SF本読了 円 劉慈欣短編集
「円 劉慈欣短編集」(劉慈欣)を読了。Kindle版。
なるほど三体の人だな、という感じ。硬軟具合もちょうど三体と同程度と思う。
全体的に面白かったかな。こういうのって寓話SFというサブジャンルができそう。好みとしてはハチャメチャ具合から言って郷村教師と詩雲あたり。
【収録作品】
- 鯨歌
- 地火
- 郷村教師
- 繊維
- メッセンジャー
- カオスの蝶
- 詩雲
- 栄光と夢
- 円円のシャボン玉
「円 劉慈欣短編集」(劉慈欣)を読了。Kindle版。
なるほど三体の人だな、という感じ。硬軟具合もちょうど三体と同程度と思う。
全体的に面白かったかな。こういうのって寓話SFというサブジャンルができそう。好みとしてはハチャメチャ具合から言って郷村教師と詩雲あたり。
【収録作品】
「零號琴 (上・下)」(飛浩隆)を読了。Kindle版。
飛氏も寡作な方で、前作は自生の夢。あと続刊の予告されている<廃園の天使>シリーズも中断されたまま。その分面白いというか、やたらと力の入った作品になっている。
本作は固有名詞がやたらと特撮やアニメのオマージュになっていて、こういうのは笑いながら読めばいいのか、展開はけっこうヘヴィだしなぁ、と迷うような作品だった。劇中作品の「あしたもフリギア!」は素直に面白そう。
キャラクターが魅力的なので、続編も期待したいけれど、いったい何年先になるやら。
「マザーコード」(C.スタイヴァース)を読了。Kindle版。
Covid-19流行のために本国で発売が延期されたそうな。(人為的な)パンデミックによる人類滅亡とその後の希望のお話。
人類滅亡の過程はあまり惨たらしい描写はなく淡々と進むけれど、かなり徹底的で救いのない滅亡のパターン。
デビュー長編とのことだけど、読みやすくて引き込まれた。ラストがちょっと微妙に不安になる感じではあったけれど、まあまあ良かったかな。
「なめらかな世界と、その敵」(伴名練)を読了。Kindle版。
この人の本は初読かな。面白かった。月並みだけど「和製テッドチャン」という感じ。
「シンギュラリティ・ソヴィエト」と「ひかりより速く、ゆるやかに」が特に好みかな。
【収録作品】
「クリプトノミコン4 データヘブン」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
最終巻ということでそこそこ楽しめたけれど、結局今までの冗長な3巻はなんだったのか、という感じ。
最後まで読んでもSFというよりは暗号テーマの軽いミステリという感じだった。その割には長すぎたかな。
「クリプトノミコン3 アレトゥサ」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
ディティールの描写はやはりあまり肌に合わないので、ストーリーだけ斜め読み。
パケットラジオという無線でリモートログインする技術が出てくるけれど、アマチュア無線のパケット通信網を経由してインターネットにつなげているのかな。私がアマチュア無線を始めた2011年にはすでに(アマチュアの)パケット通信は廃れてしまっていて、OM諸氏から往時のお話を聞いたことがある程度。
そう思って奥付を見たら、原著は1999年出版らしい。邦訳(の電書版)は2022年出版なので、20年以上前に書かれたSFを読んでいたわけだ。この分野としては最先端を描いた作品だったんだろうけど、それを知らないと「何いまさらそんなこと言ってんの?」ということになってしまう。
「ブラッド・ミュージック」(G.ベア)を再読了。Kindle版。
初読は文庫版で1998年。ベアの訃報を聞いて、懐かしみながら読んだ。私がSFにハマったのは「永劫」で、これも再読したいけれど、ブラッド・ミュージック以外はまだ電書化されていない模様。
今読んでもめちゃくちゃ面白いし、古びていない。いわゆるナノテクものの元祖とされているけれど、本書の面白さってむしろシンギュラリティの方かと思う。怖いけれど、シンギュラリティが起きるならこういう未来も悪くないな、と思う。
「クリプトノミコン2 エニグマ」(N.スティーヴンスン)を読了。Kindle版。
うーん、1巻よりは楽しめたけれど、結局まだどこに話が向かっていくのかわからないし、私はこれをSFとして買ったんだけど、何かSFっぽい展開になるのかどうかが判然としないまま2巻が終わり。
戦争の惨たらしい描写はたっぷりあって、そういうのがお好きな人には良いのかも。
「無線員はだれでも電鍵の叩き方に独特の癖をもっていて、わたしたちはそれを〝筆跡〟と呼んでいます。Y部隊の連中も、慣れるとドイツの無線員を筆跡で聞き分けられるようになります。その一人がべつの部隊へ配転になってもわかるくらいです」
ニール スティーヴンスン. クリプトノミコン2 エニグマ (Japanese Edition) (p.298). Kindle 版.
