Harmless Weblog

2023年12月

2023年総括

2023年はプライベートでかなり激動の1年となった。受動的に何かに対応したというよりは、自分で決めて新しいことにチャレンジしたという意味で良かったと思っているけれど、いろいろと今後に向けて不安なこともある。楽に過ごそうと思ったら日々のルーチンを淡々とこなして「できることだけをやる」のが間違いない。新しいことを始めるというのはとにかくエネルギーも使うし悩みも増える(お金もかかる)。でも、50代を前にして「やらずに後悔するよりは、やって後悔した方が良い」と思ってチャレンジした感じ。

具体的には7月に30年ぶりに教習所に通ってバイク免許(普通自動二輪)を取得した。その勢いで原付2種(125cc)のバイクを買って、置き場所がないからとトランポの増車に踏み切った。

Apple Watchの購入をきっかけに始めたジム通いも2年目。行くのは週末や長期休暇の早朝のみだけど、一応続けている。体重を減らすというよりは維持しつつ体力と筋力を付けるイメージで。

かんなさん(奥様)も今年は大きな変化があり、資格を活かした仕事を始めて日々忙しく過ごしている。高齢のにゃんこたちが留守番する時間が増えてその点は心配なんだけど、幸いどうにか無事に過ごしてくれている。

コロナ禍以降体調には常に気を付けていたのに、よりによって結婚20周年のミラコスタで体調を崩してしまったのが痛恨だった。

アマチュア無線活動

昨年同様に、個人コールでは430MHzのコンテストで移動運用、HFは専ら社団局のCWオペレーターとして活動。社団局は地域クラブCW専門クラブで、今年はCW専門クラブの活動がメインだった。本部行事などを意識する必要のあるJARL登録の地域クラブと比べて、CW専門クラブは好きな人だけが集まって作ったので楽しい。

若手不足とのことでJARL県支部のお手伝いもするようになって、今年は初めてかんなさんと一緒にハムフェアの出展者(県支部ブース)として参加。

CWのデコードに関しては実験的なものはかなりの精度になってきていると思うけれど、一般の人がコンテストの受信などで気軽に使えるようなアプリはまだ登場していないようだ。

車とバイクの項で書いているけれど、トランポ用にバネットバンを増車したので、来年の移動運用はこの車でやろうと計画中。

資格取得活動

かんなさんに付き合って、2月に電気通信主任技術者(伝送交換)、5月に工事担任者(総合通信)を取得。工事担任者は高校生の時に記念受験して落ちて以来のリベンジだったのでけっこう嬉しい。

一応勉強の習慣を維持するために次の資格勉強は始めているけれど、いまいちモチベーションが上がらない。単純に難易度が高い(過去問暗記では歯が立たない)というのもある。

プログラミング

Webアプリ「日替わり通信術練習」は2021年4月に公開して、2年半経った。今年の9月期の総通試験では、5名のアプリユーザの方から合格(通信術の科目合格)のご報告を頂いた。受験者のツールとして定着してきた手ごたえを感じている。今年のアップデートとしては、和文答え合わせページと、同ページのpdfダウンロード機能を実装した。

主要な機能は公開以来変更せずに、いずれも小変更に留まっている。時間が経つほどいろいろ変えたくなってくる心情もわかるけれど、このアプリに関してはとにかく「シンプルイズベスト」と思って今後も大きな変更はしないつもり。

plusTK2Sさんの同人誌「通信受験人C103号」でWebアプリ「日替わり通信術練習の開発」の記事を掲載頂きました。サイトで開発状況はアップしているものの、開発経緯から技術的な内容まで通して整理して書く機会が今までなかったので感謝。

あとはかんなさんの仕事のサポートでInstagramのアカウントを作ってAPIを使えるようにしてみたり。いろいろつまみ食いをして、結局身に付いたのはサーチャーとしてのスキルくらいだけど、コピペコーディングで求める機能をいかに素早く実装するか、というスキルはけっこう有用だと思っている。

