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SF

SF本再読 マーダーボット・ダイアリー

「マーダーボット・ダイアリー(上・下)」(M.ウェルズ)を再読了。Kindle版。

初読は2020年。続編のネットワーク・エフェクトを読んだときにちょっと忘れている部分が多かったのと、さらに続編の逃亡テレメトリーが発売されたこともあって、通しで再読しておこうと思った次第。

再読なのにやっぱりめちゃくちゃ面白かった。近年ではレギオンシリーズとこのマーダーボットシリーズが特異的に面白いと感じる。A.ウィアーの一連のSFも三体も大傑作だけど、何度も再読したくなるのはこちらかも。

今回もフィードという情報基盤について注意して読んだけど、わかるような気がするけどよく考えるとやっぱりわからない、という絶妙なガジェット。現実世界であと30年くらい経てば、ああ、あの時のフィードってこれだ!みたいなインフラが現れるだろうか。

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読書   2022/07/02   gena
タグ:Kindle , SF , M.ウェルズ

SF本読了 われらはレギオン4

「われらはレギオン4 脅威のシリンダー世界」(D.E.テイラー)を読了。Kinble版。

1巻から再読した流れで一気に読了。4作目も面白さは健在で楽しめた。

前作までで宇宙戦闘は散々描かれたということなのか、本作では異星の巨大建造物の探検と異星人とのドタバタ。

完全ソフトウェア化せずに、レプリカントマトリクスというハードに依存する設定により、複製浮動という個性を生み出したのが新しいと思った。そこから派生して真のAIを作ることの困難さに説得力を持たせるあたりが良かった。

この世界感ならいくらでも続編は書けそうだと思うので引き続き楽しみにしたい。

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読書   2022/06/25   gena

SF本再読 われらはレギオン3

「われらはレギオン3 太陽系最終大戦」(D.E.テイラー)を再読了。Kindle版。

初読は2019年。やっぱり最後の盛り上げと大団円、エピローグと最高に好みの展開を持ってくるなぁ。と改めて思った。

初読の時の感想にも書いたけど、レプリカント化を希望する人がごく少人数しかいないのはやっぱり不思議かな。日本人だからそう思うんだろうか。

復習もできたので、続編を楽しみたい。

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読書   2022/06/11   gena

SF本再読 われらはレギオン2

「われらはレギオン2 アザーズとの遭遇」(D.E.テイラー)を再読了。Kindle版。

初読は2018年。いやー、やっぱりこのシリーズは最高。

「じゃあ、さっそくとりかかるよ。だけど、きみとは競争だからな。ぼくが先に超光速飛行を実現するほうに賭けるかい?」
デニス E テイラー. われらはレギオン2 アザーズとの遭遇 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.4370-4371). Kindle 版.

個人的好みだけど、ここは「超光速航法」と訳してほしかった。

4年経ってもアップロード知性の分類については現実世界では進展がないように思う。

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読書   2022/06/03   gena

SF本読了 たゆたいエマノン

「たゆたいエマノン」(梶尾真治)を読了。Kindle版。

エマノンシリーズ6作目。一気に読んだので違和感なかったけれど、前作からかなり時間が空いていたみたい。また連作短編形式に戻った。

エマノンと対にになる位置付けで別な意味で時間を超える存在のヒカリのお話が多かった。

シリーズをまとめ買いしたけど、まだ完結していないというのはちょっと誤算だったかな。大きなストーリーみたいなものはなさそうなので、また続刊があれば買う感じにしようと思う。

SF的にエマノンやヒカリの存在を説明するとしたらどうなるんだろう。安直にはマトリックス・リング界的なものだけど、それだと面白くないしなぁ。続刊があるなら「不思議だね」で終わらず何か説明が付くような結末を期待したい。

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読書   2022/05/29   gena

SF再読 われらはレギオン1

「われらはレギオン1 AI探査機集合体」(D.E.テイラー)を再読了。Kindle版。

シリーズ4作目が出たということで、初読(2018年)から時間も経っていて忘れていることも多いので、復習の意味で再読。

再読でもめちゃくちゃ面白くて、あっという間に読んでしまった。

ぼくは顔をほころばせた。「真っ黒でのっぺりした直方体だ。寸法は、一×四×九」ぼくはにやりとしながらマーヴィンを見た。
デニス E テイラー. われらはレギオン1 AI探査機集合体 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.4366-4367). Kindle 版.

既存のSF作品のネタが多いので、わかるところは面白いんだけど、自分が知らないネタはちょっと残念。脚注が詳しく書いてあるんだけど、ジョークの解説って無粋だしやっぱり知らないと面白さがわからない。

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読書   2022/05/21   gena

SF本読了 NSA

「NSA(上・下)」(A.エシュバッハ)を読了。Kindle版。

歴史改変もの。面白かったけど、うーん、最近ずっとハッピーエンドの作品を選んで読んでいたのでちょっと油断していたけれど、本作はかなり辛かった。

割と序盤から、主人公の2人について「あれ?これって因果応報的なストーリーだと幸せな結末はありえないのでは?」と疑いつつ、でももしかしたらさらに一段階SF的な大ネタが隠れていてどんでん返しがあるのかも?と読み進めていったら、最後までそのままでまあ納得感はあるけど、ちょっと厳しい結末だった。

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読書   2022/05/14   gena

SF本読了 ゆきずりエマノン

「ゆきずりエマノン」(梶尾真治)を読了。Kindle版。

エマノンシリーズ4作目。オカルトは控えめで、人情味のあるお話が多かった。お涙ちょうだいにいかないあたりが好ましい。

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読書   2022/04/30   gena

SF本読了 まろうどエマノン

「まろうどエマノン」(梶尾真治)を読了。Kindle版。

エマノンシリーズ3作目。タイムリープねたはなぁ、涙腺が緩くなっている年代には堪える。マイナスゼロとか再読したくなった。

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読書   2022/04/23   gena

SF本読了 さすらいエマノン

「さすらいエマノン」(梶尾真治)を読了。Kindle版。

エマノンは若い女性として登場することが多いんだけど、両切りのタバコを吸っていたり、描写もなんとなくレトロな雰囲気なのでけっこう古い作品なのかなー、と思って調べたら、おもいでエマノンの初版は1983年。私が読んだKindle版は2013年の徳間デュアル文庫版が底本。

さすらいエマノンは1992年初版。作中で『おもいでエマノン』がフィクションとして登場するという斬新な場面があったり、オカルトっぽい描写が増えてきた感じはある。今後の展開が楽しみ。

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読書   2022/04/09   gena