電鍵の叩き方の癖は実際にモールス通信をやっていると実感としてわかる話。ただし現代は自分も含めてエレキーの場合が多いので、その場合はクセのない符号になっている。
「三体X 観想之宙」(宝樹)を読了。Kindle版。
三体シリーズの二次創作、という割にはやたらと完成度が高く、よくここまで考えたな、という感じ。違和感もあるにはあるんだけど、これを読んだ後だと、「三体シリーズ」から本書を分離して考えることは無理なんじゃないかな。
二次元宇宙で文明を維持するっていうのは、つまり二次元空間で動作するコンピュータを作って、そのシミュレーションの中で暮らすという感じかなと想像(チューリングマシンやワンの絨毯からの連想)。シミュレーションなら三次元でも四次元でもお好きなように、とできるので。そういう意味で、暗黒森林攻撃に対する防御として、ポリスに引き篭もって比較的安全そうな恒星間空間や銀河間空間を漂うっていうのはどうだろう。
昨年末は猫のデルタの看病でほとんど年末年始らしいことは何もできなかったけれど、おかげさまで今年はデルタが元気になってくれて、無事に年を越せそうなので感謝したい。
業務で休みが取りづらいのは相変わらず。正確には休みは取ろうと思えば取れるんだけど、休んでいても構わずに電話やメールやチャットが飛んできて、対応しなくてはいけないということ。
一方で人間ドックで不整脈の診断をされてApple Watchを買ったのをきっかけにして、人生初のスポーツジム通いを始めたのが生活の大きな変化になった。ジムに通い始めて半年だけど、平均週3回ほど、早朝に1時間くらい筋トレと有酸素運動(トレッドミル)をしている。体重は5kgほど落ちて20代前半の頃に戻った。なんとなく体力が付いた気はする。筋肉はあまり実感がないかな。暑くても寒くても快適に運動できるのは良い。
個人コールでは430MHzのコンテストで移動運用をする程度で、HFは専ら社団局のCWオペレーターとして活動。やっぱり一度まともなアンテナでコンテストを経験するとベランダモービルホイップで頑張ろうという気持ちになかなかならない。
純粋にCWのスキル継承やコンテストを楽しみたい、という思いを抱く有志で新しい社団局も立ち上げた。来年はこちらの活動がどんな感じになるか楽しみ。
6年以上移動運用で使ってきたドンキホーテの19800円の2in1パソコンはとうとう引退させて、中古のレッツノートを3.6万円で購入。これが思いのほか快適で、無線以外にも外に持ち出して原稿書きやサーバいじりに使うのに最適。この総括記事もカフェにレッツノートを持ち出して書いている。
免許上は流行りのデジタルモード(FT8やFT4)にも出られるけれど、JT65の流行り初めの頃に、「デジタルモードは金かけた者勝ち」であると悟ってしまい、あまり積極的にやる気がしない。アンテナやパワーがあれば楽はできるけれど、スキル次第で弱小設備でも戦えるCWの方がずっと面白い。どんなお金持ちでも、CWは耳で聞くスキルを身につけなければまともに交信できない。もっとも、昨今のAIの驚異的な進歩を考えると、来年くらいにはノイズに埋もれた超高速/低速符号や手打ちのクセのある符号でも人間並みにデコードするソフトが登場するかもしれない。大量の学習データを用意するのが大変だと思うけど、そこさえクリアできれば実現しそう。
自分の資格取得活動としては今年は低調だった。一応次に取ろうとしている資格はあって、勉強は開始しているので成果があったら報告したい。
かんなさんが一総通・一陸技の資格を生かして、教員免許を取得。書類作成でちょっとだけお手伝いした。教員免許取得の詳しいお話はplus TK2Sさんの通信受験人C101にかんなさんが寄稿した記事を参照ください。
昨年取得した小型船舶の資格を生かして、というわけではないけれど、キャプテン講習とドライビング講習を受講がてら、初の東京湾クルーズを体験できた。
今年は思い切ってさくらのVPSを契約して、グローバルIPを持ったサーバを手に入れた(借りた)。立ち上げ直後は有象無象のアタック(不正アクセスの試み)の激しさにビビったけれど、セキュリティ対策をして安定稼働しだしてからは、自宅のラズパイで実行させていた日替わり通信術関係のスクリプトをVPSに移して、出先からでもスクリプトのメンテナンスができるようになった。
VPSを活用して、Evernote的な「自分アプリ」を作った。年末までに日記アプリのCFV DiaryとメモアプリのCFV Memoが使い物になるレベルに仕上がって、この総括記事はCFV Memoで書いている。ちょうどそんなタイミングでEvernoteの有料プランが値上げされたので、さっさと解約。今まで10年以上使わせてもらって感謝はしているけれど、こちらはシンプル・高速・安定・安価なアプリを求めているのに、どんどん複雑・低速・不安定・高価になっていくのはどういうことなのか。。