アコースティックギター弾き語り

ギタークラブは先生が体調不良のためお休み中。フォーク全盛世代の先生なのでそろそろ年齢的なこともあって、再開できるかどうかは微妙かもしれない。

一応ギターは壁にかけてあって、いつも手に取ることはできる状態にあるんだけど、ギタークラブで課題曲がないとどうしてもサボってしまう。まあこういうのはまたやりたいと思ったときに再開すれば良いのかなと思っている。一応基本的なコードや弾き方は忘れない程度には身に付いたかな。

ピート18歳デルタ16歳の高齢猫たちと過ごす日々。ピートは基本的には元気なんだけど、たまに股間に痛みがあるようでウーウー唸りながら舐めて治している。「絶対に病院には行かないぞ」という強い決意で自力でなんとかしてしまうのがピートのすごいところ。ただ、最近はさすがに気持ちに身体がついていかないときがあって、洗面台から落ちてみたりソファに登るのに失敗することもある。

デルタは2年前の尿路結石からの回復以降、少しずつ老化も進んでいるようで、歩くときもひょこひょことゆっくりで、高いところに登るのもしんどそう。あと週1~2回の頻度で血餅を頑張って出している。血餅を出せばすっきりするみたいでしばらくは落ち着いているけれど、また数日すると踏ん張って血餅を出す感じ。病院はデルタのストレスも大きいので今のところ自宅で様子を見ている。食欲はピートよりも旺盛で体重もある。何より甘えっこぶりに拍車がかかって、留守番させて出かけるのが忍びない。

猫たちにはできるだけストレスなく苦しい思いをしなくて済むように過ごさせてあげたいけれど、人間にできることには限度もあるし、どうなるか。

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バイク

今年からの新カテゴリー。普通二輪免許の取得後、CWクラブのメンバー(師匠)がバイク好きでもあった縁で、お試しで何台かバイクに乗せてもらった。それまでは漠然と価格や維持費が安く公道で持て余さない(かつ取り回しに苦労しない)125ccクラスで、昔ながらのデザインのバイクが良いなと思っていて、具体的な車種としてはキャドウェル125とか、YB125SPなどが気になっていた。

それが、師匠のバイク(ドリーム、GB250, CBR250RR)に乗るうちに微妙に洗脳されてしまって、125クラスというのは変わらずだけど、高回転まで回して楽しめるバイクが良いのでは、と思うようになって、やはり師匠のツテで中古のGSX-R125を購入。冬前に少し走らせて楽しむことができた。

自宅がマンションということで安全な駐輪場もなく、しばらくは師匠のガレージに置かせてもらっていたけれど、思い切ってトランポのバネットバンを増車。トランポとしては充分なサイズで、買った時はなかなか良いんじゃない?と思った。しかし問題は自分の技量で、ほとんどバイクの取り回しもしたことのない初心者が、ラダーレールを使ってトランポにバイクを載せ下ろしするのは大変難しいということを思い知らされた。

とりあえず冬の間はこのままトランポに積みっぱなしにするつもりだけど、春になったら置き場所をもうちょっと考えたいところ。トランポはトランポでいざという時にバイクを積めるし、無線に使っても良いので。

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バイクのところで書いたように、バネットバンを増車して、プジョー2008、ロードスター、バネットバンの3台体制となった。3台目は保険の等級が初期値からになるので、なかなか痛い。

プジョー2008(2014年式)は中古で購入後4年目の車検を通した。たまたま私が運転しているときにフロント足回りからの異音に気付いて、フロントショック一式を交換してもらった。それ以外にも細かい不調はあるけれど、まあフランス車だしね、ということで安全な走行に支障がないものについては放置している(たまにウィンカーの音が鳴らない...とか)。かんなさんは2ペダルMT(ETG5)をパドルシフトで乗るのに慣れてしまって、逆に普通のAT車の方が違和感があるそうで、気に入っているみたい。まだ当分は乗り続ける感じ。

