。
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