公開2年目の日替わり通信術練習は、アクセス数からの推定で30-40名のアクティブユーザが使ってくれていると思う。夏に過去の日替わり問題の練習機能を実装したことで、必要な機能はほぼ揃って完成と言えると思う。ちょこちょことバグ(主に和文の本文プールの難読漢字などに由来するもの)があって、直しつつ稼働させている。
来年も引き続きちょっとずつ自分アプリを洗練させつつ、何か新たなアプリを思いついたらVPSで作っていきたい。
今年もギター活動は低調だったけれど、1〜2ヶ月に1回のギタークラブは継続。ギターを習い始めた頃の同期生というか仲間と一緒にやっているけれど、新たなメンバーはなかなか入らない。これは仕方がない面もあって、自分達とレベルが大きく違う人が入ると内容が高度すぎたり物足りなかったりしてしまうので。その意味では同じようなビギナー同士のメンバーでクラブを始められたのは幸運だった。
ピートは17歳、デルタは15歳になった。どちらも年齢なりにトラブルを抱えている感じ。
ピートは昨年からの股間のトラブルがたまに再発して、今のところは自力でなんとか解決している様子。何度も書いているけれど、ピートの病院嫌いは壮絶なので、よほどのことがない限りは見守るしかないと思っている。
ただ、普段はとても元気で、体重が軽くなったので身軽に走り回っている。問題は人間の方で、夜中に3〜4回とても大きな声で人を起こしてお湯を出させたりパウチを要求するので、ここ何年か一晩通して眠るということができなくなった。朝も5時前から騒ぎ始めることもあり、寝過ごすこともない。
デルタは1月の結石の手術が大きな試練だった。幸いにして今はすっかり元気になって、体重がなかなか減らないのが悩み。結石ケアの療法食を食べさせないといけないんだけど、パウチが品薄で入手難になっている。戦争の影響だろうか。今のところ市販でどうにか手に入るメディファスの2種の尿石ケアと、パウチ(ユリナリーS/O)はロイヤルカナンから直送で取り寄せている。このパウチは以前は普通にお店で買えたけれど、今は動物病院かベッツホームデリバリーでないと手に入らない。療法食はめちゃくちゃ高額だけど、あまり食べてくれないので結局普通のスープタイプのパウチをあげてしまうことが多い。
結石療養後から顕著になったのがデルタの甘えっ子ぶり。とにかく24時間べったり甘えている感じ。特にかんなさんにべったりで、夜はかんなさんの頭を抱えて寝ている。かんなさんは寝返りも打てず大変。
ピートとデルタの関係は、結石療養後からピートの方が強くて、ちょっと機嫌が悪いとピートがデルタを追い詰めてしまうことが多い。ピートもデルタもかまってほしい、甘えたい、というのは一緒なんだけど、ピートは「北風作戦」、デルタは「太陽作戦」なので、どっちが有利かは明らか。
ファーストカーのプジョー2008は購入後3年3ヶ月、セカンドカーのロードスターは同5年6ヶ月。プジョー2008の方はかんなさん(奥様)専用車として稼働中。そろそろスタッドレスタイヤは更新したい、と昨年も書いたけれど、まだ更新できていない。来年こそは、と思っている。
運悪くというか計画性がなくて2台とも車検が同じ周期で、今年は車検がなかったので大きな部品交換やお金のかかるトラブルはなかった。プジョー2008のドライブレコーダは更新。
ロードスターの後継に荷物の乗るクルマ、と思っているけれど、今のところ決定打がない。候補としてはマイチェン前のタウンエースバンのMTの4WDが良いかな、と思ってYoutubeで動画を見たりしている。どこかで試乗ができるといいんだけど、MTはなかなか無いかなぁ。次点はパンダ4x4、カングーのMTあたり。ただ、何度も書いているけれど、ロードスターは一度降りたらもう乗れないと思うのでなかなか乗り換えられないかも。
気になる本は欲しいものリストに入れておいて、Kindleのセールで安くなったら買うというパターンが多い。で、セールの時にまとめ買いするものだから、買ったまま忘れている未読本がけっこうある。
偶然だけど複数巻のシリーズものが多かった。今年は再読も多くてベストというのは選びづらいけれど、強いてあげるとしたらプロジェクト・ヘイル・メアリーかなぁ。国内は天冥の標の完結。
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