ロードスターNC1(2006年式)は中古で購入後6年でこちらも車検を通した。ドレン詰まりによる重篤な雨漏りはドレンパイプの清掃で落ち着いているけれど、大雨のときは幌と窓の接触部からポタポタと漏るようになってしまい、大雨予報が出ると前日にハーフカバーをかけたりしていた。ただ通勤に使っているとそうそういつもハーフカバーをかけるわけにもいかず、これはいよいよ幌張替えか、と思っていたタイミングでバネットバンを買うことになってしまったので、通勤など足車はバネットバンにして、ロードスターは屋根のある車庫をお借りしてそこに置かせてもらうことにした。

バネットバン(2006年式)は今年秋から仲間入り。走行13万キロのポンコツくんだけど、バイクを積んだまま通勤・足車として今はこればかり乗っている。運転は楽だけどハッキリ言ってつまらない。なので燃費が悪いのが余計に気になる。運転が楽しければ燃費なんて気にならないのになぁ。今後買い替える機会があったらどんな車種であろうともMTを買おうと心に誓った。

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読書

今年も気になる(けれど即買うほどでもないと思った)本はとりあえず欲しいものリストに入れておいて、Kindle本のセール時にまとめ買い。半額になったりするのでバカにならない。

再読も含めれば永劫が一番だけど、新刊だと三体0、次点がオーラリメイカーかな。オメガ城の惨劇はもちろん最高だったけど、個人的に思い入れが強すぎるので単品としての評価は難しい。

【SF】

【ミステリ】

ご参考 過去の総括記事

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ブログ   2023/12/31   gena

2023年に観たアニメ

今年もAmazonのプライムビデオでアニメを観た。テレビで放送しているアニメであっても、プライムビデオに配信されたものを見ている。

  • 転生したらスライムだった件(1期、2期、OAD1,2)
  • 転スラ日記
  • くまクマ熊ベアー(1期、2期)
  • 吸血鬼すぐ死ぬ
  • 自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
  • デキる猫は今日も憂鬱
  • カワイスギクライシス
  • 葬送のフリーレン
  • スパイファミリー(2期)
  • 薬屋のひとりごと

転スラは元はなろう系小説なのかな。異世界転生モノってつまりファンタジーだと思うけど、無理矢理SF的に解釈すると、ディアスポラで5次元宇宙に転生する(記憶は引き継げるけど、物理法則が異なる)のに近いのかも。主人公がいきなり最強状態のチートでスタートするのはイマドキっぽいというか、面倒なレベル上げとかいいから…という時代の要請なのかなと思ったり。まあ面白いんだけど、ファンタジー作品でいつも言っているように、お話の都合でキャラクターの強さを好きなように決められる、というのがどうもね…。科学に基づいた世界なら、物理法則で制約が決まるんだけど、剣と魔法の世界ではなぜそいつの方が強いか、ってなんの理由もなく「そういうもの」と決まっているので、そこがなんとも薄っぺらく感じてしまう。

熊ベアーはVRゲームの世界からログオフできなくなるという設定。どういう結末にもっていくんだろう、という興味で見ていたけれど、2期の終わりまでとうとうほのぼの路線のままだった。チューリングテストに通りそうなNPCがプレイヤーとは無関係に暮らしを営んでいる世界とか、数値海岸的な深みも出せそうだけど、どうなんだろう。完全な異世界でないことは、終盤で神様からメールが来ることでも仄めかされている。

自動販売機は、どうせなんでもありの異世界転生モノをやるなら、このくらいバカ(褒め言葉)で良いのでは、と私も思った。

できる猫は諭吉が優秀すぎて楽しい。過度に感動路線に持っていかないところも良かった。

カワイスギは絵柄がちょっと好みではなかったけれど、猫飼いあるあるで面白かったかな。アザトス人の多くが地球人と同じようなヒューマノイドっていうのは説明なしだとちょっと違和感。共通する祖先から進化した設定だとしたらカワイイ哺乳類を知らないのは変だし、収斂進化なのかな。

フリーレンはオーソドックスなファンタジー世界(RPG世界)で長命種族テーマなんだけど、普段ファンタジー作品に感じる「コレジャナイ」感はあまりなかった。「魔法」が我々の世界の「科学」の代替技術としてちゃんと研究されており、時代を経るとことで進歩(や退化)するという設定が良いのかも。まあ、そういう世界なら義務教育に魔法科目が組み込まれて、普通の人も最低限「火を起こす魔法」とか「ものを動かす魔法」など基礎的な魔法は使えるようになるんじゃないかな。のび太の魔界大冒険みたいな感じで。一方で物理法則を使った「発明」が併存していることの整合性はどう考えればいいだろう。「車輪」を使った馬車とか。

薬屋はこのラインナップでは珍しい異世界も魔法も出てこない作品。主人公が脳ある鷹系であるところなんかはイマドキの共通的要素もあるけれど、薬学や医学知識でミステリ仕立てというのが新鮮で良かった。

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ブログ   2023/12/30   gena
タグ:アニメ

SF本再読 永劫

「永劫 (上・下)」(G.ベア)を再読了。Kindle版。

私がSFにハマるきっかけになった作品であり、ついに電書化されたということで即購入。

1985年の作品だけど、今読んでも面白いし、むしろベアの後年の作品よりも好き。「道」とか「ゲート」の描写ってイーガンぽいハードさを先取りしていたと思う。

舞台は2005年ということで、「スレート」はそのまんまスマートフォンやタブレットのイメージかなと思う。さすがに爪の先くらいのデバイスに何GBものデータが入って、いちいち「メモリキューブ」を持ち歩かなくても良いとか、スレート程度の端末で移動通信までできるレベルまで進歩するというのは予想が難しかったのかな。逆に、ほとんど充電の必要がないという点は完全にオーバーテクノロジー。何度も書いているけれど、フィクションだとエネルギー問題を簡単に解決しすぎ。

で、永劫のすごいところはこの「近未来のすごい技術」で軽くビビらせた後に、さらに遥かに進歩した「遠未来の技術」がバーン!と出るところ。早くこの技術に現実が追いつくと良いなぁ。

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読書   2023/12/29   gena
タグ:Kindle , SF , G.ベア

バネットバンその後(モービル無線機の取付)

バネットバンは納車待ちの時から懸念していた燃費がそろそろ明らかになってきて、やはり相当悪いことが確定。渋滞が多い通勤利用だと5.6km/Lとか。3.11の震災後は残量半分になったら給油しているけれど、それだと140kmほど走ると給油になってしまい、25Lほど入る。このくらい燃費が悪いと、もう見る間に残量計が減る感じ。郊外のドライブでなんとか8km/Lくらい。バンはディーゼルが人気があってガソリン車が安いのはこのあたりも影響していそう。

ロードスターに付けていたモービル無線機(IC-2730D)をバネットバンに移設することにした。ロードスターはトランク基台からの同軸の引き込みとか、バッ直配線など非常に苦労したので取り外してしまうのはどうかとも思ったんだけど、正直ロードスターでは144/430のFMってほとんど出ないし、一応バネットバンなら移動運用も快適にできるかもしれないので。

バネットバンのバッテリーは運転席後ろのフタをめくると出てくる。最初から車内にあるようなものなので、バッ直配線の引き込みは比較的簡単。アンテナはトランク基台をそのまま流用してリアドアに付けてみた。これは追々ルーフキャリアの活用を考えたいけど、今のままで不満がなければそのままかも。無線機本体は荷室に転がしておいて、コントローラは灰皿に前オーナが穴あけ加工をしてくれていたので、そこに固定した。

配線隠しをキレイにしようと思わなければ、さすがにバンは簡単。ロードスターに戻すのはもうやりたくない。

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  2023/12/25   gena

ロードスターNC1その後(エンジン異音でオートテンショナ交換)

中古のマツダロードスター(NC1, 2006年式)は走行9万キロ。寒くなり始めた頃から、エンジンからガラガラ(カラカラ、シャラシャラ)と異音がするようになった。特に始動直後の冷間時に気になり、温まると気にならなくなるけれど、音が消えるわけではない。

さほど大きい音ではないし、警告灯も点かないし、エンジンのフィーリングも変な感じはしなかったのでしばらく放置しておいたけれど、足車のトランポを増車してロードスターは趣味車として維持することにしたので、大事を取っていつもお世話になっているショップにオイル交換のついでに診てもらった。

診断はベルトオートテンショナのガタとのことで、交換推奨。工賃的には変わらないので、オススメに従ってプーリやベルト自体も交換をお願いした。

外したオートテンショナを見せてもらったら、確かにガタつきがあるし、ベアリングも劣化していて回したときにシャラシャラする。プーリもサビていて交換してもらって良かった感じ。

エンジンの異音ということで、もっと重篤な故障で高額修理だったらロードスターの維持をあきらめることも考えるところだっただけに、軽微な故障でほっとした。

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  2023/12/24   gena

SF本読了 メデューサとの出会い

「メデューサとの出会い ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 3」(A.C.クラーク)を読了。Kindle版。

「メイルシュトレームII」は、火星の人の短篇版という感じ。

好みとしてはあとは「秘密」あたりかな。後年の作品とのことで、渋めの内容が多かったかも。

【収録作品】

  • イカルスの夏
  • 彗星の核へ
  • 土星は昇る
  • 未踏のエデン
  • 憎悪
  • ドッグ・スター
  • メイルシュトレームⅡ
  • きらめく生きもの
  • 秘密
  • 太陽からの風
  • 神々の糧
  • 無慈悲な空
  • 地球太陽面通過
  • メデューサとの出会い
  • グレート・リーフ
  • 五感以上
  • バック・トゥ・2001
  • 信条

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読書   2023/12/23   gena

バイクその後(トランポへの載せ下ろしに大苦戦編)

トランポの納車後に、師匠に補助してもらってバイクを積んだものの、一人で載せ下ろしできないのでは困る。

ということで後日一人で載せ降ろしチャレンジ。載せるときはエンジンをかけて、最初はアクセルを捻らず半クラだけでやろうとしたらスロープが登れずエンスト。ある程度アクセルは捻ってやる必要がある。フロントブレーキに指をかけながらアクセルを捻るという、ちょっと慣れないと難しい動作。それでもなんとか慎重にやって成功。これで自分の好きな時にバイクに乗れるかな...と思ったんだけど。

さらに一週間後、バイクの載せ下ろしの慣熟のためにまた一人で練習。しかし、前回成功して油断があったためか、スロープの途中で止まって、頭が真っ白になってクラッチとアクセルが訳がわからない状態になってしまい、バイクを落としてしまった。エンジンをかけるのが怖くなって、じゃあ師匠方式でエンジンをかけずに助走をつけてやってみようとしたら、今度はやっぱり途中で止まってバイクを支えきれずにスロープの途中でバイクを倒してしまい、スロープに中途半端に引っかかって下ろすこともできなくなってしまった。

近所だったのでかんなさんにヘルプを依頼して、二人がかりでなんとかバイクを降ろしたけれど、カウルは傷ついたし何より私の心が傷ついた。せっかくトランポまで買ったのに、これじゃあ怖くてバイクに乗れない...と悲しい気持ちになってしまった。

かんなさんに励ましてもらって、できるだけ安全に載せ下ろしできないことには仕方がないので、お金と車内スペースは勿体無いけれど、その足でもう一本ラダーレールを買いにいった。

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また一週間後に、かんなさんに念のため見守ってもらいながらスロープ2本でリベンジ。エンジンをかけて慎重に。スロープ2本で人とバイクの高さの差がないので、アクセルとクラッチとブレーキのバランスは取りやすいと思った。それでも心理的には先週のトラウマがあって怖かったけれど、なんとか2回の載せ下ろしに成功。逆に下ろす時に一回、後輪が途中でスロープから脱輪しそうになって、かんなさんに手伝ってもらい一度車内に戻して向きを確認してからやり直した。

あと、下ろす時にタイヤ止めを外し忘れたり、タイダウンのサブベルトが車体についたまま走ってみたりと、まだまだ不安なことは多いけれど、ちょっとずつ慣れていくしかないと思っている。でもやっぱり、正直なことを言えば安全にバイクを置いておけて、気軽に出し入れできるガレージが欲しい。。

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バイク   2023/12/17   gena

SF本読了 はじまりの町がはじまらない

「はじまりの町がはじまらない」(夏海公司)を読了。Kindle版。

面白かった。後半ちょっと急展開すぎたので、もう少し長くても良かったかな。ラストもベタだけど良い感じ。

似たような背景設定のグラン・ヴァカンスはもっと重厚で痛々しい話なんだけど、自分としては痛くないこちらの方が好み。

アニメくまクマ熊ベアーにはこういう展開を期待していたんだけど、さすがに無理か。

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読書   2023/12/15   gena
タグ:Kindle , SF , 夏海公司

ミステリ読了 楽園とは探偵の不在なり

「楽園とは探偵の不在なり」(斜線堂有紀)を読了。Kindle版。

タイトルから明らかにテッドチャンの「地獄とは神の不在なり」のオマージュなので、並行して再読した。チャンはやっぱり面白い。

解説によると特殊設定ミステリというらしいけれど、本書も面白かった。天使の降臨という物理法則を無視した現象があっても、「なんでもありのファンタジー」ではなく、天使すらも例外のない厳密なロジックに従うことで、ミステリとして成立している。

まあでも、地獄とは〜と共通して救いのない物語であることは確か。こういうのも面白いけれど、個人的にはフィクションは美徳が報われ善良な者が救われるストーリーを読みたい。

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読書   2023/12/10   gena

定点観測 ディズニーシーとホテルミラコスタ2023

結婚記念日恒例のミラコスタは20周年(通算22泊目)。

20年のアニバーサリーイヤーでもあるし、今年は前々から仕事を調整して平日休みを確保。そして部屋は10周年以来のミラコスタ・スイートを予約(バケーションパッケージ)。

と、準備は万端だったんだけど、現地に着いたら私がまさかの発熱。コロナ禍になってから注意してずっと体調を維持していたのに、まさかこのタイミングで…という感じ。

とりあえずパークには入ったものの、やっぱり体調が悪くて、バケーションパッケージで予約済みのアトラクションは全キャンセルして、ちょっとだけ写真を撮ってホテルへ。

チェックイン時間まではスイート・テラスルーム宿泊者専用のラウンジで休ませてもらって、チェックイン後は広いベッドで横になる。

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結局ウェディングアニバーサリーのディナーもキャンセルして、私は15時から翌日12時のチェックアウト時間までスイートルームから一歩も出なかった。ある意味部屋を満喫したということになるかもしれない。部屋の滞在21時間は最長記録。

10周年で泊まったスイートよりさらに眺めの良い部屋で、ショーは見ることができた。朝食もルームサービスだったので一口くらいは食べたかな。あとはフルーツがサービスで置かれていて、シャインマスカットが美味しかった。10周年の時にはあったクリスマスツリーは残念ながらなくなっていた。

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20年通っていればいろいろなことがある。5周年の時はかんなさんが胃腸炎になって舞浜の病院に行ったこともあった。来年は、そして30周年のときにはぜひ万全な体調で楽しみたい。

【過去のミラコスタ定点観測の記事】

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ブログ   2023/12/09